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カッスル夫妻 The Story of Vernon and Irene Castle (1939)

ドラマの主人公であるアイリーン・カッスルによる著書”My Husband”と”My Memories of Vernon Castle”を基に製作された作品。
苦労しながらもチャンスを掴み成功したダンサー、ヴァーノン・カッスルと妻アイリーンの人生を描く、監督ヘンリー・C・ポッター、主演フレッド・アステアジンジャー・ロジャースウォルター・ブレナンエドナ・メイ・オリヴァー他共演の実録ミュージカル・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ミュージカル)


スタッフ キャスト ■
監督:ヘンリー・C・ポッター

製作:ジョージ・ヘイト
原作:アイリーン・カッスル”My Husband”/”My Memories of Vernon Castle”
脚本
リチャード・M・シャーマン
オスカー・ハマースタイン2世

ドロシー・ヨースト
編集:ウィリアム・ハミルトン
撮影:ロバート・デ・グラス

音楽:ロバート・ラッセル・ベネット

出演
ヴァーノン・カッスルフレッド・アステア

アイリーン・カッスル/アイリーン・フジンジャー・ロジャース
ウォルター・アッシュ:ウォルター・ブレナン
マギー・サットン:エドナ・メイ・オリヴァー
本人:ルー・フィールズ
オベール:エチエンヌ・ジラルド
エミール・オベール:ロルフ・セダン
フット夫人:ジャネット・ビーチャー
ヒューバート・フット:ロバート・ストレンジ
芸術家:レオニード・キンスキー

アメリカ 映画
配給 RKO

1939年製作 93分
公開
北米:1939年4月29日
日本:1940年2月8日
製作費 $1,196,000
北米興行収入 $1,120,000
世界 $1,825,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1911年。
イギリスヴォードヴィル・コメディアンのヴァーノン・カッスルフレッド・アステア)は、心を寄せる女優がビーチに行く予定であることを知りその場に向かう。

しかし、彼女が来られないことを知ったヴァーノンは気落ちする。

相手をしてあげた子犬が海に入り溺れそうになっていることに気づいたヴァーノンは、それを助けようとする。

同じく犬を助けようとしたアイリーン・フジンジャー・ロジャース)も、ボートから海に飛び込む。

ボートにいたアイリーンの家の使用人ウォルター・アッシュ(ウォルター・ブレナン)は、ヴァーノンが彼女に近づくためにわざとした行為だと言って疑う。

ヴァーノンを好意的に見るアイリーンは、彼が役者だと知り興味を持つ。

二人を気にするウォルターは、アイリーンがダンサーであることをヴァーノンに伝える。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*フレッド・アステア/ジンジャー・ロジャース 共演作
・「空中レヴュー時代」(1933):RKO
・「コンチネンタル」(1934):RKO
・「ロバータ」(1935):RKO
・「トップ・ハット」(1935):RKO
・「艦隊を追って」(1936):RKO
・「有頂天時代」(1936):RKO
・「踊らん哉」(1937):RKO
・「気儘時代」(1938):RKO
・「カッスル夫妻」(1939):RKO
・「ブロードウェイのバークレー夫妻」(1949):MGM

*(簡略ストー リー)
1911年。
イギリスヴォードヴィル・コメディアンのヴァーノン・カッスルは、ひょんなことで知り合ったアイリーン・フに好意を持たれる。
ヴァーノンが役者でダンスの才能があることを知ったアイリーンだったが、彼が道化芝居で満足していることを知りショックを受ける。
そのことで意見されたヴァーノンは、アイリーンと共にダンスのレッスンを続け、やがて二人は結婚する。
フランス人の興行主に誘われてパリに向かった二人だったが、ヴァーノンはやはりそこでも道化芝居を求められて気落ちする。
そこに、業界に影響力のあるエージェントのマギーが現れ、二人のダンスに注目する。
一流クラブで踊ったヴァーノンアイリーンのダンスは評判となり、一世を風靡することになる。
ヨーロッパ各地を回った二人はアメリカ巡業を始めるのだが、第一次大戦勃発の報せを受けたヴァーノンは、母国のために志願して戦地へと向かう・・・。
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RKOの名コンビ、フレッド・アステアジンジャー・ロジャースの9作目の共演作。(10作で共演)
本作で一旦コンビを解消した二人は、10年後の「ブロードウェイのバークレー夫妻」(1949:MGM)が最後の共演作となる。

純粋なコメディではないため、ジンジャー・ロジャースに惹かれたフレッド・アステアが彼女を追い回すという定番の展開ではなく、実在のダンサー・コンビの奮闘物語であり、クライマックスはメロ・ドラマ・タッチで締めくくられる。

終盤にかけては、後年の「グレン・ミラー物語」(1954)に非常によく似た内容だと思われた方も多いはずだ。

フレッド・アステアジンジャー・ロジャースの華麗なダンスがふんだんに盛り込まれているということで紛れもないミュージカルなのだが、夫婦愛を描くヒューマン・ドラマ色が強い作品でもある。

ヒロインの家の使用人で、主人公二人を支える人間味のある役柄を好演するウォルター・ブレナン、主人公のエージェントとして存在感を発揮するエドナ・メイ・オリヴァー、本人役で登場するヴォードヴィル・コメディアンのルー・フィールズフランス人興行主親子ロルフ・セダンジャネット・ビーチャー、ヒロインの両親ジャネット・ビーチャーとロバート・ストレンジ、芸術家のレオニード・キンスキーなどが共演している。


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