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旅するジーンズと19歳の旅立ち The Sisterhood of the Traveling Pants 2 (2008)

2001年に発表された、アン・ブラッシェアーズのヤング・アダルト小説”The Sisterhood of the Traveling Pants”を基に製作された「旅するジーンズと16歳の夏」(2005)の続編。
”魔法のジーンズ”で結ばれた大学生になった4人が自立していくまでを描く、監督サナー・ハムリ、出演アンバー・タンブリンアレクシス・ブレデルアメリカ・フェレーラブレイク・ライヴリー他共演の青春ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(青春)


スタッフ キャスト
監督:サナー・ハムリ
製作
デブラ・マーティン・チェイス
デニーズ・ディ・ノヴィ
ブロデリック・ジョンソン
キーラ・デイヴィス
製作総指揮
レスリー・モーゲンスタイン
アンドリュー・A・コソーヴ
クリスティーン・サカーニ
アリソン・グリーンスパン
ボブ・レヴィ
原作:アン・ブラッシェアーズThe Sisterhood of the Traveling Pants
脚本:エリザベス・チャンドラー
撮影:ジム・デノールト
編集:メリッサ・ケント
音楽:レイチェル・ポートマン

出演
タバサ”ティビー”トモコ=ローリンズ:アンバー・タンブリン
リーナ・カリガリス:アレクシス・ブレデル
カルメン・ローウェル:アメリカ・フェレーラ
ブリジット・ヴリーランド:ブレイク・ライヴリー
ブライアン・マクブライアン:レオナルド・ナム
コスタス・ドゥナス:マイケル・レイディ
レオ:ジェシー・ウィリアムズ
イアン:トム・ウィズダム
エフィー・カリガリス:ルーシー・ケイト・ヘイル
ジュリア・ベックウィズ:レイチェル・ニコルズ
クリスティナ・ローウェル:レイチェル・ティコティン
ナズリン・メハニ:ショーレ・アグダシュルー
グレタ:ブライス・ダナー
ヴリーランド:アーニー・ライヴリー
ビル・カー:カイル・マクラクラン
フィル:エリック・ジェンセン
キャサリン・ローリンズ:カーリー・ロース・ソネンクレア
ティビーの母親:サラ=ジェーン・レッドモンド

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2008年製作 117分
公開
北米:2008年8月6日
日本:2008年8月6日
製作費 $27,000,000
北米興行収入 $44,089,960
世界 $44,352,420


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
母親達がマタニティ教室で知り合ったため、”生まれる前から親友”のタバサ”ティビー”トモコ=ローリンズ(アンバー・タンブリン)、リーナ・カリガリス(アレクシス・ブレデル)、カルメン・ローウェル(アメリカ・フェレーラ)、ブリジット・ヴリーランド(ブレイク・ライヴリー)は、全てを分かち合える仲だった。

体系が違うにも拘らず、全員にぴったり合うジーンズに出会ったことも理由があると考える4人は、あれから2度の夏を過ごした。

高校を卒業した4人は別々の大学に進学し、ティビーはニューヨーク大学、ブリジットはサッカーの奨学生でブラウン大学、リーナはロードアイランド・スクール・オブ・デザイン、カルメンはイェール大学に通っていた。

再婚して妊娠した母クリスティナ・ローウェル(レイチェル・ティコティン)までが離れて行ってしまう気がするカルメンだけは、居場所を失っていた。

ジーンズを回すことは続いていたが、その役目は終えて、自分達で友情を育て自立する道を見つける時期に来たとも4人は考える。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
母親達がマタニティ教室で知り合ったため、生まれる前から親友の4人ティビー、リーナ、カルメン、ブリジットは、それぞれ違う大学に進学する。
4人を繫ぐ”魔法のジーンズ”は彼女らを回っていたが、それぞれが壁にぶつかり苦悩し始める。
ティビーは恋人になっていたブライアンとの関係がこじれ、結婚したコスタスに裏切られたと考えるリーナは、美術生レオとの恋が芽生える、演劇の世界で裏方で活躍しようとしていたカルメンは、イギリス青年との出会いで主演級の役を得て戸惑い、ブリジットは、母の死による心の傷が癒えないままでいた。
ジーンズの効果がある者とそうでない場合に戸惑い始めた4人は、それに頼らない自立の道を模索するのだが・・・。
__________

多くの人々から共感を得たアン・ブラッシェアーズの原作と、その映画化で話題になった物語の第2作ということで注目された作品。

効果が薄れる”魔法のジーンズ”を意識してか、前作のややファンタジー・タッチの雰囲気は控えめで、大人になりつつある主人公達の自立を中心に描く内容となっている。

あまり苦労もせずに名門校に進学した主人公らの悩む姿が、今一ピンとこないのが正直なところで、不釣り合いに思える相手との恋もどことなく不自然だ。

少女らしさを強調する、新鮮に思えた前作の主人公達の生き生きとした演技は影を潜め、この世界に慣れてしまったせいか、手抜きを感じさせるわざとらしい演技も気になる。

期待の続編にも拘わらず、北米以外の公開は前作に比べて減ってしまい、興行成績もほぼ横ばいに終わった。
(健闘したとも言えるが・・・)

恋に不安を感じる、前作の魅力が消えてしまったようにも思えるのが残念なアンバー・タンブリン、紆余曲折ありながら、元の恋を手に入れるアレクシス・ブレデル、少々、都合の良過ぎる”シンデレラ・ストーリー”に思える恋は個人的に受け入れ難いアメリカ・フェレーラ、前作から続く母の死による心の傷を乗り越えるブレイク・ライヴリー、その父親役で実父のアーニー・ライヴリー、前作の小さな役からティビー(アンバー・タンブリン)の恋人となるレオナルド・ナム、同じく前作に続きリーナ(アレクシス・ブレデル)との恋を実らせるマイケル・レイディ、リーナと親交を深める美大生ジェシー・ウィリアムズ、カルメン(アメリカ・フェレーラ)と恋に落ちる、正に王子様のようなイギリス人青年トム・ウィズダム、リーナの妹ルーシー・ケイト・ヘイル、カルメンの成功に嫉妬する演劇友達レイチェル・ニコルズ、カルメンの母レイチェル・ティコティン、ブリジット(ブレイク・ライヴリー)に助言をする考古学者ショーレ・アグダシュルー、ブリジットの祖母(ブライス・ダナー)、演出家のカイル・マクラクラン、ビデオ店店長エリック・ジェンセン、ティビーの妹カーリー・ロース・ソネンクレア、母親カーリー・ロース・ソネンクレアなどが共演している。


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