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田舎町村から競馬界の頂点へ。 共同馬主たちが夢を託した、一頭の馬と絆の物語・・・ 監督ユーロス・リン、主演トニ・コレット、ダミアン・ルイス、オーウェン・ティール、ジョアンナ・ペイジ、カール・ジョンソン他共演のコメディ・ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ユーロス・リン
製作
キャサリン・バトラー
トレイシー・オリオアダン
製作総指揮
ダニエル・バトセク
オリー・マッデン
スー・ブルース=スミス
ピーター・トゥッシュ
スティーヴン・デイリー
ポーリン・バート
ピアース・ヴェラコット
ジョエリー・フェザー
脚本:ニール・マッケイ
撮影:エリック・アレクサンダー・ウィルソン
編集:ジェイミー・ピアソン
音楽:ベンジャミン・ウッドゲイツ
出演
ジャン・ヴォークス:トニ・コレット(馬主組合を組織する主婦)
ハワード・デイヴィス:ダミアン・ルイス(ジャンに協力する会計士)
ブライアン・ヴォークス:オーウェン・ティール(ジャンの夫)
アンジェラ・デイヴィス:ジョアンナ・ペイジ(ハワードの妻)
カービィ:カール・ジョンソン(馬主組合の出資者)
フィリップ・ホブス:ニコラス・ファレル(調教師)
モーリーン:シアン・フィリップス(馬主組合の出資者)
ガーウィン:ステファン・ロードリ(馬主組合の出資者/パブのオーナー)
マルドウィン:アンソニー・オドネル(馬主組合の出資者)
エイヴリー卿:ピーター・デイヴィソン(裕福な馬主)
ネリス:ディ・ボッチャー(馬主組合の出資者)
ジョンソン・ホワイト:アレックス・ジョーダン(ホブスのアシスタント)
エルシー:リンダ・バロン(ジャンの母親)
ピーター:アシェク・アクタル(馬主組合の出資者)
グース:ダレン・エヴァンス(馬主組合の出資者)
本人:キャサリン・ジェンキンス
本人:クレア・ボールディング
イギリス 映画
配給
ワーナー・ブラザーズ(イギリス)
Bleecker Street(北米)
2020年製作 113分
公開
イギリス:2021年6月4日
北米:2021年5月21日
日本:2023年1月6日
北米興行収入 $2,913,330
世界 $6,572,790
■ ストーリー ■
ウェールズ。
子育てを終えたジャン・ヴォークス(トニ・コレット)と夫ブライアン(オーウェン・ティール)は、小さな町で平凡な日々を送っていた。
ジャンはスーパーのレジ係として働き、離れて暮らす高齢の両親と、家でなにもしない夫ブライアン(オーウェン・ティール)の世話をする毎日だった。
夜はパブでも働くジャンは、客で会計士のハワード・デイヴィス(ダミアン・ルイス)が語る優勝馬の話を耳にして、馬主組合の一人だったが彼が失敗したことを知る。
馬主に興味を持ったジャンは、”ホース&ハウンド”誌の広告で、手引書を見つけて調べ始める。
動物好きなジャンは、育てて賞をもらったこともあり、競走馬を育てたいという考えをブライアンに話すものの、本気だと思ってもらえない。
ブライアンを説得したジャンは、かつて競走馬であり、繁殖牝馬として300ポンドで売られていたリューベルを買い取る。
当初は反対していたブライアンだったが、厩舎を建てて、運ばれたリューベルの世話を始める。
パブでジャンは、ハワードに牝馬を手に入れたことを話し、種牡馬選びに大金がかかることは承知だと伝える。
週10ポンドずつ2年間、出資する、地元住民20人からなる組合を作る考えも話したジャンは、現実的ではないと言うハワードの助けを求めることを諦める。
チラシを作ったジャンは町中に配るものの、人々は関心を示さなかった。
会計士の仕事に満足できなかったハワードは、ジャンとブライアンを訪ねて協力することを伝える。
パブで行ったジャンの最初のプレゼンテーションは大失敗に終わるかと思えたが、モーリーン(シアン・フィリップス)やマルドウィン(アンソニー・オドネル)、カービィ(カール・ジョンソン)、パブのオーナーのガーウィン(ステファン・ロードリ)ら、20人のメンバーで組合を結成することに成功する。
農場で人工授精を待つ間、ジャンは、このプロジェクトが、自分の人生を変えて、奮い立たせるために必要なのだとブライアンに話す。
その後、仔馬は無事に生まれが、リューベルは出産で亡くなり、それをブライアンから知らされたジャンは悲しむ。
ジャンら組合員は、その仔馬を”ドリームアライアンス”と名付ける。
ドリームアライアンスは順調に成長し、ハワードは準備が整ったと判断する。
ジャンとブライアンは、ドリームアライアンスを調教師のフィリップ・ホブス(ニコラス・ファレル)の元へ連れて行くのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“In a world where status is bought, they chose to breed a legacy, proving that a shared dream is the most powerful pedigree of all, turning a quiet village into the heart of a champion.”
(地位が金で買われる世界で、彼らは血統ではなく、受け継がれるべき「遺産」を育てることを選んだ。共有された夢こそが何よりも強力な血統であることを証明し、静かな村をチャンピオンの心臓へと変えたのだ。)
ウェルシュ・グランドナショナルに出走して優勝した競走馬ドリームアライアンスの実話に基づいて製作された作品。
テレビ界で活躍するユーロス・リンが監督し、主演はトニ・コレット、ダミアン・ルイス、オーウェン・ティール、ジョアンナ・ペイジ、カール・ジョンソン他共演のコメディ・ドラマ。
実際の主人公らはもっと苦労があったと思えるが、ウィットに富んだ、気の利いたユーモアや独特の皮肉を取り混ぜた、国民性が感じられるウェールズ気質を見事にドラマに溶け込ませた、ユーロス・リンの、多彩な登場人物の個性を生かした演出と、ハートウォーミングな内容は観客の心を捉え、批評家からも絶賛された作品。
馬と調教師の関係や訓練するシーンはあえて割愛し、組合員の人関係を深く映し出す演出もいい。
主演のトニ・コレットは、平凡な日々から抜け出そうとする平凡な主婦を、実力派らしく、ほぼノーメイクで見事に演じている。
主人公に協力する、競馬に特別な思い入れがある会計士ダミアン・ルイス、義父に役立たずと言われながらも、馬主になったことで生き甲斐を見つける主人公の夫オーウェン・ティールらの好演も光る。
オーウェン・ティール演ずるブライアンが、耳たぶや指にまでタトゥーを入れていたことで、妻を17歳で妊娠させた、かつてはヤンチャな人物だったとわかる細やかな演出なども注目だ。
個性的な登場人物の中で、カール・ジョンソンが、偏屈だが人間味のある老人を好演している。











