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2度目のはなればなれ The Great Escaper (2023)

老人ホームを抜け出した90歳の旅路!
老兵の誇りと夫婦の愛を描く感動の実話!
監督オリヴァー・パーカー、主演マイケル・ケイングレンダ・ジャクソン他共演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:オリヴァー・パーカー
製作
ロバート・バーンスタイン
ダグラス・レイ
製作総指揮
キャメロン・マクラッケン
エヴァ・イエーツ
脚本:ウィリアム・アイヴォリー
撮影:クリストファー・ロス
編集:ポール・トシル
音楽:クレイグ・アームストロング

出演
バーナード・ジョーダン:マイケル・ケイン(90歳の退役軍人)
バーナード・ジョーダン(若年期):ウィル・フレッチャー
アイリーン”レネ”ジョーダン:グレンダ・ジャクソン(バーナードの妻)
アイリーン”レネ”ジョーダン(若年期):ローラ・マーカス
アーサー・ハワード=ジョンソン:ジョン・スタンディング(バーナードが知り合う退役軍人)
ジュディス・クック:ジャッキー・クルーン(介護施設の管理者)
アデル:ダニエル・ヴィタリス(介護施設の職員)
マーティン・ロバーツ:ブレナン・リース(介護施設の職員)
ハインリヒ:ヴォルフ・カーラー(バーナードが記念式典のパスを譲るドイツの退役軍人)
パーカー:イアン・コニンガム(LCT司令官)
ダグラス・ベネット:エリオット・ノーマン(上陸作戦時にバーナードと行動を共にする兵士)
ネイサン:ドナルド・セージ・マッケイ
ロバート巡査:スティーヴン・リースク
ヴィッキー巡査:カーリス・ピア
スコット・セルウッド:ヴィクター・オシン
スーザン・エヴェラード:イザベラ・ドンヴィル

イギリス 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2023年製作 96分
公開
イギリス:2023年10月6日
北米:未公開
日本:2024年10月11日
世界 $10,425,250


ストーリー
かつて、ノルマンディー上陸作戦に参加した退役軍人であるバーナード・ジョーダン(マイケル・ケイン)とその妻アイリーン”レネ(グレンダ・ジャクソン)は、ルネの健康問題があるために老人ホームで暮らしていた。
第二次大戦中にイギリス海軍に所属していたバーナードは、ノルマンディー上陸作戦70周年記念式典への参加を希望していた。
しかし、バーナードは、ノルマンディーへ向かう団体ツアーに申し込むのが遅れてしまった。
バーナードは、健康状態を心配して、レネを置いていくことにためらいを感じていた。
しかし、レネに説得されたバーナードは、自力でノルマンディーへ行き、記念式典に参加することを決意し、施設を一人で抜け出す。
タクシーでドーバーに向かったバーナードは、フランス行きのフェリーの切符を買う。
その頃、目覚めたレネは、姿を消したバーナードがノルマンディーに向かったと考え、彼と出会った頃を思い出す。
フェリーの中でバーナードは、ノルマンディーの記念式典への団体旅行に参加している、イギリス空軍の退役軍人アーサー・ハワード=ジョンソン(ジョン・スタンディング)と出会う。
施設では、バーナードの姿が見えないことが問題になり始め、気分が悪くなった末期患者だったレネは医師の診察を受ける。
施設の責任者ジュディス・クック(ジャッキー・クルーン)は、職員のアデル(ダニエル・ヴィタリス)から、バーナードがブライトン行きのバス停にいたことを聞き、彼を捜し始める。
フェリーはノルマンディーに到着し、バーナードは、自分が一人旅だと知ったアーサーから、彼のグループに誘われ、ツインルームで借りているホテルの部屋を一緒に使うことを勧められ、アーサーに感謝する。
ジュディスの通報で施設に駆けつけた警官は、バーナードの捜索を始めるが、依頼を流しSNSも使うことを伝えて、バーナードの捜査を始める。
レネが、バーナードの居場所はノルマンディーだとアデルに話し、それが計猿に連絡される。
バーナードがフランスにいることを知ったヴィッキー巡査(カーリス・ピア)は、90歳の老人が単独で海洋を渡ったことを知り、話題になると考え、今回の件をSNSに投稿するのだが・・・。


解説 評価 感想
“A profoundly moving and beautifully understated 2023 British drama, where Oliver Parker steers a heartwarming yet clear-eyed voyage of remembrance, powered by Michael Caine’s final, weathered-to-perfection cinematic specs and Glenda Jackson’s fiercely sharp emotional torque.”
(深く胸を打ち、見事なまでに控えめに作られた2023年の英国ドラマ。オリヴァー・パーカー監督は、マイケル・ケインの最後にして完璧に年輪を重ねたスクリーン・スペックと、グレンダ・ジャクソンの激しくも鋭い感情的トルク(推進力)を原動力に、心温まりつつも冷徹な視点を持った記憶の航海を巧みにステアリングしている。)

ノルマンディー上陸作戦70周年記念の2014に実際に起きた実話を基に製作された作品。

本作の公開を待たずに2023年6月に他界した、グレンダ・ジャクソンの遺作となった作品。

理想の結婚」(1999)、「ダッズアーミー」(2016)などのオリヴァー・パーカーが監督し、主演はマイケル・ケイングレンダ・ジャクソン他共演のコメディ・ドラマ。

単なる、老人の暴走的ドラマかと思いきや、ノルマンディー上陸作戦に絡む、当時の主人公らの思いなどが繊細に描かれた、実に美しいドラマに仕上がっている。

第二次大戦の勝敗を決したと言っていいノルマンディー上陸作戦オーヴァーロード作戦)に参加した退役軍人の行動が、当然、感傷的に描かれているのだが、戦場で生き抜き無事に帰還し、共に人生を歩んだ妻との愛のドラマとして観る者の心をうつ。

実際に、周囲に居そうな90歳の老人そのものを演ずるマイケル・ケインの演技は、体力の衰えで弱々しく見えるものの、戦場を生き抜いた兵士としての誇りを感じさせる見事な演技だ。

また、末期患者で体は不自由であるものの、夫を理解し支えた、”力強さ”さえ感じる、本作が遺作となったグレンダ・ジャクソンの演技も素晴らしい。


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