6017 Movies

地獄と高潮 Hell and High Water (1954)

冷戦下の北太平洋に潜む陰謀!
サミュエル・フラー(監督、脚本)が描く緊迫の海洋サスペンス・アクション!
主演リチャード・ウィドマークベラ・ダルヴィヴィクター・フランセン他共演。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト
監督:サミュエル・フラー
製作:レイモンド・A・クルーン
原案:デヴィッド・ヘンプステッド
脚本
サミュエル・フラー
ジェシー・L・ラスキーJr.
撮影:ジョー・マクドナルド
編集:ジェームズ・B・クラーク
音楽:アルフレッド・ニューマン

出演
アダム・ジョーンズ:リチャード・ウィドマーク(元アメリカ海軍潜水艦艦長)
デニス・ジェラルド教授:ベラ・ダルヴィ(モンテルの助手)
モンテル教授:ヴィクター・フランセン(原子物理学者)
”スキー”ブロドスキー:キャメロン・ミッチェル(潜水艦乗組員)
ホルター:ジーン・エヴァンス(潜水艦乗組員)
タグボート・ウォーカー:デビッド・ウェイン(潜水艦乗組員)
ニューマン:スティーヴン・ベカシー(潜水艦乗組員)
ハカダ・フジモリ:リチャード・ロー(日本側の計画責任者)
マクロスシン:ヘンリー・クルキー(潜水艦乗組員)
チン・リー:ウォン・アターン(潜水艦乗組員)

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1954年製作 103分
公開
北米:1954年2月6日
日本:1954年6月1日
製作費 $1,870,000


アカデミー賞
第27回アカデミー賞
・ノミネート
特殊効果賞


ストーリー
1953年、夏。
外国製の原子爆弾が、アメリカ国外のどこかで爆発したことが報じられる。
その後の学術報告によると、原子反応は、北太平洋の、日本列島北端と北極圏の間のどこかで発生したとされた。
__________
パリオルリー空港
著名なフランス人原子物理学者モンテル教授(ヴィクター・フランセン)は、講演のためにオーストリアに向かう予定だった。
モンテルは、助手のデニス・ジェラルド教授(ベラ・ダルヴィ)から渡されたメッセージを確認し出発する。
ロンドン
その後、ウィーンの空港に着いたモンテルが失踪したことが報じられ、”鉄のカーテン”の向こうに消えたと考えられる事件は、今回で5人目だった。
西ベルリン
モンテル失踪から10日が経つが、警察側の説明は発表されなかった。
ローマ
モンテルの失踪を誘拐とは考えない当局は、計画的な失踪と判断していた。
ニューヨーク
捜査開始から4週間が経過したが、ソ連国内では話題になっていなかった。
東京、羽田空港。
”マクドゥーガル”と名前を変えて入国した、元アメリカ海軍潜水艦”USSボーフィン”(SS-287)の艦長アダム・ジョーンズ(リチャード・ウィドマーク)は、話しかけてきたエディという男から小包(5000ドル)を受け取り、タクシーで目的地に向かう。
ある場所に着いたジョーンズは、ハカダ・フジモリ(リチャード・ロー)という男に会い、5000ドルが前金だということを知らされる。
ジョーンズは、その場いた数人の人物を紹介され、そこにはモンテルもいた。
フジモリは、北太平洋の中立水域の無人島のどこかに、核兵器の保管庫があることをジョーンズに説明する。
ジョーンズは、その場に居る者たちが、科学者、実業家、政治家だと知らされる。
モンテルを伴う調査のために、島に向かう潜水艦の指揮を依頼されたジョーンズは、成功報酬の4万5000ドルを提示される。
ジョーンズは、その計画が、第二次大戦時代の日本の潜水艦を使用し、モンテルの助手デニスも同行することを知る。
中国の貨物船キアン・チンを追跡すると言われたジョーンズは、武装して、かつての仲間を同行させることを条件に、それを引き受けるのだが・・・。


解説 評価 感想
“A fiercely propulsive and visually striking 1954 Cold War thriller, where Samuel Fuller commands the cinematic steering with his raw B-movie energy, driving a taut submarine narrative packed with political friction and explosive widescreen action inside the rich Technicolor infrastructure.”
(凄まじい推進力と視覚的インパクトに満ちた1954年の冷戦期スリラー。サミュエル・フラー監督は、自身の粗削りなB級映画のエネルギーで映画のステアリングを握り、豊かなテクニカラーのインフラの中で、政治的摩擦と爆発的なワイドスクリーンのアクションを詰め込んだ緊迫の潜水艦ドラマを力強く爆走させている。)

ショックプルーフ」(1949)、「拾った女」(1953)などのサミュエル・フラーが脚本を兼ねて監督し、主演はリチャード・ウィドマークベラ・ダルヴィヴィクター・フランセン他共演のサスペンス・アクション。

潜水艦の密室で展開する、様々なトラブルや敵との戦いが、緊迫感溢れる演出と共に観る者を引きつける。

シネマスコープを生かした迫力映像と共に、精密なミニチュア模型や、当時の技術を駆使した特殊効果は見事であり、アルフレッド・ニューマンのドラマチック且つ勇壮な音楽も印象に残る。

第27回アカデミー賞では、特殊効果賞にノミネートされた。

敗戦間もない日本が絡む秘密計画というのも興味深く、戦時中に苦い体験もした、歴戦の勇士である潜水艦艦長を演ずるリチャード・ウィドマークが、結構、金(報酬)にこだわる、アメリカ人らしい”アウトロー”的な設定もいい。

密室の中で、必ず起きるだろうと予想される”男女”の問題も無難に描かれ、派手なシーンだけを強調することない、サミュエル・フラーの繊細な演出も注目だ。

主人公と微妙な関係になる、多国語を操る才女である科学者の助手を魅力的に演ずるベラ・ダルヴィ、実は彼女の父親だった、著名な原子物理学者ヴィクター・フランセン、潜水艦乗組員でキャメロン・ミッチェルジーン・エヴァンスデビッド・ウェインなどが共演している。


Translate / 翻訳
About TMT        Privacy Policy        Sitemap
That's Movie Talk! © 2022