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冷酷な若きギャングを描くイギリス・ノワール! 監督ジョン・ボールティング、主演リチャード・アッテンボロー、ハーマイオニー・バドリー、キャロル・マーシュ、ウィリアム・ハートネル他共演の犯罪ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・ボールティング
製作:ロイ・ボールティング
原作
グレアム・グリーン”Brighton Rock”
フランク・ハーヴェイ”Brighton Rock”(戯曲)
脚本
グレアム・グリーン
テレンス・ラティガン
撮影:ハリー・ワックスマン
編集:ピーター・グラハム・スコット
音楽:ハンス・メイ
出演
ピンキー・ブラウン:リチャード・アッテンボロー(ギャングのリーダー)
アイダ・アーノルド:ハーマイオニー・バドリー(中年の芸人)
ローズ・ブラウン:キャロル・マーシュ(ピンキーに利用されるウエイトレス)
ダロウ:ウィリアム・ハートネル(ピンキーの仲間)
プレウィット:ハーコート・ウィリアムズ(ピンキーの仲間)
スパイサー:ワイリー・ワトソン(ピンキーの仲間)
キュービット:ナイジェル・ストック(ピンキーの仲間)
フレッド・ヘイル:アラン・ウィートリー(記者)
ジュディ:ヴァージニア・ウィンター(アパートの管理人)
フランク:レジナルド・パーデル
フィル・コーカリー:ジョージ・カーニー(アイダの友人)
コレオーニ:チャールズ・ゴールドナー(ギャングの大物)
モリー:リナ・バリー(リゾートタウンの女性)
デリア:ジョーン・スターンデール=ベネット(リゾートタウンの女性)
ビル・ブリューワー:ハリー・ロス(ピンキーらに脅される男)
警部:キャンベル・コペリン
ウェイトレス:マリアンヌ・ストーン
競馬の予想屋:ノーマン・ワトソン
チャーリー:カール・ラモン(バーテンダー/クレジットなし)
見張り役:ロナルド・シャイナー(クレジットなし)
歌手:コンスタンス・スミス(クレジットなし)
イギリス 映画
配給 Associated British Picture Corporation
1948年製作 92分
公開
イギリス:1948年1月26日
北米:1951年11月7日
日本:未公開
製作費 £192,436
■ ストーリー ■
1935年6月、ブライトン。
ギャングのリーダー、ウィリアム・カイトが死体で発見される。
その直前に、犯罪組織やギャングの抗争を暴露する記事が新聞で報道された。
冷酷な10代の男ピンキー・ブラウン(リチャード・アッテンボロー)は、カイトの後を継ぎギャング団を率いる。
ピンキーは、記事を書いた記者フレッド・ヘイル(アラン・ウィートリー)が、町に来ることを知る。
フレッドは、”コリー・キバー”という名で、町中に賞金と交換できるカードを置き、自分をコリー・キバーだと特定した者に高額賞金を渡すつもりだった。
ピンキーと仲間たちは、カイトの死はフレッドのせいだと考えていた。
ピンキーと仲間のダロウ(ウィリアム・ハートネル)、そしてキュービット(ナイジェル・ストック)は、パブにいたフレッドを脅す。
ピンキーらが去った後、動揺するフレッドは、その場に居た芸人のアイダ・アーノルド(ハーマイオニー・バドリー)と話をする。
パブを出たフレッドは、キュービットらに追われながら逃れ、バスに乗りリゾートタウンに向かう。
ダロウらもその場に現れ、アイダと出くわしたフレッドだったが、カーニバルの幽霊列車の中で、ピンキーに殺害される。
仲間のスパイサー(ワイリー・ワトソン)の元に戻ったピンキーは、フレッドを殺害する必要はなかったと言われ非難される。
ピンキーは、アリバイ工作のために、フレッドを殺害した時間以降も、彼がコリー・キバーのカードを町中に配っていたように見せかける。
スパイサーが、レストランのテーブルクロスの下にカードを一枚置いたことを知ったピンキーは、怪しまれることを恐れてその場に向かう。
レストランでピンキーは、新人の若いウェイトレスのローズ・ブラウン(キャロル・マーシュ)が、カードを見つけて、席にいたのがフレッドではなく、その人物(スパイサー)の顔を覚えていることを知る。
ピンキーは、席にいた人物について何も言わないことをローズに約束させて、彼女を信用させるためにデートに誘う。
何も疑わないローズは、ピンキーに好感を持ち、会うことを約束するのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“Anchored by Richard Attenborough’s chillingly sociopathic performance, Brighton Rock is a landmark British noir that masterfully weaves a grimy underworld tale with Graham Greene’s haunting themes of guilt and damnation.”
(リチャード・アッテンボローのゾッとするほどソシオパス的な演技に支えられた『ブライトン・ロック』は、泥にまみれた裏社会の物語と、罪悪感と破滅というグレアム・グリーン特有の忘れがたいテーマを見事に織り交ぜた、英国ノワールの金字塔である。)
1938年に発表された、グレアム・グリーンの小説”Brighton Rock”を基に上演されたフランク・ハーヴェイの戯曲”Brighton Rock”の映画化。
ジョン・ボールティング(監督)とロイ・ボールティング(製作)兄弟による作品であり、主演はリチャード・アッテンボロー、ハーマイオニー・バドリー、キャロル・マーシュ、ウィリアム・ハートネル他共演の犯罪ドラマ。
本作は、罪と道徳の基本概念及び、カトリック的な救済や慈悲などをテーマにしているところが注目だ。
裏組織による陰湿な事件と、人々で賑わうリゾート地の華やかな風景との対比や、上記の、救済や慈悲とは縁のない、それを無視した芸人女性の独自の捜査が同時に進行していく展開も興味深い。
主演のリチャード・アッテンボローは、10代ではあるものの、ギャング団を率いる冷酷な男を見事に演じている。
記者の死に事件性を感じて独自の捜査を行う芸人女性ハーマイオニー・バドリー、主人公に利用されていることに気づかないまま愛を貫く純真な女性を好演する、本作がデビュー作のキャロル・マーシュ、ギャング団の一員ウィリアム・ハートネルなどが共演している。











