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悪徳 The Big Knife (1955)

ハリウッドの醜悪な権力と金に圧殺されるスターの苦悩を描く、製作、監督ロバート・アルドリッチ、主演ジャック・パランス、アイダ・ルピノ、ウェンデル・コーリー、ジーン・ヘイゲン、ロッド・スタイガー、シェリー・ウィンターズ、イルカ・チェイス、エヴェレット・スローン他共演のドラマ。

■ アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


・ドラマ


■ スタッフ キャスト ■
監督:ロバート・アルドリッチ
製作:ロバート・アルドリッチ
原作:クリフォード・オデッツ”The Big Knife”(戯曲)
脚本:ジェームズ・ポー
撮影:アーネスト・ラズロ
編集:マイケル・ルチアーノ
音楽:フランク・デ・ヴォール

出演
チャーリー・キャッスル:ジャック・パランス(映画スター)
マリオン・キャッスル:アイダ・ルピノ(チャーリーの妻)
スマイリー・コイ:ウェンデル・コーリー(ホフの補佐)
コニー・ブリス:ジーン・ヘイゲン(バディの妻)
スタンリー・シュライナー・ホフ:ロッド・スタイガー(スタジオの社長)
ディクシー・エヴァンス:シェリー・ウィンターズ(女優)
パティ・ベネディクト:イルカ・チェイス(ゴシップコラムニスト)
ナット・ダンジガー:エヴェレット・スローン(チャーリーのエージェント)
ホレイショ“ハンク”ティーグル:ウェズリー・アディ(脚本家)
バディ・ブリス:ポール・ラングトン(コニーの夫であるスタジオの広報担当)
ミッキー・フィーニー:ニック・デニス(チャーリーのトレーナー)
ラッセル:ビル・ウォーカー(チャーリーの使用人)
ビリー・キャッスル:マイケル・ウィンケルマン(チャーリーとマリオンの息子)
スティルマン:ストローザー・マーティン(パーティーのゲスト)

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1955年製作 111分
公開
北米:1955年10月25日
日本:年月日 未公開
製作費 $423,000


■ ストーリー ■
ロサンゼルス、ベルエア。
映画スターのチャーリー・キャッスル(ジャック・パランス)は、売り渡してしまった夢を忘れられずにいた。
スタジオの広報担当バディ・ブリス(ポール・ラングトン)は、ゴシップコラムニスト、パティ・ベネディクト(イルカ・チェイス)が到着したことをチャーリーに知らせる。
チャーリーとパティは、スタジオの社長スタンリー・シュライナー・ホフ(ロッド・スタイガー)との契約の話になり、妻マリオン(アイダ・ルピノ)との別居の件についても訊かれ、ただの噂だと答える。
パティは、バディが刑務所に入れられる原因となった、数年前に起こした轢き逃げ死亡事故に関するスキャンダルも話題にするが、罪は償ったと言うチャーリーは、それ以上話そうとしなかった。
そこに、訪ねて来たマリオンが現れ、パティから別居について訊かれれるが、マリオンは答えようとしない。
気分を害したパティは、嫌味を言いながらその場を去り、チャーリーとバディは焦る。
チャーリーと2人きりになったマリオンは、脚本家のホレイショ“ハンク”ティーグル(ウェズリー・アディ)から求婚されたことを話し、7年間の再契約の件も彼に尋ね、それを拒み、自分たちを利用するだけのホフと縁を切るよう説得する。
マリオンを失いたくないチャーリーは、努力してみると言って彼女を納得させる。
その後、ホフと会ったチャーリーのエージェント、ナット・ダンジガー(エヴェレット・スローン)が現れ、再契約を拒むチャーリーに、ホフとス補佐のマイリー・コイ(ウェンデル・コーリー)が間もなく訪ねて来ることを伝える。
動揺するチャーリーは、ナットから、契約しなければ刑務所行きになると言われ戸惑うのだが・・・。


■ 解説 評価 感想 ■
“Directed with claustrophobic intensity by Robert Aldrich, The Big Knife is a blistering indictment of Hollywood’s tyrannical studio system, fueled by Jack Palance’s raw, agonizing performance as a trapped movie star.”
(ロバート・アルドリッチ監督によって息苦しいほどの緊張感をもって演出された『悪徳』は、罠に嵌められた映画スターを演じるジャック・パランスの生々しく苦悶に満ちた演技に支えられた、ハリウッドの暴君的なスタジオシステムに対する凄まじい告発劇である。)

「ヴェラクルス」(1954)、「キッスで殺せ」(1955)などのロバート・アルドリッチが製作を兼ねて監督し、主演はジャック・パランス、アイダ・ルピノ、ウェンデル・コーリー、ジーン・ヘイゲン、ロッド・スタイガー、シェリー・ウィンターズ、イルカ・チェイス、エヴェレット・スローン他共演のメロドラマ。

1949年に発表された、クリフォード・オデッツの戯曲”The Big Knife”を基に製作された作品。

豪華スター競演は注目で、映画スタジオが、権力や契約で私生活を含めたすべてを支配する姿と、人気スターでありながら、その犠牲になる男の苦悩を、力感あふれるロバート・アルドリッチの演出が光る重厚なドラマ。

第16回ヴェネツィア国際映画祭では、ロバート・アルドリッチが銀獅子賞を受賞し、金獅子賞にノミネートされた。

主演のジャック・パランスは、自分の夢を実現できずにスタジオに支配される人気スターを見事に演じ、その妻を演ずるアイダ・ルピノは、夫とすれ違いながらも愛を取り戻そうとする女性を好演している。

物事を事務的に進める、スタジオの社長補佐ウェンデル・コーリー、業界の帝王としてすべてを支配しようとするスタジオの社長ロッド・スタイガー、スタジオの広報担当ポール・ラングトン、その妻で主人公と関係するジーン・ヘイゲン、スタジオのエゴの犠牲になる女優シェリー・ウィンターズ、ゴシップコラムニストのイルカ・チェイス、主人公のエージェント、エヴェレット・スローンなどが共演している。


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