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蜘蛛の巣 The Cobweb (1955)

カーテンひとつで欲望と葛藤が複雑に絡み合う群像劇!
製作ジョン・ハウスマン、監督ヴィンセント・ミネリ、主演リチャード・ウィドマーク、ローレン・バコール、シャルル・ボワイエ、グロリア・グレアム、リリアン・ギッシュ、ジョン・カー、スーザン・ストラスバーグ、オスカー・レヴァント他共演のドラマ。

■ アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


・ドラマ

・ローレン・バコール / Lauren Bacall / Pinterest


■ スタッフ キャスト ■
監督:ヴィンセント・ミネリ
製作:ジョン・ハウスマン
原作:ウィリアム・ギブソン”The Cobweb”
脚本
ジョン・パクストン
ウィリアム・ギブソン
撮影:ジョージ・フォルシー
編集:ハロルド・F・クレス
音楽:レナード・ローゼンマン

出演
スチュワート・マクアイバー医師:リチャード・ウィドマーク(病院の責任者である精神科医)
メグ・ラインハート:ローレン・バコール(スチュワートと惹かれ合うようになる病院のスタッフ)
ダグラス・デヴァナル医師:シャルル・ボワイエ(病院の医療責任者)
カレン・マクアイバー:グロリア・グレアム(スチュワートの妻)
ヴィクトリア・インチ:リリアン・ギッシュ(事務長)
スティーヴン・W・ホルテ:ジョン・カー(患者)
スー・ブレット:スーザン・ストラスバーグ(患者)
キャップ:オスカー・レヴァント(患者)
マーク・マクアイバー:トミー・レッティグ(スチュワートの息子)
オットー・ウルフ医師:ポール・スチュワート(精神科医)
ロイス・Y・デムス:ジャーマ・ルイス(患者)
コブ:アデル・ジャーゲンズ(デヴァナルと関係する秘書)
ホルコム:エドガー・ステリ(患者)
ローズマリー・マクアイバー:サンドラ・デッシャー(スチュワートの娘)
エイブ・アーウィン:バート・フリード(カーテン業者)
レジーナ・ミッチェル=スミス:メイベル・アルバートソン(理事長)
エドナ・デヴァナル:フェイ・レイ(デヴァナルの妻)
カーリー:オリヴァー・ブレイク(病院の庭師)
オブライエン夫人:オリーブ・ケリー(看護師)
シャーリー・アーウィン:イヴ・マクヴェイ(エイブの妻)
サリー:ヴァージニア・クリスティン(病院の職員)

アメリカ 映画
配給 MGM
1955年製作 124分
公開
北米:1955年6月15日
日本:1955年11月22日
製作費 $1,976,000


■ ストーリー ■
精神科病院の責任者であるスチュワート・マクアイバー医師(リチャード・ウィドマーク)の妻カレン(グロリア・グレアム)は、病院から逃げてきたとは知らずに、患者である精神的に不安定な芸術家の青年スティーヴン・W・ホルテ(ジョン・カー)を車に乗せる。
スティーヴンが病院から来たことを知ったカレンは、彼を送る。
病院の医療責任者は、年長のダグラス・デヴァナル医師(シャルル・ボワイエ)だった。
病院の図書室に新しいカーテンが必要になり、事務長である気難しい倹約家のヴィクトリア・インチ(リリアン・ギッシュ)は、地味なカーテンを選ぼうとする。
病院に着いたカレンは、スティーヴンからカーテンの件を聞いていたために図書館に向かい、カーテンの柄を考える。
オットー・ウルフ医師(ポール・スチュワート)に話しかけられたカレンは挨拶する。
スチュワートのオフィスに向かったカレンは、スティーヴンの診察中だった彼に、カーテンの件を話そうとするが、忙しかったために話を聞いてもらえない。
帰宅したカレンは、理事長のレジーナ・ミッチェル=スミス(メイベル・アルバートソン)に電話をかけて、ヴィクトリアのセンスを批判し、自分がカーテンを選ぶことを承諾してもらう。
カレンは、帰宅したスチュワートと病院でのことで口論になる。
スティーヴンに関わったために、彼が自分に惹かれたことで精神的に不安定になった責任を、カレンはスチュワートに追及される。
スチュワートは、重責を担い多忙を極めていたために、次第に不満を募らせたカレンは、無視されていると感じるようになっていた。
病院では、スー・ブレット(スーザン・ストラスバーグ)や自己嫌悪に陥っているキャップ(オスカー・レヴァント)などの患者が集まり、集会が開かれる。
カレンとコンサートに行く約束を忘れていたスチュワートは、彼女に批判されながらも、スタッフのメグ・ラインハート(ローレン・バコール)と共に患者の集会に出席する。
集会ではカーテンの件が話し合われ、自分にデザインを任せる案が出て意見を求められたスチュワートは、それに賛成するのだが・・・。


■ 解説 評価 感想 ■
“Set within the claustrophobic walls of a psychiatric clinic, The Cobweb (1955) illustrates how a seemingly minor dispute over selecting new library drapes spiraling into a complex web of personal rivalries, romantic tensions, and institutional politics among the doctors, staff, and patients.”
(高級精神科クリニックの閉鎖的な壁の内で展開する『蜘蛛の巣』(1955年)は、図書室の新しいカーテン選びをめぐる一見些細な対立が、医師、職員、患者たちの間で個人的な対立や愛憎の緊張感、そして組織の政治工作が複雑に絡み合う人間模様へと発展していく様を描き出している。)

1954年に発表された、ウィリアム・ギブソンの小説”The Cobweb”を基に製作された作品。

製作ジョン・ハウスマン、「巴里のアメリカ人」(1951)、「バンド・ワゴン」(1953)などのヴィンセント・ミネリが監督し、主演はリチャード・ウィドマーク、ローレン・バコール、シャルル・ボワイエ、グロリア・グレアム、リリアン・ギッシュ、ジョン・カー、スーザン・ストラスバーグ、オスカー・レヴァント他共演のドラマ。

精神科病院の図書室のカーテン替えに関わる日常のトラブルをきっかけに、医師、職員、患者、そしてその家族たちの人間関係と思惑が複雑に絡み合うドラマ。

シネマスコープの映像が物語に奥行きを感じさせる、豪華スター競演による、その各個性を繊細に描くヴィンセント・ミネリの演出手腕が見どころの作品。

主演のリチャード・ウィドマークは、家族を顧みず、重責の職務に追われる病院の責任者を熱演している。

主人公を心のよりどころにして惹かれ合う、夫と息子を事故で亡くした病院の職員ローレン・バコール、年長者であるが生活が乱れる病院の医療責任者シャルル・ボワイエ、主人公である多忙な夫との関係に悩みながらカーテンの件に関わり存在感をアピールする女性を魅力的に演ずるグロリア・グレアム、問題を複雑化させてしまう気難しい事務長リリアン・ギッシュ、本作がデビュー作となった、精神を病む青年芸術家を好演するジョン・カー、彼と惹かれ合う患者スーザン・ストラスバーグ、患者のオスカー・レヴァントなどが共演している。


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