![]() |
荒くれ兄弟が山から村へ花嫁探し。 圧巻のダンスと歌で描く、開拓時代の恋の争奪戦。 監督スタンリー・ドーネン、主演ハワード・キール、ジェーン・パウエル他共演のミュージカル。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:スタンリー・ドーネン
製作:ジャック・カミングス
原作:スティーヴン・ヴィンセント・ベネット“The Sobbin’ Women”
脚本
フランセス・グッドリッチ
アルバート・ハケット
ドロシー・キングスレイ
撮影:ジョージ・フォルシー
編集:ラルフ・E・ウィンターズ
音楽
ジーン・デ・ポール
アドルフ・ドイッチ(クレジットなし)
コンラッド・サリンジャー(クレジットなし)
出演
・兄弟と花嫁たち
アダム・ポンティピー:ハワード・キール
ミリー:ジェーン・パウエル
ベンジャミン・ポンティピー:ジェフ・リチャーズ
ドーカス:ジュリー・ニューマー
ケイレブ・ポンティピー:マット・マトックス
ルース:ルータ・リー
ダニエル・ポンティピー:マーク・プラット
マーサ:ノーマ・ドゲット
イフレム・ポンティピー:ジャック・ダンボワーズ
ライザ:ヴァージニア・ギブソン
フランク・ポンティピー:トミー・ラル
サラ:ベティ・カー
ギデオン・ポンティピー:ラス・タンブリン
アリス:ナンシー・キルガス
・町民
エルコット牧師:イアン・ウルフ
ピート・パーキンス:ハワード・ペトリー(町の有力者)
ビクスビー:ラッセル・シンプソン(雑貨店の店主)
ビクスビー夫人:マージョリー・ウッド(ビクスビーの妻)
ハリー:アール・バートン(町の青年)
マット:ダンテ・ディパオロ(町の青年)
カール:ケリー・ブラウン(町の青年)
ルースの叔父:マット・ムーア
ドーカスの父:ディック・リッチ
アメリカ 映画
配給 MGM
オライオン・ピクチャーズ
1954年製作 102分
公開
北米:1954年8月6日
日本:1954年10月26日
製作費 $2,540,000
北米興行収入 $9,403,000
■ アカデミー賞 ■
第27回アカデミー賞
・受賞
音楽賞(ミュージカル)
・ノミネート
作品・脚色・撮影(カラー)・編集賞
■ ストーリー ■
1850年、オレゴン準州。
山奥で暮らす7人兄弟の長男アダム・ポンティピー(ハワード・キール)は、物資の調達と花嫁探しのために町に向かう。
雑貨店で買い物をするアダムは、店主のビクスビー(ラッセル・シンプソン)と妻(マージョリー・ウッド)から、町には山男の世話をするような女性はいない上に、皆、相手がいると言われるものの諦めなかった。
町の酒場で、アダムは若くて美しい料理人ミリー(ジェーン・パウエル)と出会う。
快活で料理の腕前が確かであるミリーが気に入ったアダムは、理想の女性である彼女にプロポーズする。
ミリーはそれを受け入れ、アダムと共に教会に向かうものの、彼女を娘のように思うエルコット牧師(イアン・ウルフ)は、アダムのことが信用できない。
町の男性では満足できないミリーの気持ちは変わらず、アダムと結婚する。
ミリーは、アダムとの生活想像しながら、期待に胸膨らませて山奥のポンティピー家に到着する。
しかしミリーは、アダムには、ベンジャミン(ジェフ・リチャーズ)、ケイレブ(マット・マトックス)、ダニエル(マーク・プラット)、イフレム(ジャック・ダンボワーズ)、フランク(トミー・ラル)、ギデオン(ラス・タンブリン)の6人の弟がいて、一緒に暮らしていることを知り驚く。
ミリーは、荒れ果てた家の中を掃除し、粗野ですぐに争いを始める兄弟の世話をするためにアダムと結婚したことを悟る。
ミリーは食事の用意をするものの、食べ散らかす兄弟に憤慨して寝室に引きこもり、部屋に入ってきたアダムに不満を訴えて追い出す。
アダムは、窓から外に出て木の上で寝ようとするが、ミリーは、結婚に対する過剰な期待をしていたころを後悔し、弟たちを教育することを彼に伝える。
翌朝ミリーは、兄弟たちに、身なりを整え清潔にするよう指示し、食事のマナーを教える。
兄弟たちと町に買い物に行ったミリーは、彼らが、女性に話しかけたことで、町の青年たちと喧嘩を始めたために、それを制止する。
帰宅後ミリーは、兄弟たちに、女性と付き合うための、恋愛や求愛のアドバイスを始める。
町の納屋建設イベントが行われ、身なりを整えたポンティピー兄弟は、ミリーの友人たち、ドーカス(ジュリー・ニューマー)、ルース(ルータ・リー)、マーサ(ノーマ・ドゲット)、ライザ(ヴァージニア・ギブソン)、サラ(ベティ・カー)、アリス(ナンシー・キルガス)に出会う。
ドーカスら6人の女性たちは、既に恋人がいるにも拘わらず、たちまち兄弟に惹かれるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“A vibrant collision of frontier ruggedness and choreographic brilliance, where the raw energy of seven mountain brothers transforms a traditional musical into a breathtaking spectacle of athletic grace and pastoral charm.”
(辺境の荒々しさと振付の才気が鮮やかに衝突する本作。7人の山男たちの剥き出しのエネルギーが、伝統的なミュージカルを、身体的な優雅さと田園的な魅力に満ちた息を呑むようなスペクタクルへと変貌させたのだ。)
1938年に雑誌”アーゴシー”に掲載されたスティーヴン・ヴィンセント・ベネットの小説”The Sobbin’ Women”を基に製作された作品。
既に、「踊る大紐育」(1949)、「恋愛準決勝戦」(1951)、「雨に唄えば」(1952)などを手掛けていた、撮影当時まだ20代のスタンリー・ドーネンが監督し、主演はハワード・キール、ジェーン・パウエル他共演のミュージカル。
シネマスコープの迫力ある画面とお馴染みの楽曲で送る、MGMミュージカルの醍醐味を感じさせる、計算しつくされたダンス・パフォーマンスは圧巻だ。
荒くれ兄弟の長男を演ずるハワード・キールと、彼と結婚して兄弟の教育係となるジェーン・パウエルの熱演は作品の華であるが、個人的には、花嫁の一人であるジュリー・ニューマーに注目したい。
たいしたセリフもない役柄ではあるものの、小さな顔と肩幅、そしてスリムなボディの絶妙のバランス、長身の彼女のスタイルと身のこなしは正に女神だ。
後に、それが彼女の象徴となり、また、デザイナー、不動産王として活躍する、日本では想像できないほどのカリスマ女性の若き姿に魅了される。
2004年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。
第27回アカデミー賞では音楽賞(ミュージカル)を受賞した。
・ノミネート
作品・脚色・撮影(カラー)・編集賞











