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都会の叫び Cry of the City (1948)

強盗殺人事件を捜査する刑事と警官を殺した幼馴染との関係を描く、製作ソル・C・シーゲル、監督ロバート・シオドマク、主演ヴィクター・マチュアリチャード・コンテフレッド・クラークシェリー・ウィンターズ他共演のフィルム・ノワール

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ロバート・シオドマク
製作:ソル・C・シーゲル
原作:ヘンリー・エドワード・ヘルセス”The Chair for Martin Rome”
脚本
リチャード・マーフィ
ベン・ヘクト(クレジットなし)
撮影:ロイド・エイハーン
編集:ハーモン・ジョーンズ
音楽:アルフレッド・ニューマン

出演
ヴィットリオ・カンデラ警部補:ヴィクター・マチュア
マーティン・ローム:リチャード・コンテ
ジム・コリンズ警部補:フレッド・クラーク
ブレンダ・マーチンゲール:シェリー・ウィンターズ
フランシス・プルート:ベティ・ガルド
W・A・ナイルズ:ベリー・クルーガー
トニー・ローム:トミー・クック
ティーナ・リコンテ:デブラ・パジェット
ローズ・ギブンズ:ホープ・エマーソン
レッドベター:ローランド・ウィンターズ
オーヴィー:ウォルター・ボールドウィン
ミス・ブーン:ジューン・ストーリー
ローム:ティト・ヴオロ
ローム夫人:ミミ・アグリア
ヴェロフ医師:コンスタンティン・シェイン
サリヴァン:ハワード・フリーマン
ヴェラ:ジョーン・ミラー
ローザ:ドロレス・キャッスル
プルート夫人:キャスリーン・ハワード

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1948年製作 95分
公開
北米:1948年9月29日
日本:1950年2月5


ストーリー
ヴィットリオ・カンデラ警部補(ヴィクター・マチュア)と同僚のジム・コリンズ(フレッド・クラーク)は、警官を殺して銃弾を受けた悪党のマーティン・ローム(リチャード・コンテ)が入院した病院に向かう。
カンデラは、同じイタリア系のマーティンとは幼馴染で、家族ぐるみの付き合いだった。
マーティンは、見舞いに来た家族が帰った後で現れた恋人ティーナ・リコンテ(デブラ・パジェット)が、事件に巻き込まれることを心配する。
病室に女性がいたと看護師ブーン(ジューン・ストーリー)から知らされたカンデラとコリンズは、誰もいないことを確認して、現れた弁護士W・A・ナイルズ(ベリー・クルーガー)と話をする。
カンデラとコリンズは、すでに別の男が捕まり死刑が確定している宝石強盗殺人事件を担当していたが、弁護するナイルズが、その件でマーティンに会いたがっているために許可する。
事件のことでナイルズに犯行の自白を強要されたマーティンは、何も話さずに手術室に運ばれる。
翌日、手術が成功したマーティンは、現れたカンデラとコリンズと宝石強盗事件について話し、警官殺しの共犯と思われる付き添っていた女(ティーナ)のことを訊かれても白を切る。
マーティンは、担当の看護師フランシス・プルート(ベティ・ガルド)に頼み、無関係のティーナを匿ってもらおうとする。
訪ねて来たナイルズから再び自白を強要されたマーティンは、ティーナに危害を加えかねない彼を逆に脅す。
ローム家を訪ねたカンデラは、親しいマーティンの両親(ティト・ヴオロ/ミミ・アグリア)と話し、女の件を聞き出そうとするものの情報を得得られなかった。
その後、刑務所に移されたマーティンは、模範囚のオーヴィー(ウォルター・ボールドウィン)の助けを借りて脱獄し、ナイルズの元に向かうのだが・・・。


解説 評価 感想

1947年に発表された、ヘンリー・エドワード・ヘルセスの小説”The Chair for Martin Rome”を基に製作された作品。

製作ソル・C・シーゲル、監督ロバート・シオドマクヴィクター・マチュアリチャード・コンテフレッド・クラークシェリー・ウィンターズ他が共演した作品。

強盗殺人事件を捜査する刑事と、警官を殺した幼馴染との関係を描くフィルム・ノワール

幼い頃に同じ環境で育ったイタリア系である主人公の2人は、警官と悪党となって対立するものの、家族を含めた絆で結ばれているところがポイントで、運命的に終わる哀愁漂うラストも印象的だ。

主演のヴィクター・マチュアは、やり手の刑事ではあるが、人に接する物腰が柔らかい好人物を好演し、警官は殺したものの、強盗殺人を疑われながら追われる男を演ずるリチャード・コンテの熱演が光る

事件を捜査する主人公の同僚フレッド・クラーク、マーティン(リチャード・コンテ)の元恋人で、出番は少ないものの印象に残る役柄を演ずるシェリー・ウィンターズ、マーティンに手を貸す看護師ベティ・ガルド、その母親キャスリーン・ハワード、マーティンを強盗殺人犯にしようとする弁護士のベリー・クルーガー、マーティンを慕う弟トミー・クック、マーティンの恋人で、撮影当時なんと14歳のデブラ・パジェット、強盗の共犯者である長身(188cm)のマッサージ師ホープ・エマーソン、看守のローランド・ウィンターズ、マーティンの脱獄に手を貸すウォルター・ボールドウィン、看護師のジューン・ストーリー、マーティンの両親ティト・ヴオロミミ・アグリア、マーティンを治療する医師のコンスタンティン・シェイン、彼の治療の様子を目撃するハワード・フリーマン、弁護士の秘書ジョーン・ミラーなどが共演している。


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