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戦慄の七日間 Seven Days to Noon (1950)

核開発に疑問を抱く科学者の核爆破予告に対処する政府や警察の行動を描く、製作、監督、編集ジョン・ボールティングロイ・ボールティング(脚本兼)、主演バリー・ジョーンズオリーブ・スローンアンドレ・モレル他共演のスリラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督
ジョン・ボールティング
ロイ・ボールティング
製作
ジョン・ボールティング
ロイ・ボールティング
原案
ポール・デーン
ジェームズ・バーナード
脚本
ロイ・ボールティング
フランク・ハーヴェイ
撮影:ギルバート・テイラー
編集
ジョン・ボールティング
ロイ・ボールティング
音楽:ジョン・アディソン

出演
ジョン・ウィリンドン教授:バリー・ジョーンズ
ゴールディ・フィリップス:オリーブ・スローン
フォランド警視:アンドレ・モレル
アン・ウィリンドン:シーラ・マナハン
スティーヴン”スティーヴ”レイン:ヒュー・クロス
エミリー・ジョージナ・ペケット夫人:ジョーン・ヒクソン
アーサー・リットン首相:ロナルド・アダム
ウィリンドン夫人:マリー・ネイ
バージェス牧師:ウィンダム・ゴールディ
デイヴィス刑事:ラッセル・ウォーターズ
ウィロビー将軍:マーティン・ボディ
本人:フレデリック・アレン
ジャクソン二等兵:ヴィクター・マダーン
アルフ:ジェフリー・キーン
本人:メリル・ミューラー
警察署の若い警官:ジョス・アクランド(クレジットなし)
鉄道駅の母親 :ジーン・アンダーソン(クレジットなし)
理髪師:アーネスト・クラーク(クレジットなし)
家宅捜索の兵士:コリン・ダグラス(クレジットなし)
家宅捜索の兵士:サム・キッド(クレジットなし)
グラント准将:ブルース・シートン(クレジットなし)
電話ボックスの女性:マリアンヌ・ストーン(クレジットなし)
サンドイッチ・ボードマン:イアン・ウィルソン(クレジットなし)

イギリス 映画
配給 British Lion Films
1950年製作 96分
公開
イギリス:1950年10月30日
北米:1950年12月18日
日本:1954年3月13日


アカデミー賞
第24回アカデミー賞
・受賞
原案賞


ストーリー
1950年、ロンドンダウニング街10番地
首相官邸に届けられた郵便物の中に、ある特別な手紙があった。
スコットランドヤード
特捜部のフォランド警視(アンドレ・モレル)は、部下のデイヴィス(ラッセル・ウォーターズ)から、首相官邸に届けられた不審な手紙を渡される。
その内容を読んだフォランドは、ウォーリングフォード研究センターの上級研究員ジョン・ウィリンドン教授(バリー・ジョーンズ)の署名があったために、その場に電話をして教授が不在であることを確認する。
核兵器を持ち出したウィリンドンは、政府が開発製造をやめない限り、次の日曜日の正午に市内中心部で爆破するつもりだった。
フォランドは、手紙が詐欺か本物の脅迫かを確かめるために捜査を始める。
研究センターに向かったフォランドは、ウィリンドンの所在が分からないことを確認する。
フォランドは、ウィリンドンの助手で家族とも親しいスティーヴン”スティーヴ”レイン(ヒュー・クロス)と共にウィリンドン家に向かう。
レインの恋人であるウィリンドンの娘アン(シーラ・マナハン)と病気の母親(マリー・ネイ)から話を聞いたフォランドは、本人の最近の行動に異常はなかったことを確認する。
レインに捜査の協力を依頼したフォランドは、事情を知りたがる彼に、UR12を持ち出したウィリンドンが、首相官邸に送った手紙の内容を話す。
フォランドは、UR12がバッグで持ち運べるほどの軽量小型であることを知る。
アーサー・リットン首相(ロナルド・アダム)は緊急閣議を開き、爆発が起きた場合の被害などを確認し、フォランドとレインも呼び爆弾の構造などを知り、ウィリンドンの捜索に軍の協力も得ようとする。
その後フォランドは、レインにウィリンドンの部屋の書類を調べさせ、教授が最後に会ったバージェス牧師(ウィンダム・ゴールディ)の元に向かう。
バージェス牧師と話したフォランドは、ウィリンドンが悩みを抱えていたことを知る。
ウィリンドン家に向かったフォランドは、資料をチェックしていたレインとアンから、ウィリンドンが意味不明な走り書きをしていたことを知らされ、精神異常も考えられる教授を捜そうとするのだが・・・。


解説 評価 感想

ジョンとロイのボールティング兄弟が、製作と編集(ロイは脚本も)を兼ねて監督した意欲作であり、バリー・ジョーンズオリーブ・スローンアンドレ・モレルらが共演した作品。

核開発に疑問を抱く科学者の核爆破予告に対処する政府や警察の行動を描くスリラーの秀作。

陸軍省や軍の全面協力により、戒厳令下で閑散とする街並みが異様な雰囲気で映し出される。
ロンドン全体の人口は当時約800万人であり、疎開で人気がなくなった大都市の様子は、それだけで恐怖を感じさせる。

兵士による街中のシラミ潰しの捜索や、警察や関係者、家族の焦りなどが、緊迫感ある映像と共に見事に描かれている。

第24回アカデミー賞では、原案賞を受賞した。

最前線で政府の核開発に携わるものの、それに疑問を感じて過激な行動を実行する科学者バリー・ジョーンズ、彼と知り合い身を隠すために協力させられる婦人オリーブ・スローン、事件を担当するスコットランドヤードの特捜部警視を好演するアンドレ・モレル、主人公の娘シーラ・マナハン、彼女の恋人である主人公の助手ヒュー・クロス、主人公が借りる部屋の家主ジョーン・ヒクソン、首相のロナルド・アダム、主人公の妻マリー・ネイ、主人公が失踪する前に最後に会った牧師ウィンダム・ゴールディ、警視(アンドレ・モレル)の部下ラッセル・ウォーターズ、軍のトップである将軍マーティン・ボディBBCのラジオ・アナウンサー役で本人のフレデリック・アレン、二等兵のヴィクター・マダーン、酒場にいた主人公と核開発の持論で意見し合うジェフリー・キーンNBCのラジオ・コメンテーター役で本人のメリル・ミューラー、若い警官ジョス・アクランド、鉄道駅の母親 ジーン・アンダーソン、理髪師のアーネスト・クラーク、家宅捜索の兵士コリン・ダグラスサム・キッド、准将のブルース・シートン、電話ボックスの女性マリアンヌ・ストーン、サンドイッチ・ボードマンのイアン・ウィルソンなどが共演している。


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