スタン・リー、スティーヴ・ディッコによる、1963年に”マーベル・ コミック”で連載が開始された人気キャラクター”スパイダーマン”の映画版シリーズの3作とは異なるリブート・シリーズ第1作。 両親の失踪と科学者だった父親の研究の秘密を調べた少年が特殊な能力を身につけた”スパイダーマン”となり戦いに挑む姿を描く、監督マーク・ウェブ、主演アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リス・エヴァンス、デニス・リアリー、マーティン・シーン、サリー・フィールド共演のアクション大作。 |
・エマ・ストーン / Emma Stone / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:マーク・ウェブ
製作総指揮
スタン・リー
マイケル・グリロ
製作
アヴィ・アラド
マシュー・トルマック
ローラ・ジスキン
原作
スタン・リー
スティーヴ・ディッコ
”スパイダーマン”
原案:ジェームズ・ヴァンダービルト
脚本
ジェームズ・ヴァンダービルト
アルヴィン・サージェント
スティーヴ・クローヴス
撮影:ジョン・シュワルツマン
編集
アラン・エドワード・ベル
ピエトロ・スカリア
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演
ピーター・パーカー/スパイダーマン:アンドリュー・ガーフィールド
グウェン・ステイシー:エマ・ストーン
カート・コナーズ博士/リザード:リス・エヴァンス
ジョージ・ステイシー:デニス・リアリー
ベン・パーカー:マーティン・シーン
メイ・パーカー:サリー・フィールド
ラジット・ラーサ:イルファーン・カーン
リチャード・パーカー:キャンベル・スコット
メアリー・パーカー:エンベス・デイヴィッツ
フラッシュ・トンプソン:クリス・ジルカ
ピーター・パーカー(4歳): マックス・チャーリーズ
レイ(ジャックの父):C・トーマス・ハウエル
ジャック:ジェイク・キーファー
ミッシー・カレンバック:ハンナ・マークス
オズコープ受付係:ジル・フリント
謎の男:マイケル・マッシー
図書館の老人:スタン・リー
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
2012年製作 136分
公開
北米:2012年7月3日
日本:2012年6月30日
製作費 $230,000,000
北米興行収入 $262,030,660
世界 $752,216,560
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
4歳のピーター・パーカー(マックス・チャーリーズ)は、科学者である父親リチャード(キャンベル・スコット)の書斎が荒らされていることに気づく。
それを知ったリチャードは、机の引き出しに隠されていたある資料を確認する。
リチャードは、クモに関する研究についてを書き記した黒板の文字を消し、妻メアリー(エンベス・デイヴィッツ)と共に、兄夫婦ベン(マーティン・シーン)とメイ(サリー・フィールド)の家に向かう。
ニューヨーク、ブルックリン。
ベンとメイにピーターを預けたリチャードとメアリーは、その後、失踪する。
高校生になったピーター(アンドリュー・ガーフィールド)は、写真撮影が趣味の内気な少年だった。
ある日ピーターは、弱い者いじめをする生徒フラッシュ・トンプソン(クリス・ジルカ)を止めようとして、彼に痛めつけられてしまう。
それを見ていたグウェン・ステイシー(エマ・ストーン)は、虚勢を張るフラッシュに立ち向かったピーターを慰める。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「スパイダーマン」(2002)
・「スパイダーマン2」(2004)
・「スパイダーマン3」(2007)
・「アメイジング・スパイダーマン」(2012)
・「アメイジング・スパイダーマン2」(2014)
・「スパイダーマン:ホームカミング」(2017)
・「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(2019)
・「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」(2021)
*(簡略ストー リー)
幼い時に両親が謎の失踪を遂げた高校生ピーター・パーカーは、父親の研究の秘密を知りオズコープ社に向かう。
父の同僚であった、科学者コナーズ博士に会ったピーターは、クモの研究をする実験室に侵入する。
クモに咬まれたピーターは体に異変を感じ、自分に並外れたパワーと能力が備わったことに気づく。
ピーターは、伯父夫婦ベンとメイに預けられていたのだが、約束を守らなかったことで口論となり家を飛び出してしまう。
自分を捜したベンが、強盗に射殺されてしまい、責任を感じたピーターは、夜の街で犯人を追う。
一方、異種間遺伝子交配の研究の成果を求められていたコナーズは、自分の腕の再生で実験を試みてしまう。
しかしコナーズは、恐ろしい怪物リザードに変身してしまい、”スパイダーマン”となったピーターは彼に立ち向かうのだが・・・。
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「スパイダーマン」シリーズで、4作目として企画されていた作品だったが、サム・ライミの監督降板により、リブートとして新たなシリーズとなった。
序盤から興味を誘う、前シリーズとは違った雰囲気でスパイダーマン誕生秘話が展開され、なかなかうまくまとめてあることに感心する。
しかし、10年前の衝撃的な感じはなく、進歩しているはずのVFXなどもそれほど新鮮味もない、いかにも作り物というようにしか見えない怪物トカゲ”リザード”の存在感も今一だ。
興収面にそれは反映し、普通の作品ではとてつもないヒットと言える北米興行収入は約2億6200万ドル、全世界では約7億5200万ドルという数字なのだが、いずれも前シリーズと比べると最低の結果に終わってしまった。
続編でその巻き返しができるか、大きな注目を集めている。
大役に抜擢され、満身創痍の主人公ピーター・パーカー/スパイダーマンを熱演するアンドリュー・ガーフィールド、ブロンドが似合わない感じがするが、実はそれが地毛である、主人公の恋人となるキュートなエマ・ストーン、その父親デニス・リアリー、主人公の父親の同僚科学者で、怪物リザードに変身するリス・エヴァンス、主人公の伯父夫婦マーティン・シーンとサリー・フィールド、オズコープの科学者イルファーン・カーン、ジョージ・C・スコットとコリーン・デューハーストの息子で、主人公の父親のキャンベル・スコット、母親エンベス・デイヴィッツ、主人公をいじめる高校の生徒クリス・ジルカ、4歳の主人公役マックス・チャーリーズ、主人公に橋で息子(ジェイク・キーファー)を救われ、終盤で彼に手を貸すC・トーマス・ハウエル、生徒ハンナ・マークス、オズコープの受付係ジル・フリント、収監されているコナーズ(R・エヴァンス)の前に現れる謎の男役マイケル・マッシー、そして、原作者のスタン・リーが、主人公達の激しい戦いに全く気付かない、高校の図書館の老人役で登場する。