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草原の野獣 Gunman’s Walk (1958)

大牧場主一家の親子、兄弟の関係を描く、ヴァン・ヘフリンタブ・ハンタージェームズ・ダーレン共演、監督フィル・カールソンによる西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇


スタッフ キャスト
監督:フィル・カールソン

製作:フレッド・コールマー
原作:リック・ハードマン
脚本:フランク・S・ニュージェント

撮影:チャールズ・ロートンJr.
編集:ジェローム・ソムズ
音楽:ジョージ・ダニング

出演
リー・ハケット:ヴァン・ヘフリン
エド・ハケット:タブ・ハンター
クリー・チュオード:キャスリン・グラント
デイヴィッド”デイヴィ”ハケット:ジェームズ・ダーレン
ウィル・モトリー保安官補:ミッキー・ショーネシー
ポール・チュオード:バート・コンヴィ
パーセル・エイヴリー:エドワード・プラット
ハリー・ブリル保安官:ロバート・F・サイモン
ジェンセン・シーヴェルツ:レイ・ティール

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

1958年製作 95分
公開
北米:1958年7月
日本:1958年7月15日


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
リー・ハケット(ヴァン・ヘフリン)は、かつて拳銃の腕でその土地を手に入れたことを誇りに思う大牧場主だった。
ハケットは、異なる性格で競い合う息子エド(タブ・ハンター)とデイヴィ(ジェームズ・ダーレン)を自分の考え通りに育てようとするものの、その思いは二人に受け入れられない。
エドは拳銃の腕は確かなのだが、父の言いなりになることに嫌気がさしトラブルばかり起こしていた。
そんな兄とは相容れない考えのデイヴィは、周旋所を手伝う先住民との混血女性クリー(キャスリン・グラント)に惹かれる。
その後、馬を集めるために牧場を離れたハケットは、息子達に加え、クリーの兄ポール(バート・コンヴィ)を雇っていた。
そんなある日、エドとポールは野生の白馬を追う。
ところが、ポールは勢い余って崖下に落下し死亡してしまう。
ハケットは、ポールと馬の捕獲を争ったエドを責めずに、事故として処理しようとする。
しかし、クリーの気持ちを察するデイヴィは心を痛める・・・。


解説 評価 感想

多くのジョン・フォード作品の脚本などを手掛けたことで知られるフランク・S・ニュージェントによる脚色だけに、死亡事件を単純に描いた西部劇ではない。

確執とまでは言わないまでも、相容れない親子、兄弟の関係、そして人種偏見などを鋭い視点で捉えるフランク・S・ニュージェントの脚色、フィル・カールソンの演出手腕に注目したい。

拳銃の腕や財力にものを言わせても、思い通りに人”息子”は育てられない父親の苦悩や、それに反発する息子達の考えなどが、確りと描かれた骨太の作品に仕上がっている。

シネマスコープを活かした、大自然を映し出す映像も印象深い。

豪放磊落な牧場主ではあるが、息子達の育て方に悩む父親を好演するヴァン・ヘフリン、父の言いなりになることを嫌う息子タブ・ハンタージェームズ・ダーレンビング・クロスビー夫人でもある、先住民との混血女性キャスリン・グラント、その兄バート・コンヴィ、保安官補ミッキー・ショーネシー、周旋所を任されているエドワード・プラット、保安官ロバート・F・サイモン、主人公を利用しようとする馬の仲買人レイ・ティールなどが共演している。


 

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