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ビーチレッド戦記 Beach Red (1967)

アメリカ陸軍工兵司令部隊員として実際に南太平洋の戦いを体験したピーター・ボウマンの著書を基に、コーネル・ワイルドが製作、監督、主演を兼ね製作された作品。
共演リップ・トーンバー・デベニング

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(戦争)


スタッフ キャスト ■
監督:コーネル・ワイルド

製作:コーネル・ワイルド
原作:ピーター・ボウマン
脚本
クリント・ジョンストン

ジェファーソン・パスカル
ドナルド・A・ピータース
撮影:セシル・R・クーニイ
編集:フランク・P・ケラー
音楽:アントニオ・ベナヴェンチュラ

出演
マクドナルド大尉/ナレーター:コーネル・ワイルド

ベン・ハニーウェル軍曹:リップ・トーン
イーガン:バー・デベニング
ジョセフ・ジョシュア・クリフ:パトリック・ウルフ
ジュリー・マクドナルド:ジーン・ウォーレス
コロンボ:ジェイミー・サンチェス
リンドストーム軍曹:マイケル・パーソンズ
杉山大佐:小山源喜
田中大尉:デイル・イシモト
中野:ノーマン・パク

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ

1967年製作 103分
公開
北米:1967年8月3日
日本:1967年11月


アカデミー賞 ■
第40回アカデミー賞

・ノミネート
編集賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
太平洋戦争の最中、日本兵が占拠する南太平洋の孤島に上陸しようとする、マクドナルド大尉(コーネル・ワイルド)率いるアメリカ海兵隊員の緊張は高まる。

強行上陸した部隊は、敵の激しい攻撃に遭い、多数の死傷者を出し海岸に釘付けにされる。

しかし、マクドナルド大尉の指揮下、内陸に進攻した部隊は、さらなる犠牲者を出しながらも島を制圧していく。

殺したはずの敵兵に撃たれ、傷を負ったマクドナルド大尉だったが、部隊を次の目標地点に移動させる。

ジャングルに入った部隊は、その後、穏やかな時間を過ごし、初めての戦闘を体験し、悲惨な戦場を見た新兵のジョセフ・ジョシュア・クリフ(パトリック・ウルフ)は、無意味に思える戦争の意義を考える。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
太平洋戦争の最中、マクドナルド大尉率いるアメリカ海兵隊部隊は、日本兵が占拠する南太平洋の孤島に上陸する。
敵軍の激しい抵抗に遭い、多くの犠牲者を出した部隊だったが、徐々に島を制圧し始める。
マクドナルドは、自らも負傷しながら、多くの新兵や無謀な下士官を教育しつつ、任務を遂行していく。
そして、日本軍の、捨て身の戦法を察知したマクドナルドは、空からの奇襲攻撃を要請し、敵を撃破するのだが・・・。
__________

1950年代半ばから、監督としても活躍した二枚目スターのコーネル・ワイルド製作、監督、主演、そしてジェファーソン・パスカルの名前で、脚本まで担当した彼の野心作でもある。

お粗末な日本兵役者の演技が、ややB級にも思えてしまう作品だが、当時のこの手の作品には珍しく、官能的なシーンが多々登場しているところや、兵士が家族を想う場面を、スライド・カットの静止画像で見せるような、
趣向を凝らした作品になっている。

戦闘場面などもまずまず見応えがあり、これも当時としてはかなりどぎつく思える、残虐なシーンも登場する。

また、戦争の空虚さや、それにより変貌していく人間の残虐性なども、嫌味なくきっちりと描かれている。

第40回アカデミー賞では、編集賞にノミネートされた。

主演のコーネル・ワイルドは、ナレーターも担当しながら、まとめ役のように要所要所で登場し、作品を引き締めている。

戦闘を重ねるに従い、残虐になっていく軍曹リップ・トーン、大食いで女好きの兵卒役バー・デベニング、無意味に思える戦いを生き抜くパトリック・ウルフ、主人公の妻役ジーン・ウォーレス、英雄願望のある兵卒ジェイミー・サンチェス、負傷する軍曹役のマイケル・パーソンズ、日本軍の指揮官役小山源喜などが共演している。


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