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キートンの大列車追跡 The General (1926)

南北戦争下、列車を強奪し破壊工作で北軍に立ち向かう機関士の活躍を描く、製作、監督、脚本、編集、主演バスター・キートンマリオン・マックグレン・キャベンダー他共演のサイレント映画であるアクション・コメディの傑作。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト
監督

バスター・キートン
クライド・ブラックマン
製作
バスター・キートン
ジョセフ・シェンク
原作:ウィリアム・ピッテンジャー”The Great Locomotive Chase”
脚本
バスター・キートン
クライド・ブルックマン
アル・ボースバーグ
チャールズ・ヘンリー・スミス
ポール・ジェラルド・スミス
編集
バスター・キートン
シャーマン・ケル
撮影:デヴ・ジェニングス

出演
ジョニー・グレイ:バスター・キートン
アナベル・リー:マリオン・マック
アンダーソン北軍大尉:グレン・キャベンダー
サッチャー将軍:ジム・ファーリー
南軍の将軍:フレデリック・ヴルーム
リー:チャールズ・ヘンリー・スミス
アナベルの兄:フランク・バーンズ
北軍の将軍:ジョー・キートン
北軍の将軍:マイク・ドンリン
北軍の将軍:トム・ノーン

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1926年製作 75分
公開
北米:1927年1月2日
日本:1926年12月31日
製作費 $750,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1861年、春、ジョージアマリエッタ
ウエスタン&アトランティック鉄道”の機関車”The General/将軍”は駅に到着する。

機関士ジョニー・グレイ(バスター・キートン)は、愛する婚約者アナベル・リー(マリオン・マック)の家に向かう。

近所にいたアナベルはジョニーの後を追い、気づいた彼を家に招き入れる。

ついてきた二人の子供を追い払ったジョニーは、アナベルに自分と”将軍”が写った写真を贈る。

アナベルの父リー(チャールズ・ヘンリー・スミス)は、サムター砦が砲撃さたことを息子(フランク・バーンズ)から知らされ、いよいよ戦争が始まると考える。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
1861年。
南北戦争南軍兵として志願しようとした”ウエスタン&アトランティック鉄道”の機関車”The General/将軍”の機関士ジョニー・グレイは、現在の職務が重要だという理由で入隊できなかった。
それを婚約者のアナベルに伝えたジョニーだったが、信じてもらえなかった。
1年後、兵士として負傷した父の見舞いに向かうアナベルは、ジョニーの列車に乗って旅立つ。
その頃、北軍のアンダーソン大尉は、列車を奪う破壊工作を計画し南軍の補給路を断とうとするのだが・・・。
__________

南北戦争中に実際に起きた”グレート・ロコモーティブ・チェイス”(大列車追跡)をモチーフにした、ウィリアム・ピッテンジャーの回顧録”The Great Locomotive Chase”を基に製作された作品。

製作、監督、脚本、編集を兼ねる主演のバスター・キートンが、北軍の破壊工作にたった一人で対抗する機関士を演じたサイレント映画である、アクション・コメディの傑作。

計算しつくされた見事なパフォーマンスと今でも十分通用する迫力あるアクションは圧巻であり、古典的なギャグの連続は大いに楽しめる。

特撮も殆どない時代に、危険極まりない列車追跡シーンを自ら演じ撮影した、バスター・キートンの役者魂は素晴らしいの一言だ。

1989年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。

主人公の婚約者を演じ、共に機関車に乗り活躍するマリオン・マック、破壊工作を実行する北軍大尉のグレン・キャベンダー、その上官である将軍ジム・ファーリー、主人公の軍への貢献を称える北軍の将軍フレデリック・ヴルーム、ヒロインの父親チャールズ・ヘンリー・スミス、その息子フランク・バーンズ北軍の将軍ジョー・キートンバスター・キートンの実父)、マイク・ドンリン、トム・ノーンなどが共演している。


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