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奪われた愛と土地。 復讐の刃を胸に、冷徹な追跡者と化した男の執念を描く西部劇。 監督アラン・ドワン、主演コーネル・ワイルド、イヴォンヌ・デ・カーロ、レイモンド・バー、ロン・チェイニーJr.、ロドルフォ・アコスタ、ジョン・クォーレン他共演。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:アラン・ドワン
製作:ベネディクト・ボジャース
原作
ビアトリス・A・ドレッシャー
ミゲール・パディッラ
ジョセフ・レイテス
脚本
ハワード・エスタブルック
ビアトリス・A・ドレッシャー
ジョセフ・レイテス
撮影:ジョン・アルトン
編集:カルロ・ロダート
音楽:ルイス・フォーブス
出演
フアン・オブレオン:コーネル・ワイルド(妻を殺され復讐を誓う牧童)
ローザ・メロ/トーニャ・メロ:イヴォンヌ・デ・カーロ(フアンの妻/ローザの妹)
ロドリゲス大尉:レイモンド・バー(フアンの友人である警察官)
カストロ:ロン・チェイニーJr.(悪党)
サルバトール・サンドロ:ロドルフォ・アコスタ(ドミンゴの部下)
ガスパー・メロ:ジョン・クォーレン(ローザとトーニャの祖父)
ムニョス軍曹:アンソニー・カルーソ(ロドリゲスの部下)
神父:ロバート・ワーウィック(フアンらを気遣う神父)
エスコバル:ジョン・ディークス(フアンの友人)
マヌエル:アレックス・モントーヤ(フアンとローザの子供を助ける)
ドン・ロセンド:ジェームズ・カークウッドSr.(フアンの協力者)
マルティネス:フランク・デ・コヴァ(ドミンゴの部下)
ドン・ドミンゴ:リチャード・ヘイル(ガスパーと土地の権利で争う町の有力者)
アメリカ 映画
配給 RKO
1954年製作 84分
公開
北米:1954年10月6日
日本:1957年8月20日
■ ストーリー ■
19世紀初頭、ラス・カリフォルニアス。
緑豊かな牧草地を行くフアン・オブレオン(コーネル・ワイルド)率いる放牧隊は、ガスパー・メロ(ジョン・クォーレン)の牧場に戻る。
悪党のカストロ(ロン・チェイニーJr.)は、町の有力者であるドン・ドミンゴ(リチャード・ヘイル)の元に向かい、彼の部下サルバトール・サンドロ(ロドルフォ・アコスタ)に、フアンがガスパーの牧場に戻ったことを伝える。
ガスパーは、牧草地の所有権をめぐりドン・ドミンゴと争っていた。
ガスパーと話をしたフアンは、彼の孫娘で、関係を深めたローザ(イヴォンヌ・デ・カーロ)に子供が生またことを知る。
ローザの妹トーニャ(イヴォンヌ・デ・カーロ)ともその件を話したフアンは、子供が男の子だと知り喜ぶ。
家に戻ったトーニャは、フアンが戻り子供のことも知らせたとローザに伝える。
ガスパーと家に向かったフアンはローザと話し、フアンと名付けた息子を抱く。
翌日、牧草地に立てられた看板を倒したガスパーは、それを立てたサンドロから借地料を要求されるものの、彼を追い払う。
フアンが結婚式の準備を始めたため、トーニャは、寂しい気持ちになる。
内気な姉ローザとは違い勝気なトーニャは、ファンに惹かれていた。
式の打ち合わせのために教会に向かったフアンは、その場で、友人である警察官ロドリゲス大尉(レイモンド・バー)に会い、神父(ロバート・ワーウィック)と話し合う。
その後、ドン・ドミンゴを呼び寄せた神父は、土地の件でガスパーと争う彼に、平和的な解決を図るよう指示する。
しかし、ドン・ドミンゴは、祖先の土地をガスパーに渡すことを拒み、彼らを追い払う考えを変えなかった。
その夜、ガスパーの家はカストロやサンドロらに襲われる。
ガスパーは、フアンの助けを求めるようトーニャに指示するが、家に火が放たれ銃撃戦となり、ガスパーの妻は銃弾を受けて死亡する。
カストロがガスパーを射殺し、それを目撃したローザを、サンドロが殺害する。
ローザが家から連れ出していた子供は、通りがかったマヌエル(アレックス・モントーヤ)と妻に助けられる。
トーニャは、戻ってきたフアンに、ローザと祖父母が殺され、子供の行方も分からないことを伝える。
悲しむフアンは、法の裁きに任せるべきだと言う神父の忠告も聞かずに、トーニャと共に復讐を誓うのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“A sleek and gritty Technicolor melodrama of the Old West that bypasses needless psychological fluff, delivering a straight-backed tale of frontier justice where a man’s smoldering vendetta becomes a finely tuned engine of retribution.”
(無駄な心理描写のノイズを削ぎ落とし、一本芯の通った開拓地の正義の物語を届ける、洗練された骨太なテクニカラーの西部劇。男の胸でくすぶる復讐劇が、報復のための正確に調律されたエンジンのごとく駆動していくのである。)
サイレント時代から活躍する、「硫黄島の砂」(1949)などのアラン・ドワンが監督し、主演はコーネル・ワイルド、イヴォンヌ・デ・カーロ、レイモンド・バー、ロン・チェイニーJr.、ロドルフォ・アコスタ、ジョン・クォーレン他共演の西部劇。
愛する者を殺された男の復讐を単純明快に描く、19世紀初頭のラス・カリフォルニアスを舞台にした異色の西部劇。
才能豊かなコーネル・ワイルドの主演作というだけで注目であり、妻と家族を殺され復讐に燃える男を熱演している。
当時の人気女優イヴォンヌ・デ・カーロが、姉妹の二役を、それぞれ違った性格で魅力的に演ずるのも興味深い。
主人公の友人である警察官レイモンド・バー、主人公の家族を襲う悪党ロン・チェイニーとロドルフォ・アコスタ、ヒロインの祖父ジョン・クォーレンなどが共演している。











