スタン・リーとスティーヴ・ディッコによる、1963年に”マーベル・コミック”で連載が開始された人気キャラクター”スパイダーマン”が活躍する実写映画の8作目で、新シリーズの3作目。 ドクター・ストレンジの魔術の影響により“マルチバース”から現れたヴィランたちに立ち向かうスパイダーマンの活躍を描く、監督ジョン・ワッツ、主演トム・ホランド、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジェイコブ・バタロン、ジョン・ファヴロー、ジェイミー・フォックス、ウィレム・デフォー、アルフレッド・モリーナ、マリサ・トメイ、アンドリュー・ガーフィールド、トビー・マグワイア、トーマス・ヘイデン・チャーチ、リス・エヴァンス他共演のアクション大作。 |
・ゼンデイヤ / Zendaya / Pinterest
・ベネディクト・カンバーバッチ / Benedict Cumberbatch 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・ワッツ
製作
ケヴィン・ファイギ
エイミー・パスカル
製作総指揮
ルイス・デスポジート
ヴィクトリア・アロンソ
ジョアン・ペリターノ
レイチェル・オコナー
アヴィ・アラッド
マット・トルマック
原作
”スパイダーマン”
スタン・リー
スティーヴ・ディッコ
脚本
クリス・マッケナ
エリック・ソマーズ
撮影:マウロ・フィオーレ
音楽:マイケル・ジアッキーノ
出演
ピーター・パーカー/スパイダーマン:トム・ホランド
ミシェル”MJ”ジョーンズ:ゼンデイヤ
スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ:ベネディクト・カンバーバッチ
ネッド・リーズ:ジェイコブ・バタロン
ハロルド”ハッピー”ホーガン:ジョン・ファヴロー
マックス・ディロン/エレクトロ:ジェイミー・フォックス
ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン:ウィレム・デフォー
オットー・オクタビアス/ドクター・オクトパス:アルフレッド・モリーナ
メイ・パーカー:マリサ・トメイ
ピーター・パーカー/スパイダーマン:アンドリュー・ガーフィールド
ピーター・パーカー/スパイダーマン:トビー・マグワイア
フリント・マルコ/サンドマン:トーマス・ヘイデン・チャーチ
カート・コナーズ/リザード:リス・エヴァンス
ウォン:ベネディクト・ウォン
ユージーン”フラッシュ”トンプソン:トニー・レヴォロリ
エディ・ブロック/ヴェノム:トム・ハーディ
ベティ・ブラント:アンガーリー・ライス
ジェイソン・イオネッロ:ジョージ・レンデボーグJr.
ロジャー・ハリントン:マーティン・スター
ジュリアス・デル:J・B・スムーヴ
マット・マードック:チャーリー・コックス
MIT副学長:ポーラ・ニューサム
J・ジョナ・ジェイムソン:J・K・シモンズ
クレイアリー連邦捜査官:アリアン・モーエイド
クエンティン・ベック/ミステリオ:ジェイク・ジレンホール
アメリカ 映画
配給 ソニー・ピクチャーズ・リリーシング
2021年製作 148分
公開
北米:2021年12月17日
日本:2022年1月7日
製作費 $200,000,000
北米興行収入 $804,793,480
世界 $1,901,232,600
■ アカデミー賞 ■
第94回アカデミー賞
・ノミネート
視覚効果賞
■ ストーリー ■
クエンティン・ベック(ジェイク・ジレンホール)に濡れ衣を着せられ、スパイダーマンの正体を明かされてしまったピーター・パーカー(トム・ホランド)は、ダメージ・コントロール局に拘束される。
ピーターは、ガールフレンドのミシェル”MJ”ジョーンズ(ゼンデイヤ)、友人ネッド・リーズ(ジェイコブ・バタロン)、叔母メイ(マリサ・トメイ)と共に取り調べを受ける。
盲目の弁護士マット・マードック(チャーリー・コックス)は、ピーターの告訴を取り下げさせるが、デイリー・ビューグルのキャスター、J・ジョナ・ジェイムソン(J・K・シモンズ)のスパイダーマンを批判する報道などもあり、世間のスパイダーマンに対する評価は別れる。
ピーター、MJ、ネッドはMIT(マサチューセッツ工科大学)を受験するものの、不合格となりショックを受ける。
サンクタムに向かったピーターは、共に戦ったスティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)に助けを求める。
ストレンジは、ピーターがスパイダーマンであることを人々が忘れるようになる呪文を唱える。
しかし、その途中でピーターが邪魔をしたために失敗に終わり、ストレンジは、MITに掛け合おうとしない彼を非難する。
ピーターは、渋滞で停車中だったMIT副学長(ポーラ・ニューサム)に車を見つけて説得しようとするが、現れたオットー・オクタビアス/ドクター・オクトパス(アルフレッド・モリーナ)の襲撃を受ける。
オクタビアスは、アイアンスパイダースーツからナノテクノロジーを奪い、アームと結合させてスパイダーマンに攻撃を加えるものの、アームが制御できなくなる。
副学長の危機を救ったピーターは、MJとネッドと共に入学の件を事務局に話してもらえることになる。
そこにノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン(ウィレム・デフォー)が現れ、驚くピーターはストレンジの魔術でサンクタムに移動し、オクタビアスはセルに閉じ込められる。
ストレンジは、魔術の失敗により、スパイダーマンがピーターだと知る者たちをマルチバースから呼び寄せてしまい、既にカート・コナーズ/リザード(リス・エヴァンス)を捕らえていることをピーターに話す。
現れたMJとネッドをその場に残したピーターは、電気を操るマックス・ディロン/エレクトロ(ジェイミー・フォックス)を見つけ、戦いの間に現れた体が砂で出来たフリント・マルコ/サンドマン(トーマス・ヘイデン・チャーチ)を捕らえることに成功する。
オズボーンは、グリーン・ゴブリンの人格から自分をコントロールできるようになり、サンクタムに移動する。
そしてピーターらは、ストレンジの呪文でオズボーンらをそれぞれのユニバースに戻す準備を始めるのだが・・・。
参考:
・「スパイダーマン」(2002)
・「スパイダーマン2」(2004)
・「スパイダーマン3」(2007)
・「アメイジング・スパイダーマン」(2012)
・「アメイジング・スパイダーマン2」(2014)
・「スパイダーマン:ホームカミング」(2017)
・「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(2019)
・「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」(2021)
スタン・リーとスティーヴ・ディッコによる”マーベル・コミック”の人気キャラクター”スパイダーマン”が活躍する実写映画の8作目であり、新シリーズの3作目、”マーベル・シネマティック・ユニバース/MCU”の27作目。
ドクター・ストレンジの魔術の影響により、“マルチバース”から現れたヴィランたちと対峙するスパイダーマンの活躍を描くアクション大作。
MCU以前のスパイダーマンやヴィランが登場し、そのキャラクターの様々な思惑が絡み合う、ファンにはたまらない内容となっている。
第94回アカデミー賞にノミネートされた視覚効果賞や特撮も他のアクション映画を圧倒し、玄人受けする見事な出来栄えであり、困難に立ち向かう勇気、友情や家族愛なども描かれた、あらゆる年代が楽しめる作品に仕上がっている。
製作費に2億ドルをかけた超大作であり、北米興行収入のみで約$8億ドル、全世界では何と19億ドルという驚異的なメガヒットとなり、同年の最高収入(歴代6位)を記録した。
個人的に注目したいのは、初代スパイダーマンのトビー・マグワイアの登場で、年齢を重ねた雰囲気でスーパーヒーローを演ずる彼の活躍は嬉しい。
主演のトム・ホランドは、MITの進学問題も抱えながら、現れたヴィランに対峙する主人公を熱演し、彼に協力するスティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジを演ずるベネディクト・カンバーバッチも重要な役柄を好演している。
主人公のガールフレンドを魅力的に演ずるゼンデイヤ、彼女と主人公の友人ジェイコブ・バタロン、主人公の叔母メイのマリサ・トメイと別れてしまうハロルド”ハッピー”ホーガンのジョン・ファヴロー、マックス・ディロン/エレクトロのジェイミー・フォックス、ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリンのウィレム・デフォー、オットー・オクタビアス/ドクター・オクトパスのアルフレッド・モリーナ、ピーター・パーカー/スパイダーマンのアンドリュー・ガーフィールドとトビー・マグワイア、フリント・マルコ/サンドマンのトーマス・ヘイデン・チャーチ、カート・コナーズ/リザードのリス・エヴァンス、ストレンジの盟友ウォンのベネディクト・ウォン、主人公のクラスメイト、ユージーン”フラッシュ”トンプソンのトニー・レヴォロリ、ベティ・ブラントのアンガーリー・ライス、ジェイソン・イオネッロのジョージ・レンデボーグJr.、担当教師ロジャー・ハリントンのマーティン・スターとジュリアス・デルのJ・B・スムーヴ、エディ・ブロック/ヴェノムのトム・ハーディ、盲目の弁護士マット・マードックのチャーリー・コックス、MIT副学長のポーラ・ニューサム、デイリー・ビューグルの名物キャスター、J・ジョナ・ジェイムソンのJ・K・シモンズ、ダメージ・コントロール局の捜査官アリアン・モーエイド、クエンティン・ベック/ミステリオのジェイク・ジレンホールが映像で登場する。