アポストルはカシミールでの天然痘発症に関与し、蔓延は防いだものの、新たな雇い主を得てある行動を計画中だという噂もあった。
その雇い主のコード名は”ジョン・ラーク”であり、”平和は苦しみの後に訪れる”という声明を出し、ノルウェー人の核兵器の専門家ニルス・デルブルック(クリストファー・ヨーネル)の失踪に関与したと噂されていた。
デルブルックは、反宗教的な考えの危険人物とされる科学者だった。
アポストルはロシアのミサイル基地から3個のプルトニウム・コアを盗んだ東欧のマフィアと接触し、ラークらは、核兵器の製造を企んでいると思われた。
専門家のデルブルックなら、72時間で地球のどこにでも人間が運べる核爆破装置を作ることが可能であり、それがラークとアポストルの手に渡れば、何億もの人々が犠牲になることは確実だった。
アポストルのプルトニウム入手を阻止しすることが、今回のイーサンの任務だった。
ベルリン。
ベンジー・ダン(サイモン・ペッグ)と共にプルトニウムの取引しようとするイーサンは、相手が現れたために、車で待機するルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)に金の準備をさせる。
次の瞬間、電源が落ちたために驚くルーサーは、イーサンとの連絡が途絶え、何者かに銃を向けられる。
マフィアからプルトニウムを受け取ったイーサンは、ベンジーが本物であることをチェックしたため、ルーサーに連絡する。
返事がないためにイーサンらは殺されそうになる。
その場は銃撃戦になりマフィアは殺され、ルーサーがアポストルに捕らえられたことを知ったイーサンは、プルトニウムを渡して去るようにと言われる。
ベンジーがリモコンで車を近づけ、その場にプルトニウムのケースを放り投げる。
銃を向けられたルーサーは、プルトニウムを持って逃げるようにとイーサンに伝える。
ルーサーを見捨てられないイーサンは彼に向かって発砲し、アポストルはその場から逃げる。
防弾チョッキを着ていたルーサーは無事だったのだが、プルトニウムのケースは消えていた。
その後、ヴァチカン、エルサレム、メッカの三大聖地で爆破テロが起き、保護されて病院に収容されたデルブルックは、それを伝える”CNN”の”The Situation Room”のアンカー、ウルフ・ブリッツァーのコメントを確認し、目的達成を喜ぶ。
ルーサーと共にデルブルックに会ったイーサンは、ジョン・ラークと連絡し合った携帯電話のパスコードを聞き出そうとする。
それを拒むデルブルックを痛めつけようとするイーサンを制止したルーサーは、声明文を読むことを約束し、電話一本で指示できると伝える。
イーサンが長官に電話した直後、テレビではウルフ・ブリッツァーが声明文を読み上げる。
納得したデルブルックは携帯電話のパスコードを入力し、それを受け取りパソコンにつないだルーサーは、”終わった”とイーサンに伝える。
イーサンの合図と共に病室がセットと分かり、ウルフ・ブリッツァーに扮していたベンジーがマスクを外す。
爆発もすべてウソだったと気づいたデルブルックは、イーサンに眠らされる。
ドイツ、ラムシュタイン空軍基地。
デルブルックの電話を解析したIMF長官のアラン・ハンリー(アレック・ボールドウィン)は、表向きは慈善事業家である武器商人アラナ・ミツォポリス、別名”ホワイト・ウィドウ”(ヴァネッサ・カービー)との交信を確認したことをイーサンに知らせる。
ハンリーは、政界とのコネでアラナが身を守ていることをイーサンに話し、彼女が今夜、ラークとパリの”グラン・パレ”でプルトニウムの取引の件で会うことを伝える。
夜中の0時にラークが現れなければアラナはバイヤーを代えるので、2時間で彼を探し出すことを、ハンリーはイーサンに命ずる。
ルーサーを助けて、多くの人命を危険にさらすことになった件を気にするイーサンだったが、それが弱さであると指摘しながらそこを買っていると言うハンリーは、IMFに来たのはそんな君がいたからだと伝える。
そこに現れたCIA長官のエリカ・スローン(アンジェラ・バセット)は、ラークを確保してグァンタナモで尋問するとハンリーに伝える。
本物と確認もできない相手からは、正確な情報は入手できないと言うハンリーは、IMFがするべき仕事だとスローンに伝えるものの、プルトニウムを奪われたことを非難される。
仲間を救ったと言うハンリーに、犠牲はつきものだと反論するスローンは、イーサンの監視役として部下のオーガスト・ウォーカー(ヘンリー・カヴィル)の同行を強要する。
それを拒むハンリーだったが、大統領の許可も得ていると言うスローンに従うしかなかった。
パラシュートでグラン・パレに降下し、ラークと接触して連れ出す計画をウォーカーに話したイーサンは、彼を牽制しながら準備をする。
2万5000フィート以上の高度に耐えるマスクをつけて酸素のチェックをしたイーサンは、悪天候だったために待機しようとするが、ウォーカーは先に降下する。
稲妻で酸素のチューブが外れ意識を失ったウォーカーをキャッチし、自分の酸素を接続したイーサンは、パラシュートを開きグラン・パレに降下する。
何も知らずに屋上に着地したウォーカーと共に内部に侵入したイーサンは、IDバンドを渡されれいるはずのラークの反応をトイレで確認する。
その場にいたラークと思われる東洋系の男(リャン・ヤン)を叩きのめしたイーサンとウォーカーは、男達が入ってきたために隠れる。
男の顔をスキャンしてマスクを作ろうとしたイーサンとウォーカーだったが、入ってきた男達にゲイだと思われ、ドアを開けられそうになるものの、彼らは諦めてその場を去る。
隙を見て反撃した男と格闘になったイーサンとウォーカーは、銃を奪われる。
イーサンは銃を向けられるが、男は射殺される。
発砲したのはイルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)で、彼女が顔を撃ったために、マスクを作るスキャンができなくなる。
イーサンは男の携帯電話を確認し、ウォーカーは清掃班を呼ぶ。
男からIDバンドを奪ったイーサンは、入ってきた男達を追い払い、誰の命令で来たのかイルサに尋ねる。
話せないと言うわれたイーサンは、マスクなしでこのままアラナに会うことをウォーカーに伝える。
ウォーカーからバレると言われたイーサンは、初対面なら大丈夫だと考えるものの、イルサも彼を制止する。
隠し事がある様子のイルサが何も話さないために、イーサンはアラナの元に向かう。
同じIDバンドをしていたイルサもついて行き、殺し屋達がラークを狙っているとイーサンに伝える。
誰も顔を知らないので、ラークを名乗れば命を狙われると言うイルサは、イーサンから、それを知っている理由を訊かれる。
何も話そうとしないイルサに、足を洗えと伝えたイーサンは、同じ言葉を返される。
スピーチを終えたアラナとバーで接触したイーサンは、強引に話を進める。
止めに入った兄ゾラ(フレデリック・シュミット)を落ち着かせたアラナは、男達に狙われていると言うイーサンとその場から離れようとする。
イーサンは襲ってきた男達を次々と倒し、アラナも加勢する。
イルサとウォーカーも、殺し屋を叩きのめす。
ウォーカーと共にアラナの屋敷に向かったイーサンは、ゾラから、フランス政府のヘリで明日パリに到着するある人物を捕らえる計画を知らされる。
レーンを捕らえると言われたイーサンは、彼を知らないアラナに、アナーキストである元MI6の諜報員であり、テロ組織”シンジケート”のリーダーだと伝える。
2年前にアメリカの政府機関がレーンを捕らえ、彼を裁こうとする各国が尋問攻めにしていることを、ウォーカーが付け加える。
目的はプルトニウムだと言うイーサンに、自分は仲介役に過ぎないと伝えたアラナは、レーンを捕らえて引き渡すことを求める。
プルトニウムのコア一つをイーサンに渡したアラナは、残りの2個はレーンと交換で48時間以内に届けることを約束する。
警護の警官などを含めて、目撃者は全員殺す計画を知ったイーサンは、プルトニウムを持参して引き上げる。
スローンに会ったウォーカーはイーサンがラークだという考えを話し、替え玉を使い自分を目撃者にして惑わせていると伝える。
MI6のレーンと同じく、何度も政府に裏切られたイーサンには動機があると言うウォーカーは、トイレで殺した男の物だと言って携帯電話をスローンに渡し、証拠はこの中にあると伝える。
(イーサンが確認した、トイレで殺した男の電話の画面は割れていたが、ウォーカーが渡した電話は傷ついていない。)
レーンはヘリでパリに護送され、イーサンはウォーカーと共に予定の地点で待機する。
イーサンがレーンを捕らえたことに気づいたウォーカーは、彼に正体をバラされると考えるものの、イーサンはそれを気にしない。
レーンを護送する車両の隊列を、あるバイカーが追う。
計画は実行され、イーサンは近づくレーンの護送車に衝突して川に落とす。
暴走し始めたイーサンにゾラは驚く。
水没した護送車の中でもだえるレーンは、現れたベンジーに救出され、ボートで待機するルーサーに引き上げられる。
ルーサーは、レーンにつけられたいた発信機の信号をオフにする。
荷台に乗っていた者達を振り落として暴走し、路地に突っ込んだイーサンとウォーカーは、車から出てバイクでその場を離れる。
ベンジーに連絡したイーサンは、救出を求める。
追跡を逃れるイーサンは、車に衝突して転倒してしまう。
水路に落下したイーサンは、待ち構えていたベンジーとルーサーのボートに乗り込む。
ガレージに向かい、待っていたウォーカーと合流したイーサンらは、出口に女性警官がいたために焦る。
銃を向ける警官を傷つけたくないイーサンは説得するが、ゾラの部下が彼女を銃撃する。
一人が警官を殺そうとするが、イーサンが男達を射殺する。
無線で応援を呼ぶようにと警官に指示したイーサンは、彼女に謝罪してその場を去る。
バイカーから銃撃されたイーサンは、レーンだけを車に残してベンジーらを降ろす。
逃走するイーサンは、目の前に現れたバイカーのイルサが撃つのを躊躇した瞬間に、彼女に体当たりして走り去る。
起き上がったイルサはその場を去り、ゾラは彼女の姿を確認する。
ルーサーが発信機を摘出する間、シンジケートが、世界を破滅させる政府を打ち砕くための最期の希望だったと、レーンはイーサンに伝える。
発信機を摘出したルーサーはそれをドローンにセットし、ベンジーが飛び立たせる。
追跡するパトカーが遠ざかっていくことを確認したイーサンは、レーンを拘束してアラナに会う。
ゾラの計画通りだとレーンまで殺されたと考え、それを変更したことをアラナに伝えたイーサンは、一応、納得した彼女からレーンの居場所を訊かれる。
安全な場所にいると答えたイーサンは、プルトニウムの受け渡しの件を確認し、女のことを訊かれる。
昨夜いた女を今日も目撃したことをゾラから知らされていたアラナは、その件をイーサンに伝えて、女が撃つのを躊躇したという話もする。
過去にいろいろあったと言われたアラナは、部下を4人殺されたので、女の引き渡しもイーサンに要求する。
断ればプルトニウムは他のバイヤーに渡すと言うアラナは、彼女を引き渡すことを約束したイーサンにキスし、ロンドンで連絡を待つようにと伝えてその場を去る。
その様子を監視していたイルサはイーサンを追い、彼と話しをするが、再び足を洗えと言われる。
イルサがラークを守っていたことを知ったイーサンは、彼女の目的がレーンを殺すことだと気づく。
各国が、レーンの知るイギリスの情報組織の情報を探っているため、それを阻止する必要があることをイーサンに話したイルサは、自分が送り込まれた理由を訊かれる。
疑惑を晴らすためだと答えたイルサに、辞職して自由の身になったことを確認したイーサンは、自分達に自由などないと言われる。
レーンの組織にいた自分は同じように疑われ、彼を殺せば解放されると言うイルサからレーンの居場所を訊かれたイーサンは、答えようとしない。
それならば自分で捜すと言うイルサは、邪魔をしないでほしいとイーサンに伝えてその場を去る。
ロンドン。
アラナから連絡を受けたイーサンの会話を、イルサは盗聴する。
レーンを連れてある場所に向かったイーサンは、その場にいたハンリーから、計画を変更したことなどを訊かれ、ベンジーが、そうしなければ多くの人命が失われたと答える。
今後の説明を求めるハンリーは、レーンを監禁したイーサンから、プルトニウムとレーンを交換する場所に向かうと言われる。
ベンジーをレーンに変装させて連れて行くと言うイーサンに、ウォーカーは、本物と交換してでもプルトニウムを確保すると伝える。
レーンは渡さないと言うイーサンは、アポストルにバレることを心配するウォーカーに、自分に任せろと伝える。
問題はレーンを狙っているイルサであり、自分達を襲ったパリのバイカーが彼女だと認めたイーサンは、目的はレーンだと伝える。
プルトニウムの引き渡しが迫るイーサンは、罠だと言うハンリーから、アラナがCIAの協力者であることを知らされる。
レーンとプルトニウムを渡すつもりのアラナは、CIAとの信頼関係を強固にする気だと言うハンリーは、スローンは、自分達の誰かがラークだと疑っていることを伝える。
資料を見せたハンリーは、天然痘ウィルスとイーサンが関係し、デルブルック誘拐にも関与し、プルトニウムをアポストルに奪われ、命令にも背いた行動から、寝返ったとCIAが判断したと話す。
スローンはイルサも尋問するつもりだと言われたイーサンは、彼女の情報源を気にする。
それは分からないと言うハンリーは、ミッションを中止してレーンをCIAに渡せば、イーサンを自分に戻すことを約束されていることも話す。
レーンは必ず逃亡すると言うイーサンは、自ら連行するつもりのハンリーに、それがレーンの狙いであり、スローンがこの情報をどう使うか読んでいたと伝える。
これこそ罠だと考えるイーサンは、納得しないハンリーから、ウォーカーは裏切り者を殺すための殺し屋で、寝返れば自分を殺す許可を得ていると言われる。
それを認めたウォーカーは、任務なので悪く思うなとイーサンに伝える。
考えを変えないイーサンはハンリーを眠らせて、残り15分しかないため、プルトニウムの奪還にウォーカーが手を貸すことを確認する。
協力するしかないルーサーは、レーンに変装するベンジーを手伝う。
ここは任せろと言ってイーサンを見送ったウォーカーは行動を開始し、拘束されているレーンの元に向かい、目覚めさせて逃げようとする。
その場から動こうとしないレーンに、イーサンを騙しプルトニウムを自分に渡す約束だと伝えたウォーカーは、彼が納得しないために苛立つ。
その場にマスクの製造装置があったために、ウォーカーはレーンが偽物だと気づきマスクを剥がす。
変装していたベンジーから、任務なので悪く思うなと言われたウォーカーは、ハンリーに銃を向けられる。
それを奪ったウォーカーだったが、弾が入っていないことを知り、イーサンらの元に連れて行かれる。
ハンリーから、イーサンをハメる証拠をスローンに渡した理由を訊かれたウォーカーは、シラを切ろうとする。
スローンを電話に出したハンリーは、ウォーカーを引き渡すと伝える。
今すぐ行くとスローンが伝えた直後、その場に特殊部隊が現れ、イーサンらは武器を捨てる。
ハンリーから話が違うと言われたスローンは、その場に裏切り者がいるか確かめるために、ウォーカーと共に帰国するようにと伝える。
そこに現れたイルサは、身を潜めながらその様子を見守る。
スローンに従うべきだとハンリーに伝えたイーサンだったが、ウォーカーの指示で部隊員が発砲し始める。
銃撃戦が始まり、ウォーカーに襲い掛かったハンリーはナイフで刺される。
ウォーカーが逃げたことを知ったイーサンは、ルーサーから、彼に発信機はついていると言われる。
追えと言い残してハンリーは息を引き取り、ルーサーに発信機をつけられたイーサンはウォーカーを追う。
加勢するイルサは部隊員を倒して、ベンジーとルーサーと共に車に乗る。
発信機の信号を確認するベンジーの指示を受けてウォーカーを追うイーサンは、いくつものビルを飛び越え”ブラックフライアーズ鉄道橋”の屋根を駆け抜けてテムズ川を渡る。
”テート・モダン”に入ったウォーカーを追うイーサンは、煙突のエレベーターにしがみつきながら、それに乗っているウォーカーと話す。
銃を構えるウォーカーから、獄中でラークと認めて世界の崩壊を見ると言われたイーサンは、そうはさせないと伝える。
ジュリアの写真を見せたウォーカーは、自分を追うなら彼女を殺すとイーサンに伝えて、屋上に向かいレーンの乗るヘリで飛び去る。
デルブルックの回路図などで核爆破装置の威力を確認するベンジーとルーサーは、それが第二次大戦の全爆弾以上の破壊力だとイルサに話す。
通常の解除方法ではなく、2個がマイクロ波でリンクしているので、1個を解除しても、もう1個が起動する仕組みになっていた。
カウントダウンは遠隔の起爆装置でスタートし、それが始まれば終わりだと言うベンジーは、何とかするとイルサに伝えるものの自殺行為だった。
長年イーサンと付き合ってきたと言うルーサーと話したイルサは、彼が愛した女は二人で、その一人は妻であり、イーサンが既婚者だったことを知る。
かつて、妻を奪った敵から彼女を取り戻したイーサンは辞職し、暫くは幸せに暮らすものの、危険が迫る度に自分がいるためだと考えた。
妻は、イーサンは世界を守るべき人だと考え、結局、二人は別れる決心をしたことをルーサーはイルサに話す。
その後、妻は身を隠し、時々、無事だという連絡をよこすことがイーサンの心の支えだと言うルーサーは、イルサから、話した理由を訊かれる。
イーサンは自分を救って今回の事態になったと言うルーサーは、態度で示す以上に君を想っているとイルサに伝える。
ルーサーは、イーサンのことを思うなら手を引けとイルサに伝える。
そこにイーサンが現れ、イルサは一緒に行動することを彼に伝えて、理解してもらう。
世界のどこでも追跡できる発信機をレーンに埋め込んであり、探知を防ぐために起動は36時間遅らせてあることを知ったイルサは、イーサンらがレーンをわざと逃がしたことを知る。
レーンを追えば必ずプルトニウムにたどり着けると言うイーサンは、彼を追う。
カシミール。
信号が消えた地点に向かうイーサンは、自分達を呼び寄せるつもりだと皆に伝える。
ルーサーから、人道支援の医療キャンプがあることを知らされたイーサンは、アポストルが天然痘ウィルスを撒いた場所だと気づく。
その場所のヌブラ川の源流は”シアチェン氷河”であり、核爆発が起きれば、中国、インド、パキスタンなどの世界最大の水源が汚染され、世界の人口の1/3に影響することにイルサが気づく。
”平和は苦しみの後に訪れる”という言葉を思い出したイーサンらは、爆破装置の解除を考える。
起爆装置は欠陥で点火キーが必要であり、それを抜くとリンクが切れて、ヒューズを切断すると爆破は解除されることにベンジーは気づく。
しかし、カウントダウンが始まるのを待たなくてはならないため、起爆装置をスタートさせてからキーを抜く必要があった。
その頃、プルトニウムをセットして二つの爆破装置を起爆装置に接続したレーンは、15分のタイマーをセットさせたウォーカーらを退避させようとする。
自分はこの場に残り最期を見届けると、レーンはウォーカーに伝える。
キャンプに着いたイーサンらは、手分けをしてプルトニウムを探す。
その場で医療支援を行っていたジュリアから声をかけられたイーサンは驚き、夫のエリック(ウェス・ベントリー)を紹介され、医師だと言って挨拶する。
ルーサーとベンジーがその場にいたため、ジュリアはイーサンが任務遂行中だと気づく。
ここでの仕事を終えて去る予定だったジュリアは、エリックと共に荷造りをしてイーサンを送ることになる。
ルーサーが爆破装置を見つけたため、許してくれとジュリアに伝えたイーサンはその場に向かう。
ヘリ二機で飛び立つようにとウォーカーに指示したレーンは、彼に点火キーを渡す。
アンテナに仕掛けられていた起爆装置を確認したイーサンらは、カウンターが始動していないことを知り、ルーサーにその場を任せてもう一つの爆弾と起爆装置を探す。
ヘリに乗り込むウォーカーは、起爆装置の15分のカウントダウンをスタートさせて飛び立つ。
それをルーサーから知らされ、ヘリのウォーカーを確認したイーサンは、起爆装置を手に入れると言って、イルサとベンジーに爆弾を探すようにと指示してヘリに向かう。
イーサンは、資材を運ぶもう一機のヘリのロープにしがみつき、レーンがそれを確認する。
ロープをよじ登りヘリに乗り込もうとしたイーサンは落下してしまうものの、荷物のネットを掴む。
現れたジュリアを避難させようとしたルーサーは、手伝うと言う彼女の手を借りる。
ヘリに乗り込んだイーサンは、格闘になった男が発砲してパイロットを射殺したため、二人を突き落とす。
イーサンからヘリを操縦していると言われたベンジーは、爆弾を探すことを指示されるものの、無線が途絶える。
ウォーカーのヘリの上に向かい荷物を落下することを考えたイーサンは、上昇して狙いを定める。
荷物の落下に気づいたパイロットはそれを回避し、ウォーカーはイーサンに気づき銃撃する。
弾丸を避けようとしたイーサンは制御不能になるものの、機体を立て直す。
レーンに誘導されていると気づいたイルサは、爆弾は村にあると考える。
ベンジーは、放射能反応がある無数のケースを見つける。
ジュリアは、ルーサーを手伝いながらイーサンのことを尋ねる。
渓谷を飛行するイーサンは、被弾してしまう。
レーンの居場所を知ったイルサは、それをベンジーに伝える。
ケースの鍵を壊して開けたベンジーは、中身がレントゲンの機材であることを確認する。
ある家で爆弾を見つけたイルサはベンジーに知らせるもの、レーンに襲われる。
追ってくるイーサンを銃撃し続けるウォーカーだったが、弾が切れてしまう。
もう一つの爆弾のことをベンジーとイルサに尋ねたルーサーだったが応答はなく、別の爆弾のことを知ったジュリアは驚く。
ルーサーに待つようにと伝えたベンジーは、応答がないイルサを捜す。
拘束されたイルサは、ベンジーが近づくことに気づき、レーンが待ち構えていることを知らせようとする。
ベンジーに襲い掛かり格闘になったレーンは、彼の首にロープをかける。
エンジンから出火したイーサンは焦る。
ベンジーは吊るされ、拘束を逃れたイルサはレーンと格闘になる。
イーサンはウォーカーのヘリに衝突し、二機は雪山に墜落する。
レーンを抑え込み首を閉めたイルサは、窒息しそうなベンジーに割れた瓶を渡すものの、彼はロープを切ることができない。
ローンが気を失ったことを確認したイルサは、意識のないベンジーのロープを切って助ける。
坂を転がるウォーカーのヘリはイーサンのヘリに衝突し、二機は崖から転落して岩の間で止まる。
ヘリは再び落下してイーサンとウォーカーは、外に投げ出される。
ワイヤーが岩に引っ掛かり、ヘリは宙づりになる。
ルーサーから、エリックの元に向かうようにと言われたジュリアはそれに従う。
ベンジーに指示を与えたルーサーは、同時にワイヤーを切る準備をする。
落ちている起爆装置を拾おうとしたイーサンはウォーカーと格闘になり、崖から落ちた二人はワイヤーにしがみつく。
岸壁に移ったイーサンは、重さに耐えきれないワイヤーを引き、その直撃を受けたウォーカーはヘリと共に落下する。
イーサンは崖をよじ登るものの、残りは50秒だった。
ワイヤーをカットする準備をしたルーサーは、ベンジーとイルサに、イーサンは必ず起爆装置を手に入れたと伝える。
二つの爆破装置のワイヤーはカットされ、イーサンはキーを抜き爆破を阻止する。
装置は開き、中からプルトニウム・コアが現れ、それを見つめるレーンは悔しがる。
到着したヘリによりイーサンは救出され、ベンジー、ルーサー、そしてイルサが、彼を医療施設に運ぶ。
ジュリアに話しかけられて目覚めたイーサンは、エリックから、その場にいた友人(スローン)に助けられたと言われる。
エリックに二人にしてほしいと伝えたジュリアは、イーサンから謝罪される。
ジュリアは、すべてのことを謝罪したいと言うイーサンに、生きがいを感じる今の自分は、あなたに出会ったことで強く生きられることを知ったと伝える。
”皆を救ったあなたがいるので、夜も安心して眠れる”と言われたイーサンは、幸せを実感できるかジュリアに確認する。
できると答えたジュリアは、自分はいるべき場所にいる、あなたもだと伝えて、彼のことをイルサらに任せる。
__________
レーンは、アラナを仲介者としてMI6に引き渡され、MI6とイルサの関係も切れることになる。
亡くなったハンリーが確信していた通り、IMFは世界を救う組織で、多くの人命と同様に一人のことも大切にする人間が必要であり、自分も安心できるとスローンは考える。
__________
イーサンに寄り添うイルサは、傷ついた互いを気遣う。
傷が痛むイーサンは、ジョークを言うベンジーとルーサー、そしてイルサに、”笑わせるな”と伝える。