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青い戦慄 The Blue Dahlia (1946)

妻の殺害を疑われた復員兵が事件解決のために奔走する姿を描く、製作ジョン・ハウスマン、監督ジョージ・マーシャル、脚本レイモンド・チャンドラー、主演アラン・ラッドヴェロニカ・レイクウィリアム・ベンディックスハワード・ダ・シルヴァドリス・ダウリングヒュー・ボーモント他共演のフィルム・ノワール

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ジョージ・マーシャル
製作:ジョン・ハウスマン
脚本:レイモンド・チャンドラー
撮影:ライオネル・リンドン
編集:アーサー・P・シュミット
音楽:ヴィクター・ヤング

出演
ジョニー・モリスン:アラン・ラッド
ジョイス・ハーウッド:ヴェロニカ・レイク
バズ・ウォンチェック:ウィリアム・ベンディックス
エディ・ハーウッド:ハワード・ダ・シルヴァ
ヘレン・モリスン:ドリス・ダウリング
ジョージ・コープランド:ヒュー・ボーモント
ヘンドリクスン警部:トム・パワーズ
コレリ:ハワード・フリーマン
レオ:ドン・コステロ
“ダッド”ニューウェル:ウィル・ライト
主人公に宿を紹介する男:フランク・フェイレン
ヒース:ウォルター・サンド

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1946年製作 100分
公開
北米:1946年4月18日
日本:1956年7月26日
北米興行収入 $2,700,000


アカデミー賞
第19回アカデミー賞
・ノミネート
脚本賞


ストーリー
ハリウッド
アメリカ海軍のパイロット、ジョニー・モリソン(アラン・ラッド)、バズ・ウォンチェック(ウィリアム・ベンディックス)は、南太平洋から帰還する。
バズは、戦場で負傷して頭部に金属板を入れられ、精神的にも不安定だった。
ジョージとバズが宿泊先を探している間、ジョニーは妻ヘレン(ドリス・ダウリング)に会うためにホテルのバンガローに向かう。
その場でパーティーを開いていたヘレン(ドリス・ダウリング)は、ジョニーが戻ってきたことを知り驚く。
ジョニーは、”サンセット・ストリップ”でナイトクラブ”ブルー・ダリアを経営するエディ・ハーウッド(ハワード・ダ・シルヴァ)をヘレンから紹介されるものの、浮気相手だと気づき彼を殴ってしまう。
その場で騒ぎを起こしたことを出席者に謝罪したジョニーは、皆が帰った後で、ジフテリアで亡くなったはずの息子ディッキーの死因が、ヘレンが酔ったための事故死だと知りショックを受ける。
銃を手にしたジョニーだったが、それをその場に置いて、ヘレンを見限りその場を去る。
2人は、ホテルの探偵”ダッド”ニューウェル(ウィル・ライト)に目撃されていた。
ヘレンからの電話を受けたバズはトラブルを知りホテルに向かい、バーで彼女と出くわし、本人とは知らないまま部屋に誘われる。
エディに電話をしたヘレンはジョニーの件を話し、彼を部屋に呼ぶ。
マリブに向かおうとしていたエディとは疎遠の妻ジョイス(ヴェロニカ・レイク)は、雨の中、歩いていたジョニーを車に乗せる。
互いが間接的に関係あることを知らないまま、ジョニーとジョイスは、相手が気になる存在になるのだが・・・。


解説 評価 感想

当時はプロデューサーとして活躍していたジョン・ハウスマンが製作を担当し、監督はジョージ・マーシャルレイモンド・チャンドラーの書下ろしの脚本が話題になった。

レイモンド・チャンドラーの脚本は、第19回アカデミー賞で脚本賞にノミネートされた。

妻の殺害を疑われた復員兵が、事件解決のために奔走する姿を描くフィルム・ノワール

本作が3作目(合計4作)のコンビとなるアラン・ラッドヴェロニカ・レイクの共演も注目で、それぞれが妻と夫との関係に問題を抱えながら惹かれ合う役柄を演じている。
障害を排除した2人の将来に希望が見えるラストも、爽やかに描かれている。
また、いつものことながら、アメリカ人としては背が低いアラン・ラッドヴェロニカ・レイク(168cmと157cm)は、彼らだけの場合はよいのだが、他の俳優とのシーンでは、身長差に違和感ないように工夫されている。

戦場での負傷により障害を抱える主人公の戦友ウィリアム・ベンディックス、同じく戦友のヒュー・ボーモント、殺害される主人公の妻ドリス・ダウリングと付き合うナイトクラブのオーナー、ハワード・ダ・シルヴァ、そのビジネスパートナーのドン・コステロ、事件を担当する警部トム・パワーズ、安宿の主人ハワード・フリーマン、ホテルの探偵ウィル・ライト、主人公に宿を紹介する男フランク・フェイレン、他ウォルター・サンドなどが共演している。


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