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アウト・フォー・ジャスティス Out for Justice (1991)

刑事ニコ」(1988)の衝撃的デビューで注目された謎の格闘家スティーヴン・セガール(製作、主演)の刑事アクション。
ウィリアム・フォーサイスジェリー・オーバックジーナ・ガーション他共演、監督ジョン・フリン

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・フリン

製作
アーノルド・コペルソン

スティーヴン・セガール
脚本:デヴィッド・リー・ヘンリー
撮影:リック・ウェイト
編集
ロバート・A・フェレッティ

ドン・ブロチュ
音楽:デヴィッド・マイケル・フランク

出演
ジーノ・フェリーノ:スティーヴン・セガール

リッチー・マダーノ:ウィリアム・フォーサイス
ロニー・ドンジガー:ジェリー・オーバック
マダーノ:ドミニク・チェインニーズ
ヴィッキー・フェリーノ:ジョー・チャンパ
パティ・マダーノ:ジーナ・ガーション
リカ:ジュリアナ・マルグリーズ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

1991年製作 91分
公開
北米:1991年4月12日
日本:1991年10月
製作費 $14,000,000
北米興行収入 $39,673,160


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨークブルックリン
刑事ジーノ・フェリーノ(スティーヴン・セガール)は、相棒を家族の前で殺した悪党リッチー・マダーノ(ウィリアム・フォーサイス)に復讐を誓う。

ジーノの上司ロニー・ドンジガー警部(ジェリー・オーバック)は、リッチーが所属する組織を締め上げ、彼を始末させようと考える。

しかし、ジーノは、自分流のやり方でリッチーを捕らえることをドンジガーに伝えて、彼もそれを了解する。

別居中のジーノの妻ヴィッキー(ジョー・チャンパ)は、復讐鬼と化した夫の身を案ずる。

不良仲間だったジーノとリッチーだったが、ジーノは正義を守る側の警察官になり、リッチーは悪の道に染まってしまったのだった。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ブルックリンの刑事ジーノ・フェリーノは、家族の前で相棒を殺した、悪党のリッチーへの復讐を誓う。
組織もリッチーの暴挙には手を焼き、彼の抹殺命令が下るが、組織に顔がきくジーノは筋を通して、自分が始末することを告げる。
ジーノは、リッチーの父親に息子を自首させるよう説得する。
さらにジーノは、リッチーの弟の酒場を、手荒な方法でガサ入れするものの、彼の居場所は突き止められずにいた。
そんなジーノは、リッチーの妹パティを強引に逮捕して追求するが、彼女も口を割ろうとしない。
そしてリッチーは、ジーノや警察の追跡をかわして逃亡を続け、我が物顔で犯罪を繰り返すのだが・・・。
__________

一時は、現代に現れた西部劇のヒーローのようなキャラクターが受け、その後、どれだけ活躍するか期待されたスティーヴン・セガールだが、作品自体は発表するものの、翌年のヒット作「沈黙の戦艦」(1992)を境に生彩がなくなってしまったのが残念でならない。

本作でもみられるが、正統派のヒーローとは違い、微妙に悪と絡みながら、独自の正義を貫き通すところが彼の作品の魅力でもある。

そして、合気道、剣道、柔道、空手を駆使した、派手な肉体アクションが最大の魅力だ。

銃器を使わず、素手で敵に立ち向かう彼の姿は、ブルース・リーを彷彿させ、長身を生かした戦いのシーンの迫力は半端ではない。
何とか、メジャー作品に復活してもらいたいところだ。

憎さ100倍といった感じのウィリアム・フォーサイスの、度が過ぎる感じを受ける異常な悪党ぶりも凄まじい。

その妹役ジーナ・ガーションは、お決まりの、怪しいクラブのオーナーといった役どころが見事にはまっている。

主人公の上司ジェリー・オーバック、妻ジョー・チャンパ、リッチー(W・フォーサイス)の父親ドミニク・チェインニーズ、愛人ジュリアナ・マルグリーズなどが共演している。


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