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黒い街 The Turning Point (1952)

犯罪組織壊滅のための任務を担う検察官と記者の悪との戦いを描く、監督ウィリアム・ディターレ、主演ウィリアム・ホールデンエドモンド・オブライエンアレクシス・スミス他共演のフィルム・ノワール

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ウィリアム・ディターレ
製作:アーヴィング・アッシャー
原作:ホレス・マッコイ
脚本:ウォーレン・ダフ
撮影:ライオネル・リンドン
編集:ジョージ・トマシーニ
音楽:アーヴィン・タルボット

出演
ジェリー・マッキボン:ウィリアム・ホールデン
ジョン・コンロイ:エドモンド・オブライエン
アマンダ・ウェイクロス:アレクシス・スミス
マット・コンロイ:トム・タリー
ニール・アイケルバーガー:エド・ベグリー
ロイ・アッカーマン:ダニー・デイトン
カルメリーナ・ラルー:アデル・ロングマイア
クリント警察署長:レイ・ティール
イーモン・ハリガン:テッド・デ・コルシア
ジョー・シルブレイ:ドン・ポーター
フォーゲル:ハワード・フリーマン
警察の写真現像係:ウィット・ビッセル(クレジットなし)
レッド:ネヴィル・ブランド
リリアン・スミス:キャロリン・ジョーンズ(クレジットなし)
ハーマン:ラッセル・ジョンソン(クレジットなし)
モンティ・ラルー:トニー・バー(クレジットなし)
コンロイ夫人:グレッチェン・ヘイル(クレジットなし)
ハリー:ラルフ・サンフォード(クレジットなし)
ピンキー:ユージン・ホワイト(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1952年製作 85分
公開
北米:1952年11月14日
日本:1955年7月12日


ストーリー
犯罪調査委員会から派遣された特別検察官のジョン・コンロイ(エドモンド・オブライエン)は、中西部の大都市の犯罪組織を壊滅させるための権限を与えられて、恋人でアシスタントのアマンダ・ウェイクロス(アレクシス・スミス)と共に活動を始める。
ジョンの捜査は、ニール・アイケルバーガー(エド・ベグリー)とその犯罪組織をターゲットにしていた。
地元の記者で幼馴染のジェリー・マッキボン(ウィリアム・ホールデン)に再会したジョンは、アマンダを紹介する。
ジェリーは、ジョンに、手ごわい相手のニールに立ち向かうことの危険性を伝えつつ、協力を約束する。
ジェリーと共に実家に向かったジョンは、地元の警察官である父マット(トム・タリー)と母(グレッチェン・ヘイル)と共に食事をする。
マットは、捜査主任に任命されることをジョンから知らされるものの、気が進まなかった。
その様子を見て違和感を感じたジェリーは、トムを尾行して、ニールの右腕イーモン・ハリガン(テッド・デ・コルシア)とトムが接触したことを確認する。
ニールの元に向かったジェリーは、マットが彼に関係していると考える。
数週間が経ち、アマンダは、意見が合わないジェリーが何かを隠していると考え、彼のアパートを訪ねてそのことを質問する。
ジェリーは、マットがニールと関係している証拠を、アマンダを連れて確認しようとする。
その後、コンロイ家を訪ねたジェリーは、帰宅していたマットと話し、組織との関係を知っていることを伝える。
関係を断つよう要求したジェリーは、それを拒めばジョンにすべてを話すと伝えて、24時間の猶予を与える。
ジェリーは、ニールへの圧力になるような記事を書くが、ジョンは、余計なことをした彼を批判する。
ジェリーと話したマットは、ニールとの関係を認めて助けを求める。
ジェリーは、組織を罠にはめたことにする考えを伝えて、ニールの犯罪の証拠となる資料が検事局にあることをマットから知らされる。
マットに協力することにしたジェリーは、資料をコピーして本物をニールに渡すよう指示するのだが・・・。


解説 評価 感想
ジェニーの肖像」(1948)、「旅愁」(1950)などのウィリアム・ディターレが監督し、主演はウィリアム・ホールデンエドモンド・オブライエンアレクシス・スミスなどが共演した作品。

組織犯罪を調査した上院の特別委員”キーフォーヴァー委員会”に着想を得て製作された作品。

犯罪組織壊滅のための任務を担う検察官と記者の悪との戦いを描くフィルム・ノワール

”法の威厳を守るためには、時には法外な代償を払わなければならない・・・”という主人公の言葉が重く感じられる内容であり、結局は主人公がその犠牲となり、親友である検察官が、使命を果たすものの、複雑な思いでその言葉を口にして終わるラストが印象的だ。

主演のウィリアム・ホールデンは、危険を承知で、幼馴染である検察官に協力する記者を好演している。

親友である主人公と共に犯罪組織の立ち向かう検察官のエドモンド・オブライエン、その恋人であるアシスタントで、当初は主人公に反発するものの次第に惹かれ合うようになるアレクシス・スミス、犯罪組織と関係する警官でジョン(エドモンド・オブライエン)の父親トム・タリー、犯罪組織のボス、エド・ベグリー、その手下ダニー・デイトン、彼に夫を殺される女性アデル・ロングマイア、その夫である殺し屋トニー・バー、警察署長のレイ・ティール、ニール(エド・ベグリー)の右腕テッド・デ・コルシア、ニールと手を組む元警官のドン・ポーター、ジョンの同僚ハワード・フリーマン、警察の写真現像係ウィット・ビッセル、主人公を銃撃する殺し屋のネヴィル・ブランド、ニール手下の恋人キャロリン・ジョーンズ(本作がデビュー作)、ジョンの母親グレッチェン・ヘイル、他ラッセル・ジョンソンなどが共演している。


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