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マトリックス レザレクションズ The Matrix Resurrections (2021)

マトリックス”シリーズ第4作。
ゲームデザイナーとして一見平凡な生活を送るネオの新たな戦いを描く、製作、監督、脚本ラナ・ウォシャウスキー、主演キアヌ・リーブスキャリー=アン・モスヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世ジェシカ・ヘンウィックジョナサン・グロフニール・パトリック・ハリスプリヤンカー・チョープラー・ジョナスクリスティーナ・リッチジェイダ・ピンケット・スミス他共演のSFスーパー・アクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


SF


スタッフ キャスト
監督:ラナ・ウォシャウスキー
製作
ジェームズ・マクティーグ
ラナ・ウォシャウスキー
グラント・ヒル
製作総指揮
ギャレット・グラント
テリー・ニーダム
マイケル・サルヴェン
カリン・ウォシャウスキー
ジェシー・エアマン
ブルース・バーマン
原作:ウォシャウスキー姉妹(キャラクター)
脚本
ラナ・ウォシャウスキー
デイヴィッド・ミッチェル
アレクサンダル・ヘモン
撮影
ダニエレ・マッサチェージ
ジョン・トール
編集:ジョセフ・ジェット・サリー
音楽
ジョニー・クリメック
トム・ティクヴァ

出演
トーマス・アンダーソン/ネオ:キアヌ・リーブス
ティファニー/トリニティー:キャリー=アン・モス
モーフィアス:ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世
バッグス:ジェシカ・ヘンウィック
スミス:ジョナサン・グロフ
アナリスト:ニール・パトリック・ハリス
サティー:プリヤンカー・チョープラー・ジョナス
グウィン・デ・ヴィア:クリスティーナ・リッチ
ナイオビ:ジェイダ・ピンケット・スミス
フレイヤ:テルマ・ホプキンス
チャド:チャド・スタエルスキ
メロヴィンジアン:ランベール・ウィルソン
バーグ:ブライアン・J・スミス
セコイア:トビー・オンウメール
シェパード:マックス・リーメルト
レクシー:エレンディラ・イバラ
アストラ:フリーマ・アジェマン
ジュード・ギャラガー:アンドリュー・ルイス・コールドウェル
エコー:エレン・ホルマン
ブランドン:ジュリアン・グレイ
ドニー:ゲイジ・チャット
カリオペ:ロンドン・ブリード

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2021年製作 148分
公開
北米:2021年12月22日
日本:2021年12月17日
製作費 $190,000,000
北米興行収入 $37,686,810
世界 $157,286,810


ストーリー
バッグス(ジェシカ・ヘンウィック)は、”マトリックス”の古いコードをループで実行し、トリニティーの行動を確認する。
トリニティーの様子がおかしいことに気づいたバッグスは、エージェント・スミス(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)に襲われる。
その場から逃れたバッグスは、ある場所でスミスに助けられ、これがシュミレーションであることを伝える。
そこが、死んだはずのネオ/トーマス・アンダーソン(キアヌ・リーブス)の部屋だと気づいたバッグスは驚き、彼が生きていることを”スミス”に話す。
同じことを感じたと話す”スミス”は、自分はモーフィアスだとバッグスに伝える。
バッグスは、ネオを見つけ出すと言うモーフィアスを抱きしめる。
その後2人は、エージェントに襲われながらもモーダルから逃れる。
サンフランシスコ、ビデオメーカー”デウス・マキナ”。
ビデオ ゲーム・シリーズ”マトリックス”の作者トーマス・アンダーソンは、度々、見る幻覚に悩まされセラピーを受けながら、ネオとしてのかすかな記憶を感じていた。
同僚のジュード・ギャラガー(アンドリュー・ルイス・コールドウェル)とカフェにいたアンダーソンは、その場でよく見かけるティファニー(キャリー=アン・モス)が、子供たちブランドン(ジュリアン・グレイ)とドニー(ゲイジ・チャット)と来店したことに気づく。
アンダーソンがティファニーに惹かれていると思ったジュードは、彼女に話しかける。
ティファニーは、ジュードに紹介されたアンダーソンに挨拶し、会ったことがないか彼に尋ねる。
この店で見かけたと言われたティファニーは、現れた夫のチャド(チャド・スタエルスキ)を2人に紹介する。
会社に戻ったアンダーソンは、モーダルが消去されたことを知り驚く。
ビジネスパートナーのスミス(ジョナサン・グロフ)に呼ばれたアンダーソンは、親会社の”ワーナー・ブラザーズ”から、”マトリックス・トリロジー”の続編の依頼を受けたことを知らされる。
アンダーソンは、セラピスト(ニール・パトリック・ハリス)から処方される薬(青いピル)を飲み続けながら、スタッフと共に新作の構想を練る。
ある日アンダーソンは、カフェで再会したティファニーと話し、マトリックスのことを調べた彼女から、ネオが自分のモデルではないかと訊かれる。
アンダーソンは、ティファニーが、自分に似ているお気に入りのトリニティーに影響されて、バイクに乗り始めたことを知る。
会社に戻っていたアンダーソンは、少年からの犯罪予告がありビルから退避することになる。
携帯電話の着信メールの指示でトイレに向かったアンダーソンは、その場にいたモーフィアスから赤いピルを見せられて混乱し、これが現実ではなく妄想だと考える。
襲撃されたモーフィアスは、アンダーソンをネオに戻そうとしながら反撃する。
銃を手にしたスミスは、”エージェント・スミス”となりアンダーソンに発砲する。
これが幻覚であることを願うアンダーソンは、セラピストと話していることに気づき、モーフィアスに会ったことなどを彼に伝える。
その夜アンダーソンは、酒を飲み、ネオの記憶が自分のことか確かめるためビルから飛び降りようとするものの、現れたバッグスに制止される。
そしてアンダーソンは、バッグスに案内されてモーフィアスの元に向かうのだが・・・。


解説 評価 感想

参考:
・「マトリックス」(1999)
・「マトリックス リローデッド」(2003)
・「マトリックス レボリューションズ」(2003)
・「マトリックス レザレクションズ」(2021)

18年ぶりの続編である”マトリックス”シリーズ第4作。

ラナ・ウォシャウスキーが製作と脚本を兼ねて初めて単独で監督し、主演はキアヌ・リーブスキャリー=アン・モスヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世ジェシカ・ヘンウィックジョナサン・グロフニール・パトリック・ハリスプリヤンカー・チョープラー・ジョナスクリスティーナ・リッチジェイダ・ピンケット・スミスなどが共演した作品。

ゲームデザイナーとして一見平凡な生活を送るネオの新たな戦いを描くSFスーパー・アクション。

3部作の続編を製作するつもりがなかったラナ・ウォシャウスキーは、父親、友人、母親を亡くし、その悲しみに向き合うことができず対処法として本作のストーリーを思いつき、両親は戻らないが”ネオ”は復活させられると考え製作に至ったという経緯がある。

大ヒットシリーズの18年ぶりの続編として大いに話題になったものの、前3作に比べた脚本とアクションの貧弱さに加え、メインキャラクターであるモーフィアスのローレンス・フィッシュバーンとエージェント・スミス役のヒューゴ・ウィーヴィングが出演しないことなどが影響して、評価は低くファンの期待を裏切ってしまった。

そのため、製作費に1億9000万ドルをかけたものの、北米興行収入は約3800万ドル、全世界では約1億5700万ドルというシリーズ最悪の結果に終わった。

主演のキアヌ・リーブスは、記憶を制御されていることに気づかず、苦しみながら新たな戦いに挑むトーマス・アンダーソン/ネオを熱演している。

ネオと共に戦うティファニー/トリニティーのキャリー=アン・モス、モーフィアスのヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、彼と共に値ネオを救おうとするホバークラフト”ムネモシュネ”の船長バッグス役ジェシカ・ヘンウィック、エージェント・スミスのジョナサン・グロフ、ネオのセラピストに扮して制御するアナリストのニール・パトリック・ハリス、プログラムとしてネオに協力するサティーのプリヤンカー・チョープラー・ジョナス、ビデオゲームメーカーの幹部クリスティーナ・リッチ、ホバークラフト”ロゴスの元船長で要塞アイオの将軍ナイオビのジェイダ・ピンケット・スミス、アイオの植物学の責任者フレイヤのテルマ・ホプキンス、ティファニーの夫チャド・スタエルスキ、情報密売人メロヴィンジアンのランベール・ウィルソン、ムネモシュネのクルー、ブライアン・J・スミス、同じくオペレーターのトビー・オンウメール、ナイオビが信頼するマックス・リーメルト、ムネモシュネのクルー、エレンディラ・イバラ、同じくフリーマ・アジェマン、アンダーソンの同僚アンドリュー・ルイス・コールドウェルエレン・ホルマン、ティファニーの息子ジュリアン・グレイとゲイジ・チャット、レジスタンスの一員で現サンフランシスコ市長のロンドン・ブリードなどが共演している。


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