マトリックス レボリューションズ The Matrix Revolutions (2003)

モーフィアスとトリニティーはオラクル(メアリー・アリス)に会い、ネオが、マトリックスとマシーンの間に迷い込んでしまったことを知らされる。

プログラムのトレインマンが見つける前に、ネオを救い出す必要があるとオラクルに言われたモーフィアスは、雇い主が、メロビンジアン(ランバート・ウィルソン)であることも知る。

プログラムであるサティーの父親ラーマ=カンドラ(バーナード・ホワイト)と母親カマラ(タリニー・ミューダリア)に会ったネオは、その場が、マトリックスと彼らの世界の中間点だと言われる。

トレインマンが、メロビンジアンに従っていることを知ったネオは、プログラムでありながら愛を語るラーマ=カンドラに、それが、自分がここにいる理由だと悟らされる。

モーフィアスとトリニティーは、セラフに案内され、電車内でトレインマンを見つけるが、彼を取り逃がしてしまう。

電車が到着してトレインマンが現れるが、ネオは彼に叩きのめされて乗車出来ず、その場から移動することができない。

クラブの入り口で、激しい攻防を繰り広げたモーフィアスらは、メロビンジアンと直接交渉をするために、彼の指示に従い武器を部下に渡す。

妻パーセフォニー(モニカ・ベルッチ)、そしてトレインマンを従え、ネオを引き渡す取引したいというモーフィアスに対し、メロビンジアンは、見返りとして、オラクルの目を要求する。

三人は銃を奪い、トリニティーは、自分達も死ぬ覚悟だと言って、メロビンジアンに銃を向けて脅しをかけ、彼女らはネオ救い出す。

しかしネオは、まだ帰れないということを三人に伝え、オラクルの元に向かう。

オラクルは、マトリックスを滅ぼすパワーを得ようとしているエージェント・スミス(ヒューゴ・ウィーヴィング)が立ちはだかる現状で、自分がどこへ行けばよいのか分からなければ明日はないことと、決着の時が近づく運命を伝える。

その頃、意識を失っていたベインは目覚める。

オラクルとクッキーを焼いていたエグザイルのサティーは、セラフと帰るように指示されるが、彼らの前にエージェント・スミスとそのコピーが現れる。

オラクルの元に向かったエージェント・スミスは、彼女を取り込んでしまう。

ローランド船長らの質問を受けたベインは、腕の傷なども含め、何一つ覚えていないことを伝え、船長はどんな方法を使っても、その真実を調べるよう、船医マギー(エッシー・デイヴィス)に命ずる。

ホバークラフト”ロゴス”を発見したローランドは、それを調べるよう指示し、モーフィアスは、船長ナイオビ(ジェイダ・ピンケット＝スミス)と合流する。

ザイオン。
ネブカドネザルなど消息を絶った船が無事だということに希望を抱くハーマン評議員(アンソニー・ザーブ)に対して、ロック司令官(ハリー・レニックス)は、直ちに総員で武装してドックを守ることを提案し、敵襲来の時間が迫っているという見解を示す。

ロゴスの起動を確認し、ローランドらは、その後の対策を検討し、ナイオビが危険なパイプライン経由での帰還を提案する。

その場に現れたネオは、その理由を説明できないまま、船でマシーン・シティに向かおうとする。

ローランドはその意見を退けるが、ネオを信じるというナイオビは、ロゴスを提供する考えを彼に伝える。

ベインに薬を投与し、記憶を取り戻そうとするマギーだったが、彼に殺害されてしまう。

トリニティーとの愛を確かめたネオは、モーフィアスに別れを告げてロゴスを出航させようとする。

船を動かせないトリニティーは、チェックをしようとしてベインに襲われ、それをネオに知らせる。

出航したローランドらも、マギーがベインに殺されたことを知り、兵器ＥＭＰを誤作動させたのも彼だと分かる。

トリニティーはベインに捕えられ、手を出せないネオは武器を置くが、エージェント・スミスがベインに乗り移っていることが分かる。

抵抗するネオは、レーザーで目を焼かれてしまうが、その状態でエージェント・スミスを確認して倒す。

同じ頃ザイオンでは、ミフネ船長(ナサニエル・リーズ)率いるAPU(人型戦闘兵器)部隊が、防衛体制を整える。

モーフィアスらは、ナイオビの操縦で補助パイプラインを通りザイオンに向かっていたのだが、センチネルの大群に襲われる。

ドッグの壁は掘削機で破られ、ミフネらが必死に抵抗するもののほぼ占拠され、ハンマーが近づいていることを確認したロックはゲートを開ける指示を出す。

ロックは、操作不能のゲートを、残ったAPUに開けるよう指示し、攻撃を続けるミフネはセンチネルに襲われる。

弾薬を装填していたキッド(クレイトン・ワトソン)は、瀕死のミフネからゲートを開けるよう命ぜられる。

キッドは、ミフネのAPUでゲートに向かい、ローランドは、ネブカドネザルのオペレーター、リンク(ハロルド・ペリノーJr.)にEMP発射の準備をさせる。

キッドは、ドッグ防衛のために戦った、リンクの妻ジー(ノーナ・ゲイ)の援護を受けてゲートを開ける。

ハンマーは、ゲートを突き破りながらドッグに突入し、リンクがEMPを発射する。

センチネルは全滅し、モーフィアスはナイオビの見事な操縦と勇気を称える。

ロックはモーフィアスらを迎えるが、EMPの使用で防御システムも破壊されてしまい、無防備状態であることを伝える。

敵の再襲来を確認し、ロックは已む無くドックの破壊を命ずる。

モーフィアスは、マシーン・シティに向かったネオの行動を評議員に説明し、彼を信じていることを伝える。

ドッグから侵入していた敵の掘削機が作動し始め、ロックは、襲撃までの猶予が2時間だと評議員に報告する。

マシーン・シティ到着を前に、センチネルの攻撃を受けたネオとトリニティーは、船を上昇させてそれを振り切る。

しかし、船は制御不能となりマシーン・シティに墜落し、トリニティーは命を落としてしまう。

マシーンの世界を制御する最高位プログラム、デウス・エクス・マキナ(ヘンリー・ブラシンガム/ケビン・リチャードソン：声)と対面したネオは、平和を維持するためにある提案をする。

ザイオンでは、センチネルが内部に侵入するが、なぜか動きを停止する。

デウス・エクス・マキナは、共通の敵となたエージェント・スミスと決着をつけさせるために、ネオをマトリックスに送り込む。

激しい戦いを続ける二人だったが、多くの能力を取り入れて、強大なパワーを持つエージェント・スミスに、ネオはダメージを受ける。

それでも戦おうとする、ネオの真意を理解することができないエージェント・スミスは、オラクルを取り込んだ際の光景をイメージし、彼女が、ネオに語った言葉も口にしてしまう。

エージェント・スミスは、動揺しながらネオを取り込むが、オラクルの真意を悟ったネオのパワーで、エージェント・スミスは消滅する。

ザイオンでは、センティネルが撤退を始め、モーフィアスは、ネオが使命を果たしたことを理解する。

キッドは、戦争が終わったことをハーマン評議員などに知らせて、人々は歓喜する。

アーキテクト(ヘルムート・バカイティス)に会ったオラクルは、危険なゲームをしたと言われながら、その価値を理解していた。

オラクルは、マトリックスから出たいと考える他の者達のことをアーキテクトに尋ねるが、彼は、もちろん解放すると答える。

セラフに連れられて現れたサティーが指さす、彼女が創造した世界の美しさに、オラクルは驚く。

またネオに会えるかを問うサティーに、そうなることを願っていると告げたオラクルは、全てを信じていたことをセラフに伝える。