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心の指紋 Sunchaser (1996)

末期ガンを患うナヴァホ族である凶悪犯少年の逃亡に巻き込まれた医師が共に伝説の場所を探し求めながら人生を見つめ直す姿を描く、製作、監督マイケル・チミノ、主演ウディ・ハレルソンジョン・セダアン・バンクロフト他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:マイケル・チミノ

製作
マイケル・チミノ
アーノン・ミルチャン
ラリー・スピーゲル
ジュディ・ゴールドスタイン
ジョセフ・S・ヴェッキオ
製作総指揮
マイケル・ネイサンソン
ジョセフ・M・カラッシオロ
脚本:チャールズ・リーヴィット
撮影:ダグラス・ミルサム
編集:ジョー・ダゴスティーノ
音楽:モーリス・ジャール

出演
マイケル・レイノルズ医師:ウディ・ハレルソン
ブランドン”ブルー”モンロー:ジョン・セダ
レナータ・バウムバウアー:アン・バンクロフト
ヴィクトリア・レイノルズ:アレクサンドラ・タイディングス
ナヴァホ族の女性:タリサ・ソト
ブラッドフォード医師:リチャード・バウアー
チップ・バーンズ医師:マット・マルハーン
ウェブスター・スカイホース:ヴィクター・アーロン
捜査官:ローレンス・プレスマン
モアランド捜査官:マイケル・オニール
ガソリンスタンドのレジ係:ハリー・ケリーJr.
アラベラ・レイノルズ:カルメン・デロリフィチェ
キャランサ・レイノルズ:ブルック・アシュレイ
看護師長:アンドレア・ロス
リンチ保安官補:ボブ・マイナー
パトロール警官:ブレット・ハレルソン
医師:アンディ・バーマン

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1996年製作 122分
公開
北米:1996年9月27日
日本:1997年8月16日
北米興行収入 $21,510


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
前科6犯の強盗殺人犯であるナヴァホ族の16歳の少年ブランドン”ブルー”モンロー(ジョン・セダ)は、末期ガンの治療のため、リンチ保安官補(ボブ・マイナー)に付き添われて病院に向かう。

UCLA医療プラザの外科医マイケル・レイノルズ(ウディ・ハレルソン)は、家の購入のことで妻のヴィクトリア(アレクサンドラ・タイディングス)からの連絡を受けるものの、金額が高過ぎると言って気が進まないことを伝える。

同僚のチップ・バーンズ医師(マット・マルハーン)と夕食の約束をしたレイノルズは、看護師長(アンドレア・ロス)から、小児科から回された凶悪犯であるブルーの診察を依頼される。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス
若きエリート医師のマイケル・レイノルズは、ナヴァホ族である凶悪犯の少年ブルーの診察をすることになり、末期ガンの彼を研究施設に移送する。
仲間から受け取った銃でレイノルズを脅したブルーは、彼を人質に取りアリゾナに向かう。
幼い頃に会った祈祷師から、不治の病だった少年が”聖なる山”の湖に入り完治したという話を聞いていたブルーは、それを信じて現地に向かおうとする。
逃亡に巻き込まれ、共犯者とも疑われてしまったレイノルズは、家族の信頼や医師としての地位も失いかけながら、ブルーとの旅を続けるのだが・・・。
__________

サンダーボルト」(1974)でデビューし、「ディア・ハンター」(1978)、「天国の門」(1980)、「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」(1985)などで知られるマイケル・チミノが製作を兼ねて演出した、彼にとっては長編映画、最後の作品。

エリート医師と末期ガンである凶悪犯の少年、生きる世界が違う二人が、ナヴァホ族に伝わる伝説の地を目指す旅を描くドラマ。

医師と患者、人質と逃亡犯という立場で反発し合いながら目的地を目指し、やがて芽生える友情の中で、それぞれの人生を見つめ直す姿を描くヒューマン・ドラマに仕上がっている。

主人公の二人がそれぞれの辛い過去を背負いながら、旅を続ける過程で、その苦い体験から逃れようと苦しむ姿が大きなテーマとして描かれているのだが、デビュー作となったチャールズ・リーヴィットの雑な脚本により、重厚な内容も度々、腰砕け気味に感じられるのは残念。

モーリス・ジャールの音楽も、彼らしい印象に残る楽曲なのだが、ドラマの邪魔をしているようなシーンも多々ある。

とは言うものの、カンヌ映画祭ではマイケル・チミノパルムドールにノミネートされた。

主演のウディ・ハレルソンは、将来が約束されている身でありながら、凶悪犯の逃亡に巻き込まれるエリート医師を熱演している。

主人公と共に伝説の地を目指す、末期ガン患者で凶悪犯のナヴァホ族の少年ジョン・セダ、主人公の二人に出会い、精神論を解く風変わりな女性アン・バンクロフト、主人公の妻アレクサンドラ・タイディングス、主人公の二人が捜す祈祷師ヴィクター・アーロンの孫タリサ・ソト、主人公の上司である医師リチャード・バウアー、主人公の友人である同僚医師マット・マルハーン、事件を担当する捜査官ローレンス・プレスマンマイケル・オニール、殆ど端役的な出演がファンには寂しい、ガソリンスタンドのレジ係ハリー・ケリーJr.、主人公の母親カルメン・デロリフィチェ、主人公の娘ブルック・アシュレイ 、看護師長のアンドレア・ロス、ブルー(ジョン・セダ)に付き添う保安官補ボブ・マイナー、パトロール警官のブレット・ハレルソンウディ・ハレルソンの弟)、医師のアンディ・バーマンなどが共演している。


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