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スプリングフィールド銃 Springfield Rifle (1952)

南北戦争末期、馬輸送の襲撃犯に情報を流しているスパイを捕らえようとする北軍少佐の活躍を描く、監督アンドレ・ド・トス、主演ゲイリー・クーパーフィリス・サクスターデヴィッド・ブライアンポール・ケリーフィリップ・キャリーロン・チェイニーJr.他共演の西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説                                                                                                                                                                                                                                                           


西部劇


スタッフ キャスト
監督:アンドレ・ド・トス

製作:ルイス・F・エデルマン
原案:スローン・ニブレー
脚本
チャールズ・マークィス・ウォーレン
フランク・デイヴィス
撮影:エドウィン・B・デュパー
編集:ロバート・L・スワンソン
音楽:マックス・スタイナー

出演
レックス・カーニー少佐:ゲイリー・クーパー
エリン・カーニー:フィリス・サクスター
オースティン・マクール:デヴィッド・ブライアン
ジョン・ハドソン中佐:ポール・ケリー
テニック大尉:フィリップ・キャリー
ピート・エルム:ロン・チェイニーJr.
マシュー・クイント:ジェームズ・ミリカン
スノー軍曹:グイン ”ビッグボーイ”ウィリアムズ
ミゼル:アラン・ヘイルJr.
オリー・ラーセン二等兵:マーティン・ミルナー
ジョージ・シャープ大佐:ウィルトン・グラフ
ジム・ランドルフ軍曹:フェス・パーカー

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1952年製作 93分
公開
北米:1952年10月25日
日本:1953年9月12日


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
南北戦争末期、陸軍省
北軍の買い入れる馬が運搬の途中で南軍に奪われた。

春の総攻撃のために馬が必要なため、南西部のへドリー砦で馬を調達することを提案したジョージ・シャープ大佐(ウィルトン・グラフ)は、砦にスパイがいる可能性を考える。

そのスパイに対抗することをハレック将軍に勧めるシャープは、砦の指揮官ジョン・ハドソン中佐(ポール・ケリー)と協力して馬を集めるよう指示される。

コロラド準州、へドリー砦。
シャープに兵員の増員を求めるハドソンは、”スプリングフィールド造兵廠”で、改造中の後装式である最新の銃(スプリングフィールドM1865)を見てきた話を聞く。

銃は1挺で5人分の働きをすると伝えたシャープは、あてにならないと言うハドソンに、実戦でテストできるように軍を説得すると伝える。

まず馬を調達するのが先だと言うハドソンは、今回の運送はレックス・カーニー少佐(ゲイリー・クーパー)が指揮することをシャープに伝える。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストーリー)
南北戦争末期。
北軍の買い入れる馬が奪われる事件が多発し、陸軍のシャープ大佐は、内部に情報を流すスパイがいる可能性を考え行動を開始する。
馬の輸送隊の指揮官レックス・カーニー少佐は、襲撃犯を見つけるものの、勢力でかなわないと判断して撤退する。
砦に戻ったカーニーは、その件で副官のテニック大尉に告発され、軍法会議の結果、軍から追放される。
実は、シャープの指示を受けていたカーニーは、わざと追放されたのだった。
上官であるへドリー砦の司令官ハドソンに馬を供給する、牧場主のマクールに雇われたカーニーは、襲撃犯に情報を流す者を捜し捕らえようとするのだが・・・。
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ハンガリー出身でイングランドからハリウッドに渡りキャリアを積んでいたアンドレ・ド・トスが、大スターのゲイリー・クーパーと組んだ作品。

南北戦争末期、馬輸送の襲撃犯に情報を流しているスパイを捕らえようとする、北軍少佐の活躍を描く西部劇。

タイトルの”スプリングフィールド銃”(スプリングフィールドM1865)は、後装式の新型として序盤で会話中に語られ、終盤まで登場しない展開で進行し、クライマックスの戦いでその威力を存分に見せる。
その間は、馬輸送の襲撃犯と手を組むスパイを探り出す情報戦がサスペンスタッチで展開するという、凝った内容の異色の西部劇として見応えある作品。

主演のゲイリー・クーパーは、わざと軍を追放され、外部から裏切り者を捜そうとする北軍の少佐を、圧倒的な存在感で熱演している。

任務の内容を語れない夫の行動を理解できない主人公の妻フィリス・サクスター、主人公を雇う牧場主で、襲撃犯のリーダー役デヴィッド・ブライアン、彼に情報を流していた、主人公の上官である砦の司令官ポール・ケリー、主人公に反発するものの実は協力者だった大尉のフィリップ・キャリー、襲撃犯の一員ロン・チェイニーJr.アラン・ヘイルJr.、事件を調査する探偵のジェームズ・ミリカン、主人公を信頼する軍曹のグイン ”ビッグボーイ”ウィリアムズ、同じく主人公を尊敬する二等兵のマーティン・ミルナー、主人公に指示を与える大佐のウィルトン・グラフ、襲撃犯から馬を供給される南軍の輸送隊の軍曹フェス・パーカーなどが共演している。


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