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ミッション:8ミニッツ Source Code (2011)

列車爆破テロを阻止するために過去に転送されるミッションに就く兵士の体験を描く、主演ジェイク・ジレンホールミシェル・モナハンヴェラ・ファーミガジェフリー・ライト共演、監督ダンカン・ジョーンズによる異色のSFサスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■
監督:ダンカン・ジョーンズ

製作総指揮
ホーク・コッチ

ジェブ・ブロディ
ファブリス・ジャンフェルミ
製作
マーク・ゴードン

フィリップ・ルースロ
ジョーダン・ウィン
脚本:ベン・リプリー
撮影:ドン・バージェス
編集:ポール・ハーシュ
音楽:クリス・ベーコン

出演
コルター・スティーヴンス:ジェイク・ジレンホール
クリスティーナ・ウォーレン:ミシェル・モナハン

コリーン・グッドウィン:ヴェラ・ファーミガ
ラトレッジ博士:ジェフリー・ライト
デレク・フロスト:マイケル・アーデン
ハズミ:キャス・アンヴァー
マックス・デノフ:ラッセル・ピーターズ
ドナルド・スティーヴンス:スコット・バクラ/声

アメリカ 映画
配給 サミット・エンターテインメント
2011年製作 93分
公開
北米:2011年4月1日
日本:2011年10月28日
製作費 $32,000,000
北米興行収入 $54,712,230
世界 $$147,332,700


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
アメリカ陸軍のヘリコプター・パイロットであるコルター・スティーヴンス大尉(ジェイク・ジレンホール)は、戦地のことを考えながら、シカゴ行きの列車内で目覚める。

スティーヴンスは、自分がなぜこの場にいるのか理解できないまま、前の座席のクリスティーナ・ウォーレン(ミシェル・モナハン)に親しげに話しかけられる。

”ショーン”と呼ばれて戸惑うスティーヴンスは、自分が現役の軍人で大尉だと言っても、クリスティーナに信じてもらえない。

そのためスティーヴンスは、停車したグレンブルックでホームに出てみる。

列車は発車し、席に戻ったスティーヴンスは、次が終点のユニオン駅だというアナウンスを聞きながら、窓に映った自分が別人だと気づく。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
アメリカ陸軍ヘリコプター・パイロットのコルター・スティーヴンスは、シカゴ行きの列車内で目覚めるが、その状況を理解できない。

親しげに話しかけてくる女性クリスティーナとの会話で、自分が別人で教員であることを知ったスティーヴンスは、列車爆破事件に巻き込まれてしまう。
次の瞬間、スティーヴンスは、ある装置内で目覚め、空軍大尉グッドウィンに呼び掛けらる。
列車爆破の情況を問われたスティーヴンスは、その犯人を8分の間に探すよう指示され、再び列車に転送される。
スティーヴンスは手を尽くすものの爆破は起き、装置に戻った彼は、グッドウィンに状況説明を求める。
責任者ラトレッジ博士の許可を得たグッドウィンは、爆破テロを事前に阻止する”ソース・コード・ミッション”についてを、スティーヴンスに伝えるのだが・・・。
__________

同じ状況を何度も繰り返す展開ではあるが、自分の置かれた立場を全く理解できない主人公が、回数を重ねるごとに行動に無駄のなくなる様子などで、毎回、新鮮に感じる工夫などが見られる。

学習して任務をこなす主人公の姿を軽快に映し出す、デヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズの、切れのいい演出は見応え十分。

また、主人公が戦地の犠牲者であることが分かる後半は哀愁漂う場面もあり、未来への希望が窺えるクライマックス、そして、思わぬ展開となるラストなど、上映時間は短いが、見どころが凝縮されている、実に凝った仕上がりとなっている。

ラストに疑問を感じる方が多いようだが、爆破事件が起きる日は、ラストの基地の場面と同じ日であることが明記されるために、違う世界を映しだしていることは明らかだ。
更に、事件回避の直後に、グッドウィンがメールを受けているので、スティーヴンスがミッションを行ったのとは別の世界であることは明白で、そこでは、原題の”ソース・コード”はまだ実行されていない。
故にグッドウィンは驚きを隠せないわけで、意識がない状態ではあるが、スティーヴンスの生存を知った観客は安堵し、彼の今後の活躍に期待を持たせる終わり方もいい。

恐ろしいテロの標的になる、シカゴの街並みの遠景ショットの美しさ、クリス・ベーコンの緊迫感溢れる音楽も印象に残る。

北米興行収入は約5500万ドルに留まるものの、全世界では、約1億4700万ドルのヒットとなった。

無精髭も蓄え、実力を兼ね備えるいい役者に成り、主人公を熱演するジェイク・ジレンホール、運命の人に出会い命を救われる、表情がチャーミングなミシェル・モナハン、主人公の貢献を称え、彼に心動かされるミッションのオペレーターを、演技派らしく好演するヴェラ・ファーミガ、その上司で責任者の科学者ジェフリー・ライト、テロの実行犯マイケル・アーデン、列車の乗客キャス・アンヴァーラッセル・ピーターズ、主人公の父親スコット・バクラ(声)などが共演している。


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