That's Movie Talk!     4098 Movies

ショウ・ボート Show Boat (1951)

  •  
  •  
  •  
  •  
  •  

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

ジャイアンツ」(1956)などで知られるエドナ・ファーバーの、1926年に発表されたベストセラー小説を基に、ジェローム・カーンオスカー・ハマースタイン2世のコンビによる、24年もの間、上演し続けられた大ヒット同名ミュージカルの映画化で、原作としては1929、1936年に続き3度目の作品。
巡業を続けるショウ・ボート劇団一座の、家族愛や友情、更には悲恋などを描いた、監督ジョージ・シドニーキャスリン・グレイソンエヴァ・ガードナーハワード・キール共演のミュージカル映画史上に残る名作。


ドラマ(ミュージカル)


スタッフ キャスト ■
監督:ジョージ・シドニー

製作:アーサー・フリード
原作:エドナ・ファーバー
ミュージカル
オスカー・ハマースタイン2世
ジェローム・カーン
脚本:ジョン・リー・メイヒン
撮影:チャールズ・ロッシャー
編集:ジョン・ダニング
音楽
アドルフ・ドイッチ

コンラッド・サリンジャー

出演
キャスリン・グレイソン:マグノリア・ホークス/ラヴェナル
エヴァ・ガードナー:ジュリー・ラヴァーン
ハワード・キール:ゲイロード・ラヴェナル
ジョー・E・ブラウン:アンディ・ホークス船長
アグネス・ムーアヘッド:パーシー・ホークス
ロバート・スターリング:スティーヴ・ベーカー
ウィリアム・ウォーフィールド:ジョー
マージ・チャンピオン:エリー・メイ・シプリー
ガワー・チャンピオン:フランク・シュルツ
リーフ・エリクソン:ピート

アメリカ 映画
配給 MGM
1951年製作 107分
公開
北米:1951年9月24日
日本:1952年4月24日
製作費 $2,295,430


アカデミー賞 ■
第24回アカデミー賞

・ノミネート
撮影(カラー)・作曲賞(ミュージカル)


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ショウ・ボートの一座のアンディ・ホークス船長(ジョー・E・ブラウン)は、川沿いのある町に立寄り、集まった人々に一座の役者達を紹介し始める。

コンビであるエリー・メイ・シプリー(マージ・チャンピオン)とフランク・シュルツ(ガワー・チャンピオン)、そして一座の華ジュリー・ラヴァーン(エヴァ・ガードナー)と夫である二枚目役者スティーヴ・ベーカー(ロバート・スターリング)らだった。

ホークス船長は、舞台の触りを見せて人々の興味を誘う。

そこに、ジュリーへの思いが通じないで苛立つ船員ピート(リーフ・エリクソン)が現れ、スティーヴとも揉め事を起こしてしまう。

すかさず、ホークス船長は、芸の一部だと言って人々の笑いを誘いその場の騒動を静める。

ピートは、ジュリーとスティーヴへの腹いせに、彼女が黒人との混血にも拘らず、白人と結婚していたことを、保安官に通報してしまう。

ギャンブラーのゲイロード・ラヴェナル(ハワード・キール)は、巡業で立ち寄ったショウ・ボートが、ニューオリンズに向かうと聞いて、船長に乗船許可もらおうとする。

ホークス船長と妻パーシー(アグネス・ムーアヘッド)に育てられた娘マグノリア(キャスリン・グレイソン)は、美しく成長したものの、まだ役者として活躍の場が与えられてはいなかった。

そんなマグノリアの、一人稽古の場に現れたゲイロードは、一目で彼女に惹かれ、マグノリアは恋に落ちる。

役者でもあるゲイロードだったが、空きがないために、ホークス船長に乗船を断られて、その場は諦める。

ゲイロードへの気持ちを仲の良いジュリーに伝え、恋する気持ちを彼女から教えられたマグノリアは夢見心地となる。

しかし、マグノリアは、トラブルの種のジュリーに近づくことを母パーシーから禁じられてしまう。

そしてショウは始まるが、ピートの密告で違法が発覚、ジュリーとスティーヴはショウボートを去ることになる。

ホークス船長はピートをクビにし、ジュリーはマグノリアに別れを告げる。

ジュリーに声をかけられた船員のジョー(ウィリアム・ウォーフィールド)は、彼女への餞に川への想いを歌う。

そしてホークス船長は、スティーヴの代わりにゲイロードを役者として雇う。

ホークス船長は、娘マグノリアを舞台に立たせることを決心して、2人の真に迫る恋物語のステージは大成功する。

2人はたちまち親密になるが、パーシーはギャンブラーのゲイロードとマグノリアの交際に反する。

その後2人は駆け落ちして、シカゴで暮らすことになる。

ギャンブラーに戻ったゲイロードは、当初はつきを掴み豪勢な生活をマグノリアと満喫するが、幸せな生活は長くは続かなかった。

惨めな安アパート住まいとなった二人だったが、賭け事を止めようとしないゲイロードにマグノリアは辛く当たる。

クリスマスを前に、結婚して劇場の舞台に立つようになった、エリー・メイとフランクが訪ねて来る。

しかしゲイロードは、マグノリアに、家族の元に帰るよう、僅かな金を残して西部に旅立ってしまう。

その頃、スティーヴに捨てられたジュリーは、酒に溺れながら、劇場の歌手になっていた。

そうとは知らず、エリー・メイとフランクが、その劇場に失意のマグノリアを歌手として紹介しようとする。

ジュリーは、自分と同じ境遇のマグノリアに同情し、自分に優しくしてくれた彼女のために姿を消し、彼女に歌手の座を譲ってしまう。

新しい年を迎え、ホークス船長は自分の育てたエリー・メイとフランクのステージを観に劇場に現れるが、そこで緊張で声が出ない、歌手として歌うマグノリアに気づく。

ホークス船長は愛娘に笑顔で歌うように指示し、彼女を励まして再会を喜ぶ。

マグノリアは、父に子供が生まれることを伝え、家族の待つショウ・ボートに戻る決意をする。

娘キムを無事に出産したマグノリアは、娘の成長を家族と共に見守っていたが、そこ頃、ゲイロードはギャンブルのつきを取り戻していた。

その間マグノリアは、依然ゲイロードのことを想い続けてもいた。

5年が経ち、ある蒸気船でゲイロードを見かけたジュリーは、マグノリアを捨てた彼に言い寄る。

ジュリーが、ショウ・ボートにいたことを知ったゲイロードは、マグノリアが船に戻り、娘キムが一座の一員として成長していることを聞かされる。

そのことを一切知らず、悪気は無かったことをゲイロードから知らされたジュリーは、ゲイロードに謝罪する。

さらにジュリーは、マグノリアに会っても、落ちぶれた自分のことは秘密にしておいてほしいとゲイロードに頼む。

ある町で、停泊中のショウ・ボートに現れたゲイロードは、初めて会う娘キムに優しく話しかけ、マグノリアとの思い出の曲を口ずさむ。

すると、思わず声に詰まってしまったゲイロードの傍らにマグノリアが寄り添う。

そして、今では改心したゲイロードを、マグノリアは心から受け入れる。

それを見たホークス船長と妻パーシーは、本当の幸せが訪れたことを実感する。

ジュリーはそれを見届け、川への想いを込めたジョーの歌を聴きながら、出港したショウ・ボートをいつまでも見つめる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ショウ・ボートの一座のホークス船長は、川沿いのある町に立寄る。
船長は、一座の華ジュリー・ラヴァーンと夫で二枚目役者スティーヴらを紹介し、舞台の触りを見せて人々の興味を誘う。
そこに、ジュリーへの思いが通じない船員ピートが現れ、スティーヴと揉め事を起こす。
船長は、芸の一部だと言って人々の笑いを誘うが、ピートはジュリーとスティーヴへの腹いせに、彼女が黒人との混血にも拘らず、白人と結婚していたことを保安官に通報してしまう。
一方、ギャンブラーのゲイロードは、ニューオリンズに向かうショウ・ボートの乗船許可もらおうとする。
ホークス船長と妻パーシーに見守られて育てられた娘マグノリアは、美しく成長し役者になるために稽古に励んでいた。
その姿を見たゲイロードは、マグノリアに一目惚れしてしまい二人は恋に落ちる。
密告により、違法が発覚したジュリーとスティーヴが船を去ることになったため、一旦はゲイロードの乗船を断った船長は、役者でもある彼を雇うことにする。
ジュリーを慕っていたマグのリアは、彼女との別れを悲しむが、その後、船長は娘を舞台に立たせる決心をして、ゲイロードとの真に迫る恋物語の舞台は、大成功するのだが・・・。
__________

当初、混血のジュリー役にはリナ・ホーンが予定されていたが、この時代には黒人(リナ)と白人との恋愛をストレートに描くことはタブーであり、ストーリー上で黒人との混血として設定されている、白人のエヴァ・ガードナーが配役された。

第24回アカデミー賞では、撮影(カラー)、作曲賞(ミュージカル)にノミネートされた。

アカデミー賞候補になったチャールズ・ロッシャーの、エヴァ・ガードナーの妖艶さとテクニカラーを十分に生かした、美しい映像も素晴らしい。

エヴァ・ガードナーは、ふしだらに見られている混血女性を、主役の二人を完全に食ってしまうほどの演技で好演している。

彼女は、自らの歌声を披露しようと猛特訓をしたにも拘らず、結局は製作者側からのOKが出ず、残念ながら、その歌声は吹き替えられてしまった。
20代だとは思えない、彼女の大人の女性としての魅力と美しさは際立っている。
キャスリン・グレイソンの方が若く見えるが、実際には彼女が10ヶ月年上である。

物語の主役を演ずる、ソプラノ歌手でもあるキャスリン・グレイソンと、相手役のハワード・キールの歌声も十分楽しめる。

見事なダンスとステップを存分に見せてくれる、夫妻マージガワー・チャンピオンのパフォーマンスも、本作のハイライトの一つである。

娘を温かく見守る陽気な船長ジョー・E・ブラウン、逆に娘に厳しく接する母親アグネス・ムーアヘッド、ジュリー(A・ガードナー)の出生の秘密にはこだわらないものの、結局は彼女の元から去って行く夫ロバート・スターリング、ジュリーに思いを寄せるがそらがかなわず、彼女の素性を保安官に通報してしまうリーフ・エリクソン、そして見事なバリトンを披露してくれる、ウィリアム・ウォーフィールドの”オールマン・リバー”の歌声も素晴しい。


That's Movie Talk! © 2020 Frontier Theme
Translate / 翻訳
Scroll Up