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サン・アントニオ San Antonio (1945)

家畜強盗を捕えようとする男の悪との戦いを描く、 監督デヴィッド・バトラー、主演エロール・フリンアレクシス・スミスS・Z・サカール他共演の西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇


スタッフ キャスト
監督
デヴィッド・バトラー
ロバート・フローリー(クレジットなし)
ラオール・ウォルシュ(クレジットなし)
製作:ロバート・バックナー
脚本
アラン・ルメイ
W・R・バーネット
撮影:バート・グレノン
編集:アイリーン・モラ
音楽:マックス・スタイナー

出演
クレイ・ハーディン:エロール・フリン
ジーン・スター:アレクシス・スミス
サーシャ・ボジック:S・Z・サカール
レガール:ヴィクター・フランセン
ヘンリエッタ:フローレンス・ベイツ
チャーリー・ベル:ジョン・ライテル
ロイ・スチュアート:ポール・ケリー
モーガン大尉:ロバート・シェイン
ポニー・スミス:ジョン・アルヴィン
クリーブ・アンドリュース:モンテ・ブルー
ジョンソン大佐:ロバート・バラット
リカルド・トルレオン:ペドロ・デ・コルドバ
レイフ・マクウィリアムス:トム・タイラー
老カウボーイ:フランシス・フォード

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1945年製作 109分
公開
北米:1945年12月29日
日本:1950年4月25日
製作費 $2,000,000
北米興行収入 $3,553,000
世界 $5,899,000


アカデミー賞
第18回アカデミー賞
・ノミネート
美術(カラー)・歌曲賞


ストーリー
テキサスの牧場主チャーリー・ベル(ジョン・ライテル)は、 メキシコからサンアントニオに戻る途中、友人のクレイ・ハーディン(エロール・フリン)の元に向かう。
家畜強盗の調査をしていたクレイは、サンアントニオの酒場のオーナーであるロイ・スチュアート(ポール・ケリー)が犯人である証拠を手帳に記録していることをチャーリーに伝える。
チャーリーと共にサンアントニオに向かおうとしたクレイは、ロイの仲間であるレイフ・マクウィリアムス(トム・タイラー)とポニー・スミス(ジョン・アルヴィン)の妨害に遭うが2人を倒す。
レイフを装い、問題ないという電報をロイに打ったクレイは、サンアントニオに向かう歌手のジーン・スター(アレクシス・スミス)と付き人のヘンリエッタ(フローレンス・ベイツ)、マネージャーのサーシャ・ボジック(S・Z・サカール)の乗る駅馬車に同乗する。
レイフからの電報を不審に思いながら、仲間のレガール(ヴィクター・フランセン)と共に、到着したジーンらを歓迎したロイは、クレイも町に着いたことを知る。
ジーンに惹かれたクレイだったが、彼女がロイと共謀している可能性があるため、手帳をチャーリーに預ける。
ロイを信用していないレガールは、自分の利益だけを考え、チャーリーを銃撃して手帳を奪う。
その様子をサーシャが目撃するが、レガールに脅されて誰にも真実を話せない。
先住民討伐のために軍は町を離れ、チャーリーを撃った犯人と手帳を捜すクレイは、一時的に連邦保安官の仕事を引き受けるのだが・・・。


解説 評価 感想

デヴィッド・バトラーの他、ロバート・フローリーラオール・ウォルシュがクレジットなしで監督として名を連ねている。

第二次大戦の終結も近づく1944年の9月から撮影は始まり、その鮮やかなテクニカラーの映像や、第18回アカデミー賞で美術(カラー)にノミネートされたセット、そして歌曲賞候補の”Some Sunday Morning”など、戦中とは思えないアメリカの底力を感じさせる作品でもある。

マックス・スタイナーらしい勇壮な音楽も印象に残る。

舞台が”サンアントニオ”だけに、”アラモの戦い”の舞台となった名所である”伝道所”が終盤に登場するのも注目だ。

主演のエロール・フリンは、悪事を暴こうとする男をユーモアをまじえながら実に魅力的に演じている。

主人公と惹かれ合う歌手アレクシス・スミス、そのマネージャーのS・Z・サカール、付き人のフローレンス・ベイツ、家畜強盗の共謀者ヴィクター・フランセン、首謀者である酒場のオーナー、ポール・ケリー、主人公と共に悪党を追う友人ジョン・ライテル、軍の大尉ロバート・シェイン、大佐のロバート・バラット、主人公を監視する悪党のジョン・アルヴィントム・タイラー、主人公の仲間モンテ・ブルーペドロ・デ・コルドバ、老カウボーイのフランシス・フォードなどが共演している。


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