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南風 The Stranger’s Return (1933)

亡き父の故郷の農場を訪ねた都会育ちの女性と周囲の人々との人間関係を描く、監督キング・ヴィダー、主演ミリアム・ホプキンスライオネル・バリモアフランチョット・トーン他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:キング・ヴィダー
製作:ルシアン・ハバード
原作:フィル・ストング
脚本
フィル・ストング
ブラウン・ホームズ
撮影:ウィリアム・H・ダニエルズ
編集
リチャード・ファントル
ベン・ルイス

出演
ルイーズ・ストー:ミリアム・ホプキンス
ストー:ライオネル・バリモア
ガイ・クレーン:フランチョット・トーン
サイモン:スチュアート・アーウィン
ネティ:アイリーン・ハーヴェイ
ベアトリス:ビューラ・ボンディ
アレン・レッドフィールド:グラント・ミッチェル

アメリカ 映画
配給 MGM
1933年製作 89分
公開
北米:1933年7月28日
日本:1934年9月
製作費 $300,000
北米興行収入 $630,000


ストーリー
アイオワ州。
大農場を経営する85歳のストー(ライオネル・バリモア)は、死んだ甥の妻ベアトリス(ビューラ・ボンディ)、三番目の妻の娘テルマ・レッドフィールド、その夫アレン(グラント・ミッチェル)と暮らしていた。
ストーは、亡くなった長男の娘で、離婚したばかりのルイーズ(ミリアム・ホプキンス)が、ニューヨークから訪ねてくることを3人に伝える。
ストーは、酒好きの使用人サイモン(スチュアート・アーウィン)と共に、ルイーズをピッツヴィル駅に迎えに行く。
祖父と共に家に着いたルイーズは、ベアトリスとテルマを紹介される。
歓迎されたルイーズは、快適な一夜を過ごす。
翌朝ルイーズは、隣人で頭部で教育を受けた農場主ガイ・クレーン(フランチョット・トーン)の家を祖父と共に訪ねる。
ルイーズに挨拶したガイは、いつものようにストーの苦情を聞き、彼女に妻のネティ(アイリーン・ハーヴェイ)を紹介する。
ルイーズは、ガイとネティ、2人の息子ウッディ、そして口うるさい祖父と共に楽しい時を過ごす。
その後、ベアトリスとテルマと共にピッツヴィルに買い物に行ったルイーズは、ガイ一家と出くわす。
ルイーズは、ガイから、ベアトリスも行くと言うダンスに誘われる。
その夜、ダンスパーティーでルイーズは、ダンスが苦手なネティの代わりにガイと踊る。
ルイーズは、皆が自分を見る目が気になるが、ガイは、都会的で魅力的だからだと彼女に伝える。
さらにガイは、周囲の者たちは、ストーの相続人となるルイーズのことが気になり、追い払おうとするだろうと付け加える。
ルイーズは、それを信じようとしなかった。
2人に親し気な様子を見ていたベアトリスは、ルイーズに忠告するものの、ルイーズとガイは気にすることなく踊り続ける。
ルイーズは、ベアトリスが先に帰ったために、ガイ一家に送ってもらう。
ポーチにいた祖父と話したルイーズは、ガイと踊ったことを話し、彼とネティは幼馴染だったために、気持ちを確かめないまま結婚したことを知る。
日曜日、ルイーズは祖父と共にクレーン家の昼食に招待される。
祖父は先に帰り、食後に話をしたルイーズは、ガイが大学の教壇に立つことにネティは期待していることを知る。
ルイーズは、農夫であることを誇りに思いながらも都会的で洗練されたガイが気になる存在になる。
ストーが先に帰ったために、ルイーズを車で送ったガイは、途中で彼女に気持ちを伝え、思わずキスしてしまうのだが・・・。


解説 評価 感想

キング・ヴィダーが監督し、主演はミリアム・ホプキンスライオネル・バリモアフランチョット・トーンなどが共演した作品。

都会育ちの洗練された女性が、亡き父の故郷である、のどかな田舎町の農場で解放感を味い、遺産を狙う親族との関係や、家族はあるものの、真の愛を求める男性との出会いを体験しながら人生を見つめ直す姿をしみじみと描く、キング・ヴィダーの演出手腕が見どころのドラマ。

主演のミリアム・ホプキンスは、様々なことを体験する主人公を魅力的に演じている。

頑固で偏屈ではあるが、人間味あふれる主人公の祖父を好演するライオネル・バリモア、主人公に惹かれる農場主フランチョット・トーン、その妻アイリーン・ハーヴェイ、主人公の祖父に雇われる酒好きの使用人スチュアート・アーウィン、祖父の甥の妻で遺産を狙うビューラ・ボンディ、祖父の3番目の妻の娘の夫グラント・ミッチェルなどが共演している。


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