ポリスアカデミー6 Police Academy 6: City Under Siege (1989)

しかし、協力者がエリック・ラサール校長（ジョージ・ゲインズ）だと知ったハリスは、愕然とする。

モーゼス・ハイタワー（ババ・スミス）、ユージン・タックルベリー（デヴィッド・グラフ）、ラーヴェル・ジョーンズ（マイケル・ウィンスロー）、ラヴァーン・フックス（マリオン・ラムジー）、デビー・キャラハン（レスリー・イースターブルック）、ラサールの甥ニック（マット・マッコイ）、そしてハリスとプロクターは集合する。

ラサールの話をハリスが引き継ぎ、ハースト本部長が地道な聞き込みしか今は方法がないと話す。

遅れて来たダグラス・ファックラー（ブルース・マーラー）は、ラサールや仲間達に歓迎される。

その後もエースらは、白昼堂々と銀行を襲い、19万ドルが奪われる。

現場を調べたハリスは、ラサールをボケた老人扱いして、ハーストと今後の捜査方法を考える。

それを聞いていたニックは、銀行から持ち出すと爆発して塗料が付く札束を犯人が残したことを知り、その札束をハリスに渡す。

ハリスは札束を持って外にいたハーストの元に向かおうとするが、それが爆発してペンキまみれになってしまう。

行員の話を聞いたハイタワーらは、犯人が雇われた強盗であることを知る。

その頃、アジトにいたエースらは、姿を見せない依頼者から、あと数件、強盗をして、次の大きな計画を実行することを知らされる。

市長は、いち早く証拠を上げれば、ラサールを捜査から外すとハリスに約束する。

出来上がった似顔絵で地道な聞き込みをするよう部下に指示したラサールは、あるビルに犯人のアジトがあるという情報を得たとニックに言われる。

自分とジョーンズが変装して向かうことを提案したニックだったが、ハリスがそれを引き受けると言い出す。

ハーストからその件を任されたハリスとプロクターは、窓掃除に扮してビルに向かい、内部を聴診器で盗聴しようとする。

その間、ファックラーを伴ったラサールは、かつてよく通ったバーに向い、似顔絵を配り聞き込みをする。

ハイタワーとフックスも、街に出て情報を得ようとする。

安全ベルトを外していたため、ドジなプロクターのせいで落下しそうになったハリスは何んとか助かり、捜査本部に戻り、結局は自分の声しか録音できずに恥をかく。

捜査が行き詰まったハーストは対策を考え、ニックの提案で、ある王室のダイヤが到着することをエサにしようとする。

ニックとジョーンズが輸送車を運転し、ハイタワーらは様々な職業に扮して街を監視する。

ハリスとプロクターは、輸送車の荷台でダイヤを見張る。

輸送車が停車し、ハリスとプロクターが目を離した隙に、マンホールを開けたエースらは、車の荷台の床をレーザー光線で焼き切りダイヤを奪ってしまう。

自分達の情報が洩れていることを指摘するニックだったが、極秘作戦だとラサールに言われる。

しかしニックは、チームの中に裏切り者がいると考える。

自分の失態を棚に上げるハリスは、ニックの考えが甘かったと言って彼を非難する。

市長に呼ばれたハリスは、進まない捜査状況を報告し、直ちに事件を解決するよう指示される。

張り込みをしていたニックらは、宝石店を襲ったエースらを捕える寸前で、現れたハリスとプロクターに邪魔されてしまう。

ハリスが手柄を自分のものにしようとする隙に、エースらは逃亡してしまう。

アジトに戻ったエースらは、ラサールとチームが事件の核心に迫っていることを首謀者から知らされる。

チームは再び召集され、市長も同席する場でハーストは、ラサールのデスクから、昨日の強盗で奪われた宝石が見つかったことを伝える。

ショックを隠せない市長は、ハリスとプロクターを除き、ラサールとチームを謹慎処分にすることを決める。

恩人であるラサールの潔白を証明しようとしたハイタワーらは、情報室に向い、犯行現場がなぜ古いバスの路線沿いかを考える。

フックスがコンピューターで情報を探り、計画中の電車路線とバス路線を重ね合わせてみるようニックが指示する。

それが一致したため、そこで犯罪が多発すればどうなるかを考えたニックは、地価が暴落することが分かる。

そこでその土地を買い占めて電車が通れば地価が上がり、土地の所有者はボロ儲けになるため、ニックらは、その買い占めている人物を調べる。

首謀者は、最後の計画を実行することをエースらに伝える。

ある情報を掴んだハイタワーらはメッキ会社に向い、市全体を停電にする計画書を見つける。

エースらは発電所を爆破して市内は停電し、街は混乱する。

ニックと共に市内をパトロールしたジョーンズは、コメディパブで声帯模写を披露して大いに受ける。

ハイタワーらは、街の治安を維持するためにパトロールする。

宝石店で取り逃がしたエースらを見つけたニックは、無線連絡で応援を要請する。

ハイタワーとジョーンズ、そしてタックルベリーが到着し、ニックはマンホールの中が怪しいことを伝える。

ある場所で、上を調べるようニックに指示されたハイタワー、ジョーンズ、タックルベリーは、その場で待ち構えていたエースらと相対する。

ジョーンズとタックルベリーはエースとフラッシュを追い、ハイタワーは巨漢のオックスと対決して叩きのめす。

フラッシュに襲われたジョーンズは、ロボットに扮して相手を驚かせて倒す。

タックルベリーは、エースと銃の腕比べをして、逃げようとする彼を捕える。

通路の奥に進んだニックは、首謀者がいることに気づきガス攻めに遭うが、ハイタワーに助けられる。

ハイタワーと共に逃げた首謀者を追ったニックは、相手を見失ってしまう。

現れた電気工事用のトラックに襲われたニックは、ワゴンにしがみつく。

それを仲間に無線で知らせたハイタワーはビッグフットに乗って現れ、ジョーンズとタックルベリーを乗せて首謀者を追跡する。

無線を聴いていたハリスとプロクターもそれを追うが、首謀者のトラックに衝突され、タックルベリーの運転するビッグフットに潰される。

ハリスはバスで犯人を追うが、運転するプロクターがバス停で人を乗せてしまう。

ワゴンに乗っていたニックは、高架橋に当たりそうになったためにポールにしがみつき、ビッグフットに飛び移る。

犯人の車両を見つけたニックらは建物内を調べるが、そこはハーストのオフィスだった。

ここにはいないと言うハーストから、犯人を追跡しろと命ぜられたニックらは、その場を去ろうとする。

そこにラサールと共にハーストが現れ、偽者だと言われる。

ハリスとプロクターも現れ、チームが謹慎を無視したことをハーストに訴える。

デスクにいたハーストのマスクが剥がされ、市長だったことが分かる。

市長は、間抜けなハリスのお蔭で捜査の内容が筒抜けだったことを話す。

ハリスは、自分は何も知らなかったと言って弁解する。

ニックは、市長が電車路線計画に詳しいことに気づく。

そこを犯罪地区にして値の下がった土地を買い占め、大儲けするのが市長の目的だったことをニックは伝える。

正気を失った市長は連行され、ハーストはラサールに謝罪して謹慎を解く。

その後、ラサールとチームは街を救ったことで表彰される。

大恥をかいたハリスは、ハイタワーのイタズラで、椅子に座ったまま風船で空中に浮いてしまう。