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電力会社の作業員2人と亡くなった同僚の娘との三角関係を描く、製作総指揮ハル・B・ウォリス、監督ラオール・ウォルシュ、主演エドワード・G・ロビンソン、マレーネ・ディートリッヒ、ジョージ・ラフト、アラン・ヘイルSr.、フランク・マクヒュー、イヴ・アーデン、バートン・マクレーン、ウォード・ボンド他共演の恋愛ドラマ。 |
・マレーネ・ディートリッヒ / Marlene Dietrich / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ラオール・ウォルシュ
製作総指揮:ハル・B・ウォリス
脚本
リチャード・マコーレイ
ジェリー・ウォルド
撮影:アーニー・ホーラー
編集:ラルフ・ドーソン
音楽:アドルフ・ドイッチ
出演
ハンク”ギンピー”マクヘンリー:エドワード・G・ロビンソン
フェイ・デュヴァル:マレーネ・ディートリッヒ
ジョニー・マーシャル:ジョージ・ラフト
ジャンボ・ウェルズ:アラン・ヘイルSr.
オマハ:フランク・マクヒュー
ドリー:イヴ・アーデン
スマイリー・クイン:バートン・マクレーン
エディ・アダムス:ウォード・ボンド
シドニー・ウィップル:ウォルター・キャトレット
スカーレット:ジョイス・コンプトン
フロー:ルシア・キャロル
アントワン”ポップ”デュヴァル:エゴン・ブレッチャー
カリー:クリフ・クラーク
スウィーニー:ジョセフ・クレハン
アル・ハースト:ベン・ウェルデン
ポリー:バーバラ・ペッパー
ウィルマ:ドロシー・アップルビー
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1941年製作 104分
公開
北米:1941年8月9日
日本:1951年8月24日
製作費 $918,000
■ ストーリー ■
ナイトクラブにいた電力会社の送電線作業員ハンク”ギンピー”マクヘンリー(エドワード・G・ロビンソン)は、激しい雷雨で送電線が断線したという連絡を受け、同僚で親友のジョニー・マーシャル(ジョージ・ラフト)と共に会社に向かう。
ハンクとジョニーは、同僚のジャンボ・ウェルズ(アラン・ヘイルSr.)、オマハ(フランク・マクヒュー)、エディ・アダムス(ウォード・ボンド)、ベテランのアントワン”ポップ”デュヴァル(エゴン・ブレッチャー)らと共に現場に向かい、作業を始める。
豪雨の中、送電塔に登ったハンクは、低圧線に触れて意識を失う。
エディとジョニーの蘇生処置でハンクは意識が戻り病院に入院し、順調に回復するものの、電線に触れた脚は完治しなかった。
作業は無理だと判断されたハンクは、現場監督に昇進したことを、見舞いに来たジョニーから知らされる。
ポップは、窃盗で服役していた疎遠だった娘フェイ(マレーネ・ディートリッヒ)が出所するために、ジョニーに送ってもらい刑務所に彼女を迎えに行く。
ポップにフェイを紹介されたジョニーは、父親に対する彼女のつれない態度が気になる。
退院したハンクは仕事に復帰し、氷点下で凍った電線の現場にジョニーらと向かう。
ポップが、断線した電線に触れて感電死してしまい、ハンクがフェイにそのことを知らせに行くことになり、ジョニーに付き合ってもらう。
訪ねて来たハンクとジョニーから父の死を知らされたフェイは、悲しもうとしなかった。
その態度に怒りを感じたジョニーはその場を去り、母親への仕打ちで父を憎んでいたフェイの気持ちを察するハンクは彼女に惹かれ、力になろうとするのだが・・・。
製作総指揮ハル・B・ウォリス、「ハイ・シエラ」(1941)などのラオール・ウォルシュが監督し、主演はエドワード・G・ロビンソン、マレーネ・ディートリッヒ、ジョージ・ラフト、アラン・ヘイルSr.、フランク・マクヒュー、イヴ・アーデン、バートン・マクレーン、ウォード・ボンドなどが共演した作品。
電力会社の作業員2人と亡くなった同僚の娘との三角関係を描くドラマ。
撮影中にエドワード・G・ロビンソンとジョージ・ラフトとの確執が問題となり、3番目のクレジットではあるものの、ジョージ・ラフトが主人公と言える内容であり、彼がマレーネ・ディートリッヒに恋愛感情を抱いたことも話題になった作品。
クライマックスの送電塔上での迫力ある格闘や、男くさい作業員の描写など、ラオール・ウォルシュの力強い演出が見どころの作品。
主演のエドワード・G・ロビンソンは、女好きで喧嘩っ早い送電線作業員を彼らしい雰囲気で演じ、マレーネ・ディートリッヒは、本意ではない状況で主人公と結婚する彼の同僚の娘であるクラブ歌手を魅力的に演じている。
主人公の同僚であり、ヒロインに好かれるものの常識をわきまえる男を好演するジョージ・ラフト、その同僚アラン・ヘイルSr.、フランク・マクヒュー、ウォード・ボンド、ジョセフ・クレハン、ヒロインのクラブの同僚イヴ・アーデン、ジョイス・コンプトン、バーバラ・ペッパー、ルシア・キャロル、クラブの支配人バートン・マクレーン、主人公と同室の患者ウォルター・キャトレット、主人公の同僚であるヒロインの父親エゴン・ブレッチャー、ヒロインに迫るクラブの客ベン・ウェルデン、看護師ドロシー・アップルビーなどが共演している。