![]() |
無頼の詩人が一国を動かす。 傑作歴史ロマン劇。 製作、監督フランク・ロイド、脚本プレストン・スタージェス、主演ロナルド・コールマン、ベイジル・ラスボーン、フランシス・ディー他共演の歴史ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:フランク・ロイド
製作:フランク・ロイド
原作:ジャスティン・ハントリー・マッカーシー”If I Were King”(戯曲)
脚本:プレストン・スタージェス
撮影:セオドア・スパークル
編集:ヒュー・ベネット
音楽:リチャード・ヘイグマン
出演
フランソワ・ヴィヨン:ロナルド・コールマン(活動家である詩人)
ルイ11世:ベイジル・ラスボーン
カトリーヌ・ド・ヴォーセル:フランシス・ディー(フランソワと惹かれ合うようになる女王の女官)
ユゲット:エレン・ドリュー(ヴィヨンの恋人)
ヴィヨン神父:C.V.フランス(フランソワの後見人)
国王警護隊長:ヘンリー・ウィルコクソン
女王:ヘザー・サッチャー
ルネ・ド・モンティニー:スタンリー・リッジス(フランソワの仲間)
ノエル・ド・ジョリス:ブルース・レスター(カトリーヌの恋人である軍人)
コレット:アルマ・ロイド(ユゲットの友人)
トリスタン・レルミート:ウォルター・キングスフォード(国王の補佐)
ロビン・タージス:シドニー・トーラー(酒場の主人)
ジャン・ル・ルー:コリン・タプリー(フランソワの仲間)
オリヴァー・ル・デイン:ラルフ・フォーブス(国王の補佐)
ティボー・ドーシニー:ジョン・ミルジャン(軍最高司令官)
ギー・タバリー:ウィリアム・ハーデ(フランソワの仲間)
コラン・ド・カユー:エイドリアン・モリス(フランソワの仲間)
デュドン将軍:モンタギュー・ラブ
サリエール将軍:レスター・マシューズ
バルベジエ将軍:ウィリアム・ファーナム
ブルゴーニュの使者:ポール・ハーヴェイ
貯蔵庫番:バリー・マッカラム
アンナ:メイ・ビーティ(カトリーヌの付き人)
執事長:ウィンターホール
カザン・ショレ:フランシス・マクドナルド(フランソワの仲間)
侍女:アン・エヴァーズ
侍女:ジーン・フェンウィック
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1938年製作 101分
公開
北米:1938年11月11日
日本:未公開
■ アカデミー賞 ■
第11回アカデミー賞
・ノミネート
助演男優(ベイジル・ラスボーン)・オリジナル音楽・美術・録音賞
■ ストーリー ■
15世紀、フランス王国、ブルゴーニュ軍包囲下のパリ。
詩人フランソワ・ヴィヨン(ロナルド・コールマン)は、王室の貯蔵庫を襲撃して、食料やワインを奪う。
フランソワは問題ばかり起こし、6歳から彼を育ててきたヴィヨン神父(C.V.フランス)の悩みの種だった。
ヴィヨン神父は、フランソワをミサに連れて行き、祈りを捧げるよう指示する。
そこでフランソワは、その場に居た美しい女性カトリーヌ・ド・ヴォーセル(フランシス・ディー)に惹かれる。
フランソワは、カトリーヌの気を惹くために、自作の詩”If I Were King”を朗読するものの、彼女はその場から去ろうとする。
そこに、フランソワを追っていた国王警護隊長(ヘンリー・ウィルコクソン)らが現れ、彼を捕えようとする。
女王(ヘザー・サッチャー)の女官であるカトリーヌは、フランソワに興味はなかったものの、警護隊長らに、フランソワは教会で祈りを捧げていたと伝えてその場を去る。
カトリーヌの証言により、フランソワは解放される。
宮廷に戻ったカトリーヌは、兵士ノエル・ド・ジョリス(ブルース・レスター)が、戦う意志のないこと知り失望する。
その頃、窮地に陥っていた国王ルイ11世(ベイジル・ラスボーン)は、市民との会合を終えた軍最高司令官ティボー・ドーシニー(ジョン・ミルジャン)から、ブルゴーニュ軍に対する抵抗は無駄だと、市民が考えていることを知らされる。
宮廷内に裏切り者がいると考えた国王は、敵からの暗号メッセージを隠した矢を手に入れて、それを誰が受け取ろうとしていたかを探ろうとする。
国王は、補佐のトリスタン・レルミート(ウォルター・キングスフォード)と共に変装して酒場に向かい、店の主人ロビン・タージス(シドニー・トーラー)に矢を見せて、中の手紙を渡して様子を窺う。
そこに、奪った食料とワインを持参したフランソワが現れるが、恋人のユゲット(エレン・ドリュー)やコレット(アルマ・ロイド)と共に戯れる国王に気づかない。
フランソワは国王を批判し、自分がその立場なら、どれほど上手くやれるかを仲間たちに自慢するのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“A splendidly mounted and intellectually sharp historical romance where Ronald Colman’s lyrical bravado effortlessly channels Preston Sturges’s razor-sharp dialogue, turning a classic swashbuckler into a vibrant commentary on power, class, and the poetic soul.”
(ロナルド・コールマンの詩的な華っぽさがプレストン・スタージェスの極めて鋭利な台詞回しを軽々と乗りこなし、クラシックな活劇を「権力、階級、そして詩的な魂」に関する活き活きとした人間ドラマへと変貌させた、豪華絢爛にして知的な歴史ロマン劇である。)
1901年に上演された、ジャスティン・ハントリー・マッカーシーの戯曲”If I Were King”を基に製作された作品。
「カヴァルケード(大帝国行進曲)」(1933)、「戦艦バウンティ号の叛乱」(1935)などのフランク・ロイドが監督し、主演はロナルド・コールマン、ベイジル・ラスボーン、フランシス・ディー他共演の歴史ドラマ。
フランク・ロイドの軽快な演出と、プレストン・スタージェスらしい、ユーモアをまじえた脚本は正に職人芸だ。
ヨーロッパでは、大戦前夜のきな臭い雰囲気である中、セットや衣裳にも手抜きをしない、ハリウッドの底力を感じさせる内容は見応え十分。
第11回アカデミー賞では、助演男優(ベイジル・ラスボーン)、オリジナル音楽、美術、録音賞にノミネートされた。
本作は、ロナルド・コールマン・ファンにとっては必見の作品!
紳士然・・・という役柄がはまり役の彼が、まるで活劇役者のように活躍する内容は実に新鮮であり、言葉を発すれば、周囲を納得させる詩人として、フランソワ・ヴィヨンを見事に演じ切っている。
こちらも、思わずミスキャストかと思ってしまった、ルイ11世を演じたベイジル・ラスボーンの怪演も見もので、オスカーにノミネートされただけある演技は注目だ。
ジョエル・マクリー夫人である、女王の女官を演ずるヒロインのフランシス・ディーの美しさも際立つ。











