5681 Movies

オーメン:ザ・ファースト The First Omen (2024)

第1作「オーメン」(1976)の前日譚であるシリーズの6作目。
悪魔の子”ダミアン”の誕生秘話を描く、監督、脚本アルカシャ・スティーヴンソン、主演ネル・タイガー・フリーラルフ・アイネソンソニア・ブラガタウフィーク・バルホームビル・ナイ他共演のホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:アルカシャ・スティーヴンソン
製作
デヴィッド・S・ゴイヤー
キース・レヴィン
製作総指揮:ティム・スミス
原作:デヴィッド・セルツァー(キャラクター)
原案:ベン・ジェイコビ
脚本
ティム・スミス
アルカシャ・スティーヴンソン
キース・トーマス
撮影:アーロン・モートン
編集
ボブ・ムラウスキー
エイミー・E・ダドルストン
音楽:マーク・コーヴェン

出演
マーガレット・ダイノ:ネル・タイガー・フリー
ブレナン神父:ラルフ・アイネソン
シスター・シルヴァ:ソニア・ブラガ
ガブリエル神父:タウフィーク・バルホーム
シスター・ルス:マリア・カバレロ
ハリス神父:チャールズ・ダンス
ローレンス枢機卿:ビル・ナイ
カルリータ・スキアーナ:ニコール・ソラス
シスター・アンジェリカ:イシュタル・カリー・ウィルソン
パオロ:アンドレア・アルカンジェリ
アルフォンゾ:グイド・クアリオーネ
スピレット神父:アントン・アレクサンダー
キャサリン・ソーン:レイチェル・ハード=ウッド
尼僧:エヴァ・ラス

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2024年製作 119分
公開
北米:2024年4月5日
日本:2024年4月5日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $20,092,800
世界 $53,845,880


ストーリー
教会の懺悔室に向かったブレナン神父(ラルフ・アイネソン)は、ハリス神父(チャールズ・ダンス)から、オカルトに関する陰謀の話を聞く。
ハリスは、”スキアーナ”という名が書かれた赤ん坊の写真をブレナンに渡し、今はその子供が10代になっていることを伝える。
懺悔室を離れ教会を出たハリスは、修復中の足場から落下したパイプが後頭部に落下し死亡する。
1971年、ローマ
アメリカ人の修道女マーガレット・ダイノ(ネル・タイガー・フリー)は、ガブリエル神父(タウフィーク・バルホーム)とローレンス枢機卿(ビル・ナ)に迎えられ、政治に対する抗議活動が行われている中、女子だけが暮らすヴィザーデリ孤児院に到着する。
マーガレットは、修道院長シスター・シルヴァ(ソニア・ブラガ)に歓迎され、赤ん坊の時に門の前に捨てられていたというシスター・アンジェリカ(イシュタル・カリー・ウィルソン)を紹介される。
シルヴァがその場を離れ、マーガレットは、”カルリータ・スキアーナ”が描いた絵を見ながら彼女(ニコール・ソラス)の部屋に入り、その場に居たカルリータに話しかける。
マーガレットは、近づいてきたカルリータに頬をなめられて動揺し、そこにシルヴァが戻る。
カルリータから絵を渡されたマーガレットはその場を去り、シルヴァから、カルリータが他の子を傷つけるために別室に入れていることを知る。
宿舎に向かったマーガレットは、眠る前に祈りを捧げるが、不吉な声と人の気配を感じる。
そこにルームメイトのシスター・ルス(マリア・カバレロ)が戻り、マーガレットはアメリカでのことを訊かれる。
マーガレットは、施設でローレンス枢機卿に出会い、想像力が豊かだった自分が、見えるものを現実だと信じて騒ぐ問題児だったことなどをルスに話す。
孤児院での生活が始まり、マーガレットは、心を閉ざすカルリータのことを気にしながら子供たちに接する。
そんなマーガレットは、カルリータが修道女に虐待を受けている姿を目撃して不安を感じる。
ある夜、ルスにバーに誘われたマーガレットは、その場で青年パオロ(アンドレア・アルカンジェリ)に出会い、彼と踊った後で意識を失う。
翌朝、目覚めたマーガレットは、何が起きたのか記憶がなかったために、自分の行いを後悔する。
孤児院を訪ねて来たブレナンと話したマーガレットは、カルリータの周りで災いが起きると警告されて動揺する。
カルリータが再び部屋に閉じ込められたことを知ったマーガレットは、彼女と話をして心を通わせようとするのだが・・・。


解説 評価 感想
参考:
・「オーメン」(1976)
・「オーメン2/ダミアン」(1978)
・「オーメン/最後の闘争」(1981)
・「オーメン4」(1991)*テレビ映画

・「オーメン」(2006)
・「オーメン:ザ・ファースト」(2024)

第1作「オーメン」(1976)の前日譚であるシリーズの6作目。

短編映画やテレビ界で活躍していたアルカシャ・スティーヴンソンの長編映画デビュー作であり、主演はネル・タイガー・フリーラルフ・アイネソンソニア・ブラガタウフィーク・バルホームビル・ナイなどが共演した作品。

悪魔の子”ダミアン”の誕生秘話を描くホラー。

1970年代のオカルト・ブームに多くつくられた作品の中でも、「エクソシスト」(1973)と並び高く評価された「オーメン」(1976)の前日譚である注目作。

悪魔の子”ダミアン”が誕生し、意図的にアメリカの外交官ロバート・ソーンの養子となる展開のクライマックスでは、その外交官を演じたグレゴリー・ペックの写真も登場し、そのシーンだけでドラマに厚みが加わっている。

出産シーンなどを含め、アルカシャ・スティーヴンソンの女性的な演出が見どころの作品で、主人公が心理的に追い込まれていく恐怖映像なども高く評価された。

悪魔の子が自分に関係していることを知りながら恐怖体験をする修道女ネル・タイガー・フリー、彼女に悪魔の存在を話し警告する神父ラルフ・アイネソン、修道院長のソニア・ブラガ、主人公を孤児院に紹介する陰謀の黒幕である枢機卿のビル・ナイ、主人公に協力する修道院の神父タウフィーク・バルホーム、主人公のルームメイトである修道女マリア・カバレロ、悪魔の子の存在をブレナン神父(ラルフ・アイネソン)に警告するチャールズ・ダンス、主人公と親交を深める悪魔の子ニコール・ソラス、焼身首吊り自殺する修道女のイシュタル・カリー・ウィルソン、主人公とバーで知り合う青年で陰謀に関わるアンドレア・アルカンジェリとグイド・クアリオーネ、ダミアンをアメリカの外交官ロバート・ソーンの養子にすることを考える神父アントン・アレクサンダー、外交官の妻レイチェル・ハード=ウッド、修道女のエヴァ・ラスなどが共演している。


Translate / 翻訳
About TMT        Privacy Policy        Sitemap
That's Movie Talk! © 2022