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オーメン The Omen (1976)

悪魔の子を養子にした夫妻に襲いかかる恐怖を描く、監督リチャード・ドナー、主演グレゴリー・ペックリー・レミックデビッド・ワーナー他共演によるオカルト映画の秀作。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー

グレゴリー・ペック / Gregory Peck / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:リチャード・ドナー

製作総指揮:メイス・ニューフェルド
製作:ハーヴェイ・バーンハード
脚本:デヴィッド・セルツァー
撮影:ギルバート・テイラー
編集:スチュアート・ベアード
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

出演
ロバート・ソーン:グレゴリー・ペック

キャサリン・ソーン:リー・レミック
キース・ジェニングス:デビッド・ワーナー
ベイロック夫人:ビリー・ホワイトロー
ダミアン・ソーン:ハーヴィー・スペンサー・スティーヴンス
カール・ブーゲンハーゲン:レオ・マッカーン
ブレナン神父:パトリック・トラフトン
ホリー:ホリー・パランス
ベッカー医師:アンソニー・ニコルズ
スピレット神父:マーティン・ベンソン
僧侶:トミー・デュガン
精神科医:ジョン・ストライド

アメリカ/アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1976年製作 111分
公開
北米:1976年6月25日
日本:1976年10月16日
製作費 $2,800,000
北米興行収入 $60,922,980


アカデミー賞 ■
第49回アカデミー賞

・受賞
作曲賞
・ノミネート
歌曲賞”Ave Satani


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ローマ、6月6日、午前6時。
アメリカの外交官ロバート・ソーン(グレゴリー・ペック)の妻キャサリン(リー・レミック)は、男の子を出産するものの、その子は息を引き取る。

子供を欲しがっていたキャサリンのことを考えると、心が痛むロバートは、産院にいたスピレット神父(マーティン・ベンソン)から、同じ時間に産まれた子を引き取る提案をされる。

子供の母親は亡くなり、キャサリンにはそれを秘密にしてその子を引き取ったロバートは、彼女の元に向かう。

その後、駐イギリス大使に任命されたロバートは、それをキャサリンに伝え二人は喜ぶ。

ロンドン
ロバートとキャサリンの郊外の邸宅での満ち足りた生活は続き、息子ダミアン(ハーヴィー・スペンサー・スティーヴンス)も成長し、5歳の誕生日を迎える。

...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

参考:
・「オーメン」(1976)
・「オーメン2/ダミアン」(1978)
・「オーメン/最後の闘争」(1981)
・「オーメン4」(1991)*テレビ映画

・「オーメン」(2006)

*(簡略ストー リー)
ローマ在住のアメリカの外交官ロバート・ソーンは、妻キャサリンの出産に立ち会い、子供が死産だったとことを知らされる。
ロバートは、その場にいた神父から、同じ日の、6月6日の午前6時に産まれた男の子を養子にするよう提案される。
キャサリンには秘密で、子供を我が子として育てることを決めたロバートは、イギリス大使に任命されてロンドンに滞在することになる。
ダミアンと名付けられた子供は、5歳の誕生日を迎えるが、そのパーティーの席で、彼の乳母が首吊り自殺をする。
その後、ブレナン神父の訪問を受けたロバートは、悪魔の子ダミアンが人を殺し、それを繰り返すと言われる。
ダミアンの出産の場に立ち会った神父が、母親が山犬だったと言っていたとも、ブレナン神父はロバートに伝える。
やがて、ダミアンを守るために、乳母に扮した悪魔の手先ベイロック夫人が現れる。
そして、ロバートとキャサリンに、魔の手が襲いかかろうとする・・・。
__________

1970年代のオカルト・ブームに乗り、様々な形で世界中で製作されたその手の作品の中で、傑作「エクソシスト」(1973)に次ぎ高い評価を得た作品で、大スターのグレゴリー・ペックの起用も話題になり、リチャード・ドナーの世界的知名度も高める結果となった。

ヨハネの黙示録獣の数字とされている”666”を重要なキーワードとして使う、シンプル且つ斬新なストーリーと怖シーンの描写、グロテスクで派手さが売り物だった、亜流オカルト映画ばかりが世に出ていた中で、際立つ仕上がりの良さに感心した公開時を思い出す。

本作の成功でその後シリーズ化され、2作の続編とテレビ用の4作目、2006年のリメイク作が公開された。
リメイク作は、2006年6月6日に世界同時公開された。

北米興行収入は約6100万ドルのヒットとなった。

第49回アカデミー賞では、恐怖を煽るジェリー・ゴールドスミスの音楽が作曲賞を受賞し、受賞は逃すものの、同じく彼の作曲による”Ave Satani”が、歌曲賞にノミネートされた。

妻のために行った行動が、結果的に恐怖と悲劇の体験者となる、アメリカ駐イギリス大使を熱演したグレゴリー・ペックだったが、上記のように、「エクソシスト」(1973)以外は・・・と頭を傾げたくなるようなオカルト映画が乱立していたため、公開前はそれほど期待されていなかった。
しかし、本作の成功により、出演作が減っていた彼は、その後も活躍を続けることになる。
(撮影当時59歳で老け込む年でもないが)

主人公の妻リー・レミック、主人公の協力者となる写真家デビッド・ワーナー、乳母となる悪魔の手先ビリー・ホワイトロー、主人公の養子、悪魔の子ハーヴィー・スペンサー・スティーヴンス、悪魔の子を葬る方法を教えるレオ・マッカーン、主人公に警告をする神父パトリック・トラフトン、自殺する乳母役で、名優ジャック・パランスの娘ホリー・パランス、主人公の妻の主治医アンソニー・ニコルズ、主人公に悪魔の子を渡す神父役マーティン・ベンソン、僧侶トミー・デュガン、精神科医ジョン・ストライドなどが共演している。


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