「ターミネーター」シリーズ第6作。 新型ターミネーターに命を狙われる女性が自分と同じ運命をたどることを知ったサラ・コナーの戦いを描く、製作、原案ジェームズ・キャメロン、主演リンダ・ハミルトン、アーノルド・シュワルツェネッガー、マッケンジー・デイヴィス他共演のSFアクション。 |
・アーノルド・シュワルツェネッガー / Arnold Schwarzenegger 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:ティム・ミラー
製作
ジェームズ・キャメロン
デヴィッド・エリソン
製作総指揮
エドワード・チェン
ボニー・カーティス
デイナ・ゴールドバーグ
ドン・グレンジャー
ジョン・J・ケリー
ジュリー・リン
原作(キャラクター)
ジェームズ・キャメロン
チャールズ・H・イーグリー
ゲイル・アン・ハード
原案
ジェームズ・キャメロン
チャールズ・H・イーグリー
ジョシュ・フリードマン
デヴィッド・S・ゴイヤー
ジャスティン・ローズ
脚本
デヴィッド・S・ゴイヤー
ジャスティン・ローズ
ビリー・レイ
撮影:ケン・セング
編集:ジュリアン・クラーク
音楽:ジャンキーXL
出演
サラ・コナー:リンダ・ハミルトン
サラ・コナー(若年期):マディ・カーリー
サラ・コナー(現代):ジェシ・フィッシャー
T-800/カール:アーノルド・シュワルツェネッガー
T-800(過去):ブレット・アザー
グレース:マッケンジー・デイヴィス
グレース(10歳):ステファニー・ギル
ダニー・ラモス:ナタリア・レジェス
ガブリエル/Rev-9:ガブリエル・ルナ
ディエゴ・ラモス:ディエゴ・ボネータ
フィリペ・ガンダル:トリスタン・ウヨア
アリシア:アリシア・ボラチェロ
マテオ:マヌエル・パシフィック
ヴィセンテ・ラモス:エンリケ・アルセ
ディーン少佐:フレイザー・ジェームス
ウィリアム・ハドレル:トム・ホッパー
リグビー:スティーヴン・クリー
クレイグ:スチュワート・マッカリー
グレースの母(声):ジョージア・サイモン
ジョン・コナー:エドワード・ファーロング
ジョン・コナー(少年期/声/ボディダブル):アーロン・クニッツ/ジュード・コリー
ピーター・シルバーマン:アール・ボーエン
アメリカ 映画
配給
20世紀FOX(北米)
パラマウント・ピクチャーズ(世界)
2019年製作 128分
公開
北米:2019年11月1日
日本:2019年11月8日
製作費 $185,000,000
北米興行収入 $62,253,080
世界 $261,119,290
■ ストーリー ■
1998年、グアテマラ、リビングストン。
サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)の息子のジョン(ジュード・コリー)は、スカイネットにより未来から送り込まれたターミネーター”T-800”(ブレット・アザー)に射殺される。
抵抗したサラはT-800に殴り倒され、彼が去った後にジョンを抱きしめて泣き崩れる。
2020年、メキシコシティ。
2042年から送りこまれた兵士グレース(マッケンジー・デイヴィス)が現れ、橋から落下する。
カップルに助けられたグレースは、駆け付けた警官たちを叩きのめし、青年の衣服とパトカーを奪いその場を去る。
自動車組み立て工場で働くダニー・ラモス(ナタリア・レジェス)は、父ヴィセンテ(エンリケ・アルセ)と弟のディエゴ(ディエゴ・ボネータ)と暮らしていた。
未来から送り込まれた最新型ターミネーター”Rev-9”(ガブリエル・ルナ)は、ダニーのアパートに向かいヴィセンテを殺す。
ダニーは、一緒に働くディエゴと共に工場で仕事を始めようとする。
形状が変化する液体金属のRev-9は、ヴィセンテに姿を変えて工場に向かいダニーを捜す。
グレースも、警備員に扮して工場内に入る。
ダニーを見つけたRev-9は銃を向けるが、現れたグレースにショットガンで撃たれる。
驚いたダニーは、撃った相手は父親ではないと言うグレースから、自分を殺しに来た機械だということを知らされる。
Rev-9は、ダニーとディエゴを連れて逃げたグレースを追う。
ディエゴがプレス機でRev-9を押しつぶし、その間にグレースは2人を連れて逃げる。
グレースは、Rev-9がターミネーターで、自分も未来から来たと2人に話す。
車で逃げるグレースはRev-9に追われながら、自分は強化された人間であり、ダニーを守るのが任務だと伝える。
車は攻撃されてディエゴは死亡し、グレースとダニーにRev-9が迫る。
そこにサラが現れ、Rev-9を撃退する。
その間にグレースは、サラの車を奪いダニーと共に逃げ去る。
元の姿に戻ったRev-9は、ダニーを追う。
グレースは、父を心配するダニーに、接触したRev-9に殺されたことを伝える。
瞬発力を生かすように代謝が調整されているグレースは、気分が悪くなり、薬局を襲い薬を調達するものの意識を失う。
そこに現れたサラは、ダニーとグレースを車に乗せてその場を去る。
モーテルに着いたサラは、グレースの治療をして、弟ディエゴを亡くしたダニーの話を聞く。
サラは、意識が戻ったグレースが、2042年から送り込まれた強化型の人間だということを知る。
ダニーと同じ年頃に、反スカイネットのレジスタンスのリーダーとなる息子のジョンが生まれないようにターミネーターに襲われたことを、サラはグレースに話す。
サラは、ジョンを知らないグレースに、自分が未来を変えて30億人を救ったことも話す。
何体も現れたターミネーターの一体に見つかりジョンは殺され、それ以来サラは、ターミネーターを狩っていたのだった。
3人は行動を共にすることになり、サラは、Rev-9を送ったのはスカイネットではなく、A.I.の”リージョン”だということを知る。
サラは、到着するターミネーターの場所を詳細に記した暗号化されたメッセージを何度も受信していたため、グレースらを見つけられたと話す。
グレースは、サラの携帯電話を調べ、その発信元がテキサスのラレドの外れだと確認する。
同じ場所の座標を司令官から知らされていたグレースは、発信者に会うために、密入国に協力してくれるダニーの叔父フィリペ・ガンダル(トリスタン・ウヨア)の元に向かおうとする。
その頃Rev-9は、データセンター侵入して、ダニーがラレドに向かったことを知る。
ダニーとグレースと共に列車で移動するサラは、ダニーが自分と同じ運命を辿る存在であり、息子がグレースを救ったレジスタンスのリーダーになることを理解する。
フィリペの協力で国境を越えたサラたちは、アメリカ国境警備隊に捕らえられてしまい、Rev-9が操作するドローン攻撃を受け、グレースは負傷する。
国境警備局に現れたRev-9に追われたサラたちは、ヘリコプターで脱出する。
目的地に着いたサラは、メッセージの発信者であるカーテン業者のカール(アーノルド・シュワルツェネッガー)が、ジョンを殺したT-800だったために驚き襲いかかろうとする。
それを制止したグレースは、カールが人間ではなく、サイバーダインシステムズ/モデル101だということを知るのだが・・・。
参考:
・「ターミネーター」(1984)
・「ターミネーター2」(1991)
・「ターミネーター3」(2003)
・「ターミネーター4」(2009)
・「ターミネーター:新起動/ジェニシス」(2015)
・「ターミネーター:ニュー・フェイト」(2019)
「ターミネーター」シリーズの第6作であり、「ターミネーター2」(1991)の直接の続編。
製作、原案ジェームズ・キャメロン、主演はリンダ・ハミルトン、アーノルド・シュワルツェネッガー、マッケンジー・デイヴィスなどが共演した作品。
新型ターミネーターに命を狙われる女性が自分と同じ運命をたどることを知ったサラ・コナーの彼女を守るための戦いを描くSFアクション。
「ターミネーター2」(1991)のストーリーから25年後を設定した内容であり、リンダ・ハミルトン演ずるサラ・コナーとアーノルド・シュワルツェネッガーが演ずるT-800が23年ぶりに再会することになるという注目だ。
前3作で評判を落したシリーズだったが、それに比べると改善はされているものので、T-800がどうしても登場しなくてはならない物語に無理があり、時代遅れさえ感じてしまう内容は残念だ。
北米興行収入は約6200万ドル、全世界では約2億6100万ドルに留まり、採算が合うには4億5,000万ドル以上の収益が必要と考えられていたために、興行的には大失敗作となってしまった。
主演のリンダ・ハミルトンは、息子ジョンを殺され、ターミネーター・ハンターとして戦うサラ・コナーを熱演し、ジョンを殺したため彼女に恨まれながらも救世主となる者を守る老朽化したターミネーター”T-800”をアーノルド・シュワルツェネッガーが演じている。
サラ・コナーの若年期マディ・カーリー、現代のサラ・コナー、ジェシ・フィッシャー、過去のT-800ブレット・アザー、2042年から過去に送り込まれる強化された女性兵士グレース役のマッケンジー・デイヴィス、その少女期ステファニー・ギル、新型ターミネーターに命を狙われる未来の救世主ナタリア・レジェス、その弟ディエゴ・ボネータ、2人の父親エンリケ・アルセ、その弟で、サラや姪の密入国に手を貸すトリスタン・ウヨア、高性能ターミネーターRev-9のガブリエル・ルナ、カール(アーノルド・シュワルツェネッガー)の妻アリシア・ボラチェロ、その息子マヌエル・パシフィック、サラの友人であるアメリカ空軍情報将校の少佐フレイザー・ジェームス、グレースが所属するレジスタンスの司令官トム・ホッパー、国境警備局の捜査官スティーヴン・クリー、自動車組み立て工場の管理者スチュワート・マッカリー、グレースの母親(声)ジョージア・サイモン、ジョン・コナーのエドワード・ファーロング、その若年期とボディダブルのアーロン・クニッツ/ジュード・コリー、ピーター・シルバーマン医師役のアール・ボーエンがアーカイブ映像で登場する。