芸を見てもらい意見を聞きたいと言われたジェリーは、事務所に電話をしてくれれば、秘書のキャシー・ロング(シェリー・ハック)が対応するとルパートに伝える。
アパートの前で車を降りたジェリーは、ルパートから感謝されて別れる。
帰宅したルパートは、友人となったジェリーを上回る人気コメディアンになり、彼から頼みごとの相談を受けていることを想像する。
それを聞いた母親は、夜中に何をしているのかルパートに尋ねる。
部屋に戻ってくつろいでいたジェリーは、マーシャからの電話を受けて驚き、車に手紙を置いてきたと言われる。
番号をどこで知ったとマーシャに尋ねたジェリーは、電話を切ってしまう。
あるバーに向かったルパートは、高校時代の同級生であるバーテンダーのリタ・キーン(ダイアン・アボット)に話しかけ、彼女を誘い食事に向かう。
好きな俳優を訊かれたリタは”マリリン・モンロー”だと答え、サイン長を出したルパートは、彼女のサインをリタに見せる。
その他にもある名だたるスターのサインを見せたルパートは、特別だと言って自分のサインのページを破り、数週間で価値が出ると言ってリタに渡す。
数時間前に会ったジェリー・ラングフォードがサポートしてくれると話すルパートは、彼の番組に出演して一夜で有名になることをリタに伝える。
その後はハリウッドに進出して、別荘やペントハウスに住むと言うルパートのはしゃぐ姿を見たリタは、それ以上、付き合う気にはなれない。
リタをアパートに送ったルパートは、コーヒーでも飲んでいくかと言われるものの、下心はないと伝える。
ルパートの考えが理解できないリタは、愛しているので生活を変えてあげたいと言われ、戸惑いながら部屋に向かう。
翌日ルパートは、”ライザ・ミネリ”とジェリーのパネルの間に座り、いつものように一人でジョークを言って楽しむが、母から、早くバスに乗らなければ遅れると言われる。
タイムズスクエア。
公衆電話からジェリーの事務所に電話をかけたルパートはつなげてもらえず、番号を教えてその場で長時間待つ。
電話がかかってこないためにジェリーの事務所に向かったルパートは、受付係(マーゴ・ウィンクラー)に面会のことを伝えるものの、秘書に連絡しても約束がないと言われる。
直接、秘書と電話で話したルパートは、待つようにと言われる。
現れたプロデューサーの助手であるキャシーと話したルパートは、出演先が決まったら担当者を見に行かせると言われ、ジェリーの話と違うと伝える。
芸を録音したテープを送ってほしいと言われたルパートは、直ぐに送るとキャシーに伝えてその場を去る。
ビルから出てきたルパートに話しかけたマーシャは、ジェリーにした行為を非難されたため、自分のお陰でジェリーと話せたと言って反論する。
二人は口論になり、恩をあだで返したと言われたルパートは、金銭的には恵まれたいるマーシャから900ドルを受け取る。
マーシャから、現金はジェリーに渡してほしいと言われたルパートはその場を去る。
帰宅したルパートは、ジェリーに渡すテープを録音する。
翌日もジェリーの事務所に向かい、テープをキャシーに渡したルパートは、その場で待つと伝えるものの、明日の4時に感想を教えてもらうことで納得する。
ルパートは、ジェリーに芸を絶賛されて認められ、週末、別荘に招待されて、女性を同伴して訪ねることを伝える様子を想像する。
アパートから徒歩で事務所に向かうジェリーは、マーシャに尾行されるもののそれを逃れる。
マーシャは、ジェリーの事務所に向かうルパートを目撃する。
受付係にジェリーに会いたいと伝えたルパートは、キャシーが来るのを待ちながら、ジェリーの番組に出演していることを想像する。
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ゲストで登場した恩師である校長が、結婚式が専門の治安判事だったために、ルパートとリタはその場で結婚式を挙げる。
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現れたキャシーから才能は認められたルパートは、もう少し時間をかけてキャリアを積むようにと率直に意見される。
それがジェリーの意見でないことを知ったルパートは、キャシーから、クラブにでも出演したら必ず見に行くと言われる。
帰ろうとしないルパートは、その場は待合室ではないと受付係に言われ、現れた警備員に追い払われる。
ビルの外に向かいサンドイッチを食べていたルパートは、その場にいたマーシャから、ジェリーに手紙を渡してくれたか訊かれる。
ジェリーは外出中だと伝えたルパートは、マーシャからビルに入るのを見たと言われ、再び事務所に向かう。
受付係を無視したルパートはジェリーを捜し、警備員に追われて捕まりビルの外に放り出される。
マーシャに非難されたルパートは、警備員に送ってもらっただけだと言って、週末に別荘に招待されたことを伝える。
週末になり、リタと共にジェリーの別荘に向かったルパートは、執事のジョノ(キム・チャン)に迎えられる。
別荘に勝手に入り込んだルパートは、ジェリーがゴルフに行っていることを知り、帰ってほしいと言うジョノの言葉を無視する。
ゴルフ場のジェリーに電話をしたジョノは、ルパートが来ていることを伝える。
戻ってきたジェリーにリタを紹介したルパートは、好き勝手なことを話す。
逮捕されたいのかと言われたルパートは、テープを置いて一旦、帰り出直すとジェリーに伝える。
ジェリーに出て行けと言われているとルパートに伝えたリタは、その場を去ろうとする。
知人だと言われたから来ただけであり、自分は無関係だとジェリーに伝えたリタは出て行く。
電話しろと言ったはずだとジェリーに伝えたルパートは、追い払う口実だったことを知る。
憤慨したルパートは、50倍努力して、50倍有名になると言い放ち、その場を去る。
その後、マーシャと共に誘拐したジェリーを彼女の家に連れて行ったルパートは、テレビ・ショーのプロデューサーであるバート・トーマス(フレデリック・デ・コルドヴァ)に電話をさせる。
キャシーと打ち合わせをしていたバートは、ジェリーから、”キング”を今夜の番組の最初のゲストに使うようにと言われる。
テープを聞かなかった理由を訊かれたジェリーは、今から事務所に行って聞こうとルパートに伝える。
そんな手に乗る気はないジェリーは、話してばかりいることをマーシャから批判される。
再びテープを聞かなかった理由を尋ねたルパートは、番組を持てば分かると言われ、ジェリーは、ストレスの連続で正常ではいられなくなると伝える。
ジェリーに謝罪されたルパートは、悩みを持つ普通の人間だと話すジェリーから、告訴はしないと言われる。
マーシャはジェリーを黙らせ、銃が怖いので親しげに話しているだけだとルパートに伝える。
皆、自分に従うと言うジェリーは逮捕はさせないことを約束するものの、ルパートは彼をテープで椅子に拘束する。
皆と話し合いをしたバートは、FBIのゲリティから、録画をして放映までの間に態度を決めつつジェリーを救出することを提案されるが、弁護士が事態を重く見て意見する。
家を出て町の公衆電話からバートに電話をしたルパートは、番組がアメリカ中に放送されたらジェリーを返すことを伝える。
ドレスを着てムードを高めて雰囲気づくりをしたマーシャは、常に心配して考えていることをジェリーに伝え、愛を告げて彼を誘う。
スタジオに侵入したルパートは、その場にいたキャシーに自分が”キング”だと伝える。
マーシャは、歌いながらジェリーに迫る。
ゲリティに尋問されたルパートは、ジェリーの居場所を訊かれるものの死んだと答える。
バートに会ったルパートは電話で話したことを伝えて、ジェリーのハンカチを渡す。
自分を番組で紹介する文章も渡したルパートは、バートから台本はあるかと訊かれたために、ないと答える。
ワイセツな言葉は話さないことを約束したルパートは、ジェリーを誘拐したことを確認するゲリティに、それを認める。
ジェリーの居場所への案内を拒んだために、ルパートは法的に逮捕され、メイクをするために楽屋に向かう。
出演者のトニー・ランドールは、台本作家が局により銃殺刑になったという、意味不明な台本をそのまま読むようにとバートに指示されて戸惑い、それをディレクター(マーティン・スコセッシ)にも確認する。
今夜は好きなことをすると興奮しながら話すマーシャは、ジェリーの前でドレスを脱ぐ。
エド・ハーリヒーの司会で”ジェリー・ラングフォード・ショー”の録画は始り、登場したトニー・ランドールは、最初のゲストである”キング・オブ・コメディ”のルパート・パプキンを紹介する。
ジェリーは、迫るマーシャにテープを切ってほしいと伝える。
芸を終えてゲリティに再び尋問されたルパートは、放送時間なので、あるところへ行って用事を済ませたらジェリーを返すと伝えるものの、逮捕されているので居場所を吐かせると言われる。
ショーの放送時間が迫り、ルパートはゲリティと共にバーに向かう。
拘束を解かれたジェリーは銃を奪うが、それがおもちゃだったことを知り、マーシャを殴り倒してその場から逃れる。
マーシャは、下着のままでジェリーを追う。
バーに入ったルパートはテレビのチャンネルを変えて、約束通り自分が出演したことをリタに知らせる。
ジェリーは、街角のショーウィンドウのテレビにルパートが映っていることを確認する。
大いに受けた自分を誇らしく思うルパートは、ゲリティと部下に一杯おごると伝える。
ジェリーの居場所に向かうと言われたルパートは、ゲリティらに連れて行かれる。
前代未聞のデビューとなったルパートのテレビ出演は話題になり、一夜にして全米に知れ渡る。
番組を見た人数は8700万人に上り、ルパートは時の人となる。
懲役6年の刑が言い渡されたルパートはジェリーとは友人だと話し、刑務所で自伝を書き、ある出版社が100万ドルを超える金額で出版権を手に入れた。
2年9か月で仮出所したルパートの自伝はベストセラーとなり、映画化も決定した。
獄中で芸を磨いたルパートは、各方面からの出演交渉を受けて、芸能界に復帰することになる。
そして、”キング・オブ・コメディ”のルパート・パプキンは、テレビカメラの前に登場する。