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ヤング・アット・ハート Young at Heart (1954)

音楽一家と影ある男性の関係を甘く切なく描く、監督ゴードン・ダグラス、主演ドリス・デイフランク・シナトラギグ・ヤングエセル・バリモアドロシー・マローン他共演のミュージカル。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ミュージカル)

ドリス・デイ / Doris Day / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ゴードン・ダグラス
製作:ヘンリー・ブランケ
原作:ファニー・ハースト”Sister Act”
原案:ファニー・ハースト
脚本
レノア・J・コーヒー
ジュリアス・J・エプスタイン
リーアム・オブライエン(脚色)
撮影:テッド・マッコード
編集:ウィリアム・H・ジーグラー
音楽:レイ・ハインドーフ

出演
ローリー・タトル:ドリス・デイ(音楽家の娘)
バーニー・スローン:フランク・シナトラ(作曲家)
アレックス・バーク:ギグ・ヤング(バーニーの友人である作曲家)
ジェシー・タトル:エセル・バリモア(音楽家の叔母)
フラン・タトル:ドロシー・マローン(音楽家の娘)
エイミー・タトル:エリザベス・フレイザー(音楽家の娘)
グレゴリー・タトル:ロバート・キース(音楽家)
ロバート・ニアリー:アラン・ヘイルJr.(フランの恋人)
アーネスト”アーニー”ニコルズ:ロニー・チャップマン(エイミーに惹かれる配管工)

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1954年製作 117分
公開
北米:1954年12月
日本:未公開


ストーリー
コネチカット州、ストラフォード。
音楽院の学部長である音楽博士グレゴリー・タトル(ロバート・キース)と叔母ジェシー(エセル・バリモア)、グレゴリーの3人の娘三女ローリー(ドリス・デイ)、長女フラン(ドロシー・マローン)、次女エイミー(エリザベス・フレイザー)は、音楽一家として幸せな日々を送っていた。
フランは、恋人で不動産業者のロバート・ニアリー(アラン・ヘイルJr.)と婚約し、家族を喜ばせる。
ローリーは、近所で子犬が産まれために一匹を引き取り、その場に居た、父親がグレゴリーの友人だったという作曲家アレックス・バーク(ギグ・ヤング)と知り合う。
グレゴリーがいる音楽院に向かうアレックスは、夕食を楽しみにしているとローリーに告げてその場を去る。
ローリーは、風変わりだが気さくなアレックスが気になる存在になり、フランとエイミーと共にロバートを招待する夕食の準備をする。
アレックスと共に帰宅したグレゴリーは、娘たちに、作曲家の彼を紹介する。
アレックスは、現れたジェシーの前で、自分がこの家に下宿することを伝えて、グレゴリーは、音楽院に彼が勤めるようになったことを皆に話す。
そこにロバートが現れ、家族は夕食を始める。
その後、ナンバーナインと名付けられた子犬は成長し、家族に可愛がられる。
その頃には、エイミー、そしてロバートがいるフランまでもが、アレックスが気になる存在になっていたが、彼は、ローリーと意気投合し常に行動を共にし、お似合いのカップルに見えた。
ある日、アレックスの友人で、悲観的な人生観の持ち主のバーニー・スローン(フランク・シナトラ)が、音楽のアレンジを手伝うためにタトル家を訪れる。
アレックスは、バーニーに曲のアレンジを任せて音楽院に向かう。
買い物から戻ったローリーは、アレックスの曲をピアノで弾くバーニーと話し、彼のネガティブな考えを変えようとするのだが・・・。


解説 評価 感想
“A bittersweet 1954 musical drama seamlessly combining warm family nostalgia with Frank Sinatra’s cynical, dark charisma, Young at Heart turns a classic romance into an unforgettable cinematic melody anchored by memorable standards.”
(温かな家族のノスタルジーとフランク・シナトラのニヒルでダークなカリスマ性が見事に融合した1954年の甘く切ないミュージカル・ドラマ『ヤング・アット・ハート』は、心に残るスタンダード・ナンバーに支えられ、古典的ロマンスを忘れがたい映画的メロディへと昇華させている。)

1937年に”コスモポリタン”に掲載された、ファニー・ハーストの”Sister Act”を基に製作された「四人の姉妹」(1938)のリメイク。

明日に別れの接吻を」(1950)などのゴードン・ダグラス、主演はドリス・デイフランク・シナトラギグ・ヤングエセル・バリモアドロシー・マローン他共演のミュージカル。

冒頭の家族の雰囲気と、風変わりな音楽家男性の登場で、どう見ても陽気なミュージカルのように思えるが、何不自由ない生活を送る陽気な音楽一家に、性格のまったく別の違う音楽家男性が訪れたことをきっかけに、年頃の3姉妹の揺れ動く心が、切なくも甘く描かれた秀作ミュージカルドラマ。

三人姉妹の次女を、いつもながらに快活かつ魅力的に演ずるドリス・デイと、前年の「地上より永遠に」(1953)の演技でオスカーを獲得して、低迷期を脱したフランク・シナトラの共演が話題になった作品。

シナトラは、意地悪な見方をすると、前年の演技の余韻で、それに酔いしれているようにも思えるが、物語全体としては、人生を悲観的に考えてしまう男性を見事に演じ、演技者として実力を見せてくれる。

ヒロインと結婚を決意するものの実現せずに一家を去る陽気な音楽家ギグ・ヤング、一家のまとめ役とも言えるヒロインの大叔母エセル・バリモア、長女ドロシー・マローン、次女エリザベス・フレイザー、一家の家長である音楽家ロバート・キース、フラン(ドロシー・マローン)と結婚する不動産業者アラン・ヘイルJr.、エイミー(エリザベス・フレイザー)と結婚する配管工ロニー・チャップマンなどが共演している。


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