6084 Movies

土曜日正午に襲え Crime Wave (1954)

元受刑者が逃げ場なき脅迫と追及に身を投じる、リアルで緊迫感溢れるフィルム・ノワールの秀作!
監督アンドレ・ド・トス、主演スターリング・ヘイドンジーン・ネルソンフィリス・カークテッド・デ・コルシアチャールズ・ブロンソン他共演。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:アンドレ・ド・トス
製作:ブライアン・フォイ
原作
“Criminal’s Mark”
ジョン・ホーキンス
ウォード・ホーキンス
脚本
バーナード・ゴードン
クレイン・ウィルバー
リチャード・E・ワームサー
撮影:バート・グレノン
編集:トーマス・ライリー
音楽:デヴィッド・バトルフ

出演
シムズ警部補:スターリング・ヘイドン(事件を捜査する殺人課の刑事)
スティーヴ・レイシー:ジーン・ネルソン(元服役囚)
エレン・レイシー:フィリス・カーク(スティーヴの妻)
”ドク”ペニー:テッド・デ・コルシア(脱獄囚)
ベン・ヘイスティングス:チャールズ・ブロンソン(脱獄囚)
オットー・ヘスラー:ジェイ・ノヴェロ(獣医)
ガット・モーガン:ネッド・ヤング(脱獄囚)
ダニエル・オキーフ:ジェームズ・ベル(スティーヴの保護観察官)
ガス・スナイダー:ダブ・テイラー(ガソリンスタンドの店員)
ジョニー・ハスレット:ティモシー・キャリー(クレジットなし)
刑事:ゲイル・ケロッグ
サリー:マック・チャンドラー

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1954年製作 74分
公開
北米:1954年1月12日
日本:未公開


ストーリー
ロサンゼルス
囚人の”ドク”ペニー(テッド・デ・コルシア)、ベン・ヘイスティングス(チャールズ・ブロンソン)、ガット・モーガン(ネッド・ヤング)は、サン・クエンティン州立刑務所から脱獄する。
車を奪った3人はガソリンスタンドに向かい、夜勤のガス・スナイダー(ダブ・テイラー)に襲いかかり現金を奪う。
通りがかった警官は、友人のガスの姿が見えないために不審に思い調べようとするものの、ガットに発砲されて倒れる。
ガットを銃撃した警官だったが、ベンに撃たれる。
ドクは、撃たれたガットに盗んだ現金の一部を渡し、車で逃げるよう指示して、ベンと共に姿を消す。
意識が戻ったガスは警察に通報し、警官の死を確認する。
サン・クエンティン刑務所を出て2年になるスティーヴ・レイシー(ジーン・ネルソン)は、更生して結婚し、航空機整備士として真面目に働いていた。
夜中に電話(ガットから)に出たスティーヴだったが、相手は誰か分からず、すぐに切れてしまう。
スティーヴは、元受刑者から助けを求める電話に迷惑していたため、妻エレン(フィリス・カーク)と共に、またその電話だろうと思う。
現場に急行した殺人課のシムズ警部補(スターリング・ヘイドン)の指揮下で、市内全域で捜索が始まる。
シムズは、犯人は脱獄した3人だと考え、彼らを匿う可能性のある元受刑者を調べる。
シムズに事件の状況を訊かれたガスは、ガットとベンの顔は確認するが、ドクは目撃していなかった。
捜査が進み、スティーヴの名前が浮上し、シムズは、刑務所を出てから真面目に暮らしてはいたが、脱獄囚らが彼を頼る可能性があると考える。
シムズは、部下に指示してスティーヴに電話させるが、スティーヴとエレンは、元囚人からの電話だと思いそれを無視する。
それにより、シムズはスティーヴを疑い、彼のアパートに向かう。
瀕死のガットは、スティーヴのアパートに現れ部屋に押し入り、刑務所で一緒だった、アルコール依存症のために獣医に転身したオットー・ヘスラー(ジェイ・ノヴェロ)を待つ。
スティーヴはガットを追い払おうとするが、重傷のガットは動けず、間もなく息を引き取る。
現れたオットーは、ガットの死を確認して、遺体のジャケットにあった100ドルを持って立ち去る。
エレンから警察に通報するよう説得されたスティーヴは、保護観察官のダニエル・オキーフ(ジェームズ・ベル)に連絡する。
その場に到着したシムズは、スティーヴとエレンから話を聞き、ドクとベンの行方を追うのだが・・・。


解説 評価 感想
“Shot on location with documentary-like realism, Crime Wave is a tight, unsparing film noir that captures a reformed ex-con’s desperate struggle against both ruthless criminals and an unforgiving law.”
(ドキュメンタリーのようなリアリズムをもって現地ロケで撮影された『土曜日正午に襲え』は、引き締まった容赦なきフィルム・ノワールであり、残忍な犯罪者たちと冷酷な法の手の双方に板挟みとなった元受刑者の必死の抵抗を捉えている。)

1950年に”サタデー・イブニング・ポスト”に掲載された、ジョン・ホーキンスとウォード・ホーキンスによる短編小説”Criminal’s Mark”を基に製作された作品。

さまよえる女」(1947)、「スプリングフィールド銃」(1952)などのアンドレ・ド・トスが監督し、主演はスターリング・ヘイドンジーン・ネルソンフィリス・カークテッド・デ・コルシアチャールズ・ブロンソン他共演のフィルム・ノワール

ロサンゼルスのダウンタウンで行われた臨場感あるロケは注目で、強引な捜査で元受刑者夫婦を追い詰める主人公の行動と共に、度々、登場する”市庁舎”を映し出す映像が、威圧感をさらに高める効果を上げている。

悪党以上に冷酷な主人公が、犯人らの裏をかいて様々な準備を整え、元受刑者夫婦を利用し事件を解決するトリックと、彼らに安易な謝意は述べず、自由を与え解放する爽やかなラストは圧巻だ!

主演のスターリング・ヘイドンは、事件解決のためには善人をも追い詰める冷酷な刑事を熱演している。

強引な主人公と犯人らに関わり事件に巻き込まれる夫婦ジーン・ネルソンフィリス・カーク、逃亡するために彼らを利用する脱獄囚テッド・デ・コルシアチャールズ・ブロンソンなどが共演している。


Translate / 翻訳
About TMT        Privacy Policy        Sitemap
That's Movie Talk! © 2022