4213 Movies

黒い罠 Touch of Evil (1958)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
 5star

国境の町で起きた、ある実業家の爆殺事件を発端に、居合わせたメキシコ政府の麻薬捜査官が、アメリカ側の辣腕警部の、強引なまでの不正捜査を暴くまでを描く、監督オーソン・ウェルズチャールトン・ヘストンジャネット・リー他豪華共演のフィルム・ノワールの傑作サスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)

オーソン・ウェルズ / Orson Welles / Pinterest
マレーネ・ディートリッヒ / Marlene Dietrich / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:オーソン・ウェルズ
製作
アルバート・ザグスミス
リック・シュミドリン(1998:修復・DC版)
原作:ウィット・マスターソンBadge of Evil
脚本:オーソン・ウェルズ
撮影:ラッセル・メティ
編集
アーロン・ステル
ヴァージル・W・ヴォーゲル
ウォルター・マーチ
音楽:ヘンリー・マンシーニ

出演
ラモン・ミゲル・ヴァルガス:チャールトン・ヘストン
スーザン・ヴァルガス:ジャネット・リー
ハンク・クインラン:オーソン・ウェルズ
ピート・メンジース:ジョゼフ・カレイア
”アンクル”ジョー・グランディ:エイキム・タミロフ
マーシャ・リネカー:ジョアンナ・ムーア
アデール地方検事:レイ・コリンズ
モーテルの夜間マネージャー:デニス・ウィーバー
パンチョ:ヴァレンティン・デ・ヴァルガス
アル・シュワルツ:モート・ミルス
マノロ・サンチェス:ヴィクター・ミラン
ターニャ:マレーネ・ディートリッヒ
リア:マーセデス・マッケンブリッジ
ストリップ・クラブのオーナー:ザ・ザ・ガボール
弁護士:キーナン・ウィン
刑事:ジョセフ・コットン

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1958年製作 95分(DC:111分/1998年)
公開
北米:1958年4月23日
日本:1958年7月29日
製作費 $829,000
北米興行収入 $2,237,700


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
アメリカとメキシコの国境の町。
メキシコ政府の特別麻薬捜査官ラモン・ミゲル・ヴァルガス(チャールトン・ヘストン)は、妻スーザン(ジャネット・リー)との新婚旅行のため、アメリカ領内に入る。

次の瞬間、ヴァルガスらを追い抜いていった車が爆発し、男女二人が死亡する。

ヴァルガスは現場に残るが、ホテルに帰るよう彼に指示されたスーザンは、途中、歩み寄ってきた男パンチョ(ヴァレンティン・デ・ヴァルガス)から、夫に渡したいものがあるというメッセージを受け取る。

現場には、アデール地方検事(レイ・コリンズ)が現れ、駆けつけた、被害者で、町の大物リネカーの娘マーシャ(ジョアンナ・ムーア)は、遺体を父親だと確認する。
・・・全てを見る


解説 評価 感想 ■
1956年に発表された、ウィット・マスターソンの小説”Badge of Evil”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)
国境の町。
新婚旅行でアメリカを訪れた、メキシコ政府の特別麻薬捜査官ラモン・ミゲル・ヴァルガスと妻スーザンは、 目の前で実業家の爆殺事件を目撃する。
ヴァルガスは、アメリカ側の事件のため権限を持たないものの、立場上見過ごすわけにはいかず、スーザンをホテルに帰して現場に残る。
現場に駆けつけた警部クインランは、周囲を威圧しながら、当然、部外者ヴァルガスの協力を拒絶する。
その頃、国境を股にかける裏社会の顔役であるランディは、兄弟へのヴァルガスの干渉を阻止するため、スーザンに脅しをかける。
その後、ヴァルガスはオブザーバーとして捜査に加わることになる。
犯行に使われた、ダイナマイトを盗んだと見られる被害者の娘の恋人サンチェスを、クインランは爆破犯人と決め付けて締め上げる。
同じ頃グランディは、ヴァルガスを陥れようとして、モーテルにいたスーザンを、甥達に監視させていた。
やがて、サンチェスの家からダイナマイトが見つかり、クインランは彼の犯行を確信して捜査を終了させようとする。
しかしヴァルガスは、それを捏造だと言い切り、単独で事件の真相を究明しようとするのだが・・・。
__________

犯罪サスペンスの醍醐味を思う存分に味わえる、オーソン・ウェルズの力感溢れる演出、画面からはみ出しそうな彼と、それを上回る長身のチャールトン・ヘストン、巨漢二人の、格闘技のような演技のぶつかり合いは、映画史上に残るとも言っていいほどの、圧倒的な迫力で迫る。

余りにも有名な、3分20秒にも及ぶ冒頭のロング・テイクからのショッキングな爆破事件、警察側を含めた、多くの怪しげな登場人物の個性などを含め、寸分の隙もない、緊迫感ある映像表現なども圧巻だ。

警察官でありながら、冒頭から異様な雰囲気で登場するオーソン・ウェルズが、主人公を陥れようと考えるギャングのグランディと手を組み、悪の顔を見せ始める辺りから俄然面白くなるめまぐるしい展開で、さらにドラマに引き込まれる。

ただ、1998年の修復版(111分)でない公開版の95分バージョンでは、編集に無理がある場面が何箇所かある。

1993年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。

暗雲うごめくドラマに相応しい、ヘンリー・マンシーニの音楽も印象に残る。

オーソン・ウェルズの存在をも凌ぐ、エリート捜査官を演ずるチャールトン・ヘストンも、メキシコ人役が新鮮で、その熱演は見応えある。

事件に大きく関与することになる主人公の妻役のジャネット・リー、豪腕クインラン(O・ウェルズ)のよきパートナーとして、特に後半、重要な役を演ずる刑事ジョゼフ・カレイア、裏社会の顔役を個性豊かに演ずるエイキム・タミロフ、被害者の娘ジョアンナ・ムーア、地方検事役のレイ・コリンズ、モーテルの夜間マネージャー役のデニス・ウィーバー、グランディ(A・タミロフ)の甥ヴァレンティン・デ・ヴァルガス、主人公に協力する思慮深い検事のモート・ミルス、爆破犯人ヴィクター・ミラン、出番は多くはないが、インパクトある役としてラストも飾る酒場の女マレーネ・ディートリッヒ、主人公の妻に麻薬を打つマーセデス・マッケンブリッジ、ストリップ・クラブのオーナー、ザ・ザ・ガボール、被害者の娘の弁護士役キーナン・ウィン、そして、刑事役でジョセフ・コットンという、超豪華共演者も注目だ。


Translate / 翻訳
Scroll Up
About TMT        Privacy Policy        Sitemap
That's Movie Talk! © 2020