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戦う幌馬車 The War Wagon (1967)

鋼鉄製の重装甲馬車が登場する奇抜なアイデアが話題を呼んだ、監督バート・ケネディ、主演ジョン・ウェインカーク・ダグラスハワード・キールブルース・キャボットキーナン・ウィンヴァローラ・ノーランド他共演の西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇

ジョン・ウェイン / John Wayne 作品一覧
ジョン・ウェイン / John Wayne/Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:バート・ケネディ

製作:マーヴィン・シュワルツ
原作:クレア・ハフェーカー“Badman”
脚本:クレア・ハフェーカー
撮影:ウィリアム・H・クローシア
編集:ハリー・W・ガースタッド
音楽:ディミトリ・ティオムキン

出演
ジョン・ウェイン:トウ・ジャクソン
カーク・ダグラス:ローマックス
ハワード・キール:リーヴァイ・ウォーキング・ベア
ロバート・ウォーカーJr.ビリー・ハイアット
ブルース・キャボット:フランク・ピアース
キーナン・ウィン:ウェス・フレェッチャー
ヴァローラ・ノーランド:ケイト・フレッチャー
ジョアンナ・バーンズ:ローラ
ブルース・ダーン:ハモンド

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1967年製作 101分
公開
北米:1967年5月27日
日本:1967年8月
北米興行収入 $6,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
仮釈放された牧場主トウ・ジャクソン(ジョン・ウェイン)は、自分を刑務所送りにして、牧場と金鉱を奪ったフランク・ピアース(ブルース・キャボット)に復讐するため町に戻ってきた。

ジャクソンが町に現れたことを知ったピアースは、報酬1万ドルでローマックス(カーク・ダグラス)を雇い、ジャクソンの殺害を依頼しようとする。

手下のハモンド(ブルース・ダーン)らに、ローマックスを捜すことを命じたピアースだったが、ハモンドは、ジャクソンを簡単に片付けてみせると言い放つ。

しかし、ジャクソンは、ハモンドが太刀打ちできるような相手ではなかった。

先手を打ったジャクソンは、ローマックスと手を組もうとする。

ジャクソンとローマックスは、ピアースが装甲馬車で運ぶ砂金50万ドルを奪う計画を立てる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
牧場主トウ・ジャクソンは、町を牛耳るピアースに、牧場と金鉱を奪われ、刑務所にまで入れられてしまう。
町に戻ったジャクソンは、ピアースから自分の殺しを依頼されたローマックスを、先手を打って仲間に引き入れ、牧場などを奪い返す方法を考える。
ジャクソンとローマックスは、ピアースが装甲馬車で運ぶ、砂金50万ドルを奪う計画を立てる。
先住民の無法者リーヴァイや、飲んだくれの爆薬使いビリー、そして、運び屋のウェスと妻ケイトを仲間に引き入れ、ジャクソンとローマックスは、装甲馬車を襲撃する準備を始めるのだが・・・。
__________

クレア・ハフェーカーの小説”Badman”を基に、主演のジョン・ウェインと相性のいいカーク・ダグラス共演、監督バート・ケネディディミトリ・ティオムキンの軽快な音楽も印象的。

装甲馬車を襲うため、ニトログリセリンを使い橋を爆破させたりする、派手なアクションも見ものだ。

ディミトリ・ティオムキンの主題曲が、いつもとは雰囲気が違っているように思えるが、非常に軽快でテンポの良い曲に仕上がっている。

肺がんを克服してまだ間もないジョン・ウェインは、その後遺症を全く感じさせない、日焼けした顔で元気な姿を見せてくれる。

今回は監督がバート・ケネディということもあり、共演陣も、ウェイン作品によく登場するフォード一家の面々は登場せず、カーク・ダグラスという大物を迎えて、二大スターが大活躍する設定となっている。

ウェインは、お馴染みの「赤い河」(1948)のバックル”RED RIVER D”をつけている。

*私も愛用しています。
(レプリカなのでオリジナルとは違う)
https://www.thatsmovietalk.com/wp-content/uploads/2018/09/red_river_d.jpg

カーク・ダグラスは、50歳を過ぎて脂が乗ってきているという感じだが、実は本作以降あたりから、映画出演を抑え、主演作がめっきり減ってしまう。

しかし、それほど大柄ではないが、背筋を伸ばした肩幅の広い逆三角形の逞しい上半身と軽い身のこなしは健在だ。
今回は、彼の西部劇では、あまり見られないような衣装が、どうも洒落過ぎているような気もするが、着こなし自体は抜群だ。

ウェイン作品の常連、ブルース・キャボットの出演はうれしいところだが、今回は敵役である。

個人的には、彼はウェインの敵ではなくサポート役に回ってもらいたいキャラクターなのがが・・・。

1950年代のミュージカルの大スター、ハワード・キールも、迫力ある演技を見せてくれる。
ウェインとほぼ同じ身長なので、体格では負けていない)

飲んだくれの爆薬使いロバート・ウォーカーJr.(ジェニファー・ジョーンズの息子)、彼と恋仲になるヴァローラ・ノーランド、その夫で先住民に殺されるキーナン・ウィン、酒場の女ジョアンナ・バーンズ、悪党の手下ブルース・ダーンなどが共演している。


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