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キリマンジャロの雪 The Snows of Kilimanjaro (1952)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1936年に発表された、アーネスト・ヘミングウェイ同名短編小説の映画化。
成功を手に入れるものの初心を忘れたことを伯父に助言された小説家が、キリマンジャロの麓で傷を負い死期を感じながら自らのたどってきた人生を振り返る姿を描く、製作ダリル・F・ザナック、監督ヘンリー・キング、主演グレゴリー・ペックスーザン・ヘイワードエヴァ・ガードナー他共演のドラマ。


ドラマ

グレゴリー・ペック / Gregory Peck / Pinterest
エヴァ・ガードナー / Ava Gardner / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ヘンリー・キング
製作:ダリル・F・ザナック
原作:アーネスト・ヘミングウェイThe Snows of Kilimanjaro
脚本:ケイシー・ロビンソン
撮影:レオン・シャムロイ

編集:バーバラ・マクレーン
美術・装置
ライル・R・ウィーラー
ジョン・デキュール
トーマス・リトル

ポール・S・フォックス
音楽:バーナード・ハーマン

出演
グレゴリー・ペック:ハリー・ストリート
スーザン・ヘイワード:ヘレン・ストリート
エヴァ・ガードナー:シンシア・グリーン
ヒルデガルド・クネフ:エリザベス
レオ・G・キャロル:ビル
トリン・サッチャー:ジョンソン
マルセル・ダリオ:エミール
エヴァ・ノリング:ベアトリス
ヘレン・スタンリー:コニー

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1952年製作 113分
公開
北米:1952年8月18日
日本:1953年1月22日


アカデミー賞 ■
第25回アカデミー賞
・ノミネート
撮影・美術賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
アフリカの最高峰キリマンジャロの麓で、ハンティングをしていた小説家ハリー・ストリート(グレゴリー・ペック)は、足の傷がもとで壊疽にかかり、妻ヘレン(スーザン・ヘイワード)の看護を受けていた。

自分を狙うハゲタカ、傷を負った原因、そしてうずく足、苛立つハリーは気を紛らすために、波乱万丈の人生を振り返り始める。
__________

両親を亡くし、伯父のビル(レオ・G・キャロル)に育てられていたハリーは、18歳の時に恋人のコニー(ヘレン・スタンリー)と別れる。

ハリーは、作家を志すために、狩猟を学べというビルの助言に従い旅に出る。

やがてパリに腰を落ち着けたハリーは、酒場で見かけた美しい女性シンシア・グリーン(エヴァ・ガードナー)に一目惚れする。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
アフリカ
最高峰キリマンジャロの麓で、ハンティングをしていた小説家ハリー・ストリートは、足の傷が壊疽になり、妻ヘレンの看護を受けながら、気を紛らすために、波乱万丈の人生を振り返る・・・。
ハリーは、両親を亡くして伯父ビルに育てられていたが、作家を志すために、狩猟を学べという伯父の助言に従い旅に出る。
旅を続けた後、パリに住むことになったハリーは、美しい女性シンシアに一目惚れする。
2人は恋に落ちて同棲を始め、その後ハリーは、シンシアをモデルにした処女作を完成させる。
その作品が出版されることになったハリーは、再び旅に出る決心をしてアフリカに向う。
ロマンを求めるハリーは、充実した日々を過ごすが、その地が肌に合わないシンシアとの意見の相違が見え始める。
やがて二人は、シンシアの流産や価値観の違いを経て別れることになる。
ハリーは、伯爵令嬢リズとも付き合うが、その後もシンシアのことが心から離れない。
そんな時、パリの街角でシンシアらしき女性に声をかけたハリーだったが、それが、妻となるヘレンだった・・・。
__________

本筋は、作家としての師とも言える伯父の助言(遺言)の謎を追い、たどり着く地での主人公の心の葛藤だが、ロマンス、ハンティング、そして世界旅行の観光地巡りのような構成は、見る者を飽きさせることなく、ヘンリー・キングの力強い演出も見応えがある。

それを効果的に生かす、レオン・シャムロイの美しい映像とバーナード・ハーマンの音楽も素晴らしい。

第25回アカデミー賞では、撮影、美術賞にノミネートされた。

人気絶頂に近い、まだ30代半ばのグレゴリー・ペックの、回想シーンでの溌剌とした演技、心と足の傷でもがき苦しむ、陰湿な場面との対比もなかなか興味深い。

圧巻は、彼を取り巻く全く違うタイプの3人の女性、上品だが強さを秘めたスーザン・ヘイワード、妖艶な美しさの中に平凡な幸せを望むいじらしさを漂わせるエヴァ・ガードナー、小悪魔的な魅力のヒルデガルド・クネフ、それぞれの個性を生かした演技は見ものだ。

彼だからこそ重みを感じさせ、主人公を小説家としての正しい道に導く助言が出来る、叔父役の名優レオ・G・キャロル、サファリの現地ガイド、トリン・サッチャー、酒場の主人役マルセル・ダリオなどが共演している。


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