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スノーマン The Snowman (2017)

2007年に発表された、”刑事ハリー・ホーレ”を主人公にしたジョー・ネスボの小説”The Snowman”を基に製作された作品。
女性失踪殺害事件を担当する刑事の執念の捜査を描く、監督トーマス・アルフレッドソン、主演マイケル・ファスベンダーレベッカ・ファーガソンシャルロット・ゲンズブールクロエ・セヴィニートビー・ジョーンズヴァル・キルマーJ・K・シモンズジェームズ・ダーシーデヴィッド・デンシック他共演のクライム・サスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)

マイケル・ファスベンダー / Michael Fassbender / Pinterest
レベッカ・ファーガソン / Rebecca Ferguson / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:トーマス・アルフレッドソン

製作
ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
ピオドール・グスタフソン
ロビン・スロヴォ
製作総指揮
マーティン・スコセッシ
トーマス・アルフレッドソン
アメリア・グレインジャー
ライザ・チェイシン
原作:ジョー・ネスボThe Snowman
脚本
ピーター・ストローハン
ホセイン・アミニ
セーアン・スヴァイストロプ
撮影:ディオン・ビーブ
編集
セルマ・スクーンメイカー
クレア・シンプソン
音楽:マルコ・ベルトラミ

出演
ハリー・ホーレ:マイケル・ファスベンダー
カトリーネ・ブラット:レベッカ・ファーガソン
ラケル・ファウケ:シャルロット・ゲンズブール
スヴェンソン刑事:トビー・ジョーンズ
ゲルト・ラフトー:ヴァル・キルマー
アルヴェ・ステープ:J・K・シモンズ
イーダルル・ヴェトレセン医師:デヴィッド・デンシック
ガナー・ハーゲン:ロナン・ヴィバート
シルヴィア・オッテンセン/アーネ・ペデルセン:クロエ・セヴィニー
フィリープ・ベッケル:ジェームズ・ダーシー
ビルテ・ベッケル:ジュヌヴィエーヴ・オライリー
マティアス・ルン=ヘルゲッセン:ヨーナス・カールソン
ヨーナス・ルン=ヘルゲッセン:ピーター・デール
オレグ・ファウケ=ゴセヴ:マイケル・イェーツ
マグヌス:ヤーコブ・オフテブロ
サラ・クヴェンスランド:ソフィア・ヘリン

アメリカ/イギリス/スウェーデン 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2017年製作 119分
公開
イギリス:2017年10月13日
北米:2017年10月20日
日本:未公開
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $6,700,040
世界 $43,084,100


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1989年、ノルウェーテレマルク
警官のヨーナス・ルン=ヘルゲッセン(ピーター・デール)が来たことに気づいた少年は、母サラ・クヴェンスランド(ソフィア・ヘリン)にそれを知らせる。

少年に歴史の質問をするヨーナスは、答えを間違える度にサラを殴る。

しっかり教えるようにとサラに伝えたヨーナスは、怯えながら床に落ちたコーヒー豆を拾う少年を見つめる。

そのコーヒー豆と木の枝を使いスノーマン(雪だるま)を作った少年は、ヨーナスとサラが愛し合う部屋を覗く。

サラは、息子があなたの子だと妻に話すとヨーナスに伝える。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ノルウェーオスロ
アルコール依存症の刑事ハリー・ホーレは、ベンゲルから転任してきたカトリーネと共に女性失踪事件の捜査を始める。
複数の失踪した女性には共通点があり、産婦人科に通い子供がいたことなどが分かっていた。
ハリーは、自分に届いた”スノーマン”(雪だるま)が描かれた不審な手紙と、そのスノーマンが必ず事件現場にあることを気にしながら、カトリーネと共に捜査を続けるのだが・・・。
__________

”刑事ハリー・ホーレ”を主人公にした推理小説で知られるジョー・ネスボの”The Snowman”を原作に、「ぼくのエリ 200歳の少女」(2008)、「裏切りのサーカス」(2011)などで世界的に知られるスウェーデンの映画監督トーマス・アルフレッドソンの演出、国際色豊かな豪華スター競演などが注目のクライム・サスペンス。

人生に行き詰まりアルコール依存症で苦しむ主人公”ハリー・ホーレ”の人間性を描きながら、多発する女性失踪殺人事件の捜査が展開し、ホラー・タッチの内容に面白味はあるのだが、一度の鑑賞では理解し憎いストーリーでもある。

登場人物名や家族の状況、職業、居住地など、頭の中で整理して観ると非常に解り易い内容であり、上記のように、そのような下調べなどができない劇場で初めて観た場合は、戸惑ってしまうことが考えられる。

出演者はハリウッドで活躍するスターが揃っているので、その点では見応えある。

雰囲気を出すために行われたノルウェーのロケは、あまり馴染みがないので逆に興味深いのだが、その地名や位置関係なども予習して鑑賞した方がいい。

豪華スター競演の意欲作なのだが、残念ながら各方面で酷評されてしまい、主人公”ハリー・ホーレ”の今後の活躍を見たいというファンの希望は叶わないだろう・・・。

主演のマイケル・ファスベンダーは、アルコール依存症に苦しみながら、捜査を担当することで自分を取り戻そうと苦悩する主人公を熱演している。

事件の担当刑事というだけでなく、それが家族と過去に関係していたレベッカ・ファーガソン、主人公の元恋人シャルロット・ゲンズブールベンゲルの刑事トビー・ジョーンズ、その同僚であるカトリーネ(レベッカ・ファーガソン)の父親ヴァル・キルマー、地元の名士である実業家のJ・K・シモンズ、彼と関係する産婦人科医のデヴィッド・デンシック、被害者と双子の妹の二役を演ずるクロエ・セヴィニー、被害者(ジュヌヴィエーヴ・オライリー)の夫ジェームズ・ダーシー、主人公の上司ロナン・ヴィバート、ラケル(シャルロット・ゲンズブール)の恋人である犯人の形成外科医ヨーナス・カールソン、その父親ピーター・デール、主人公を慕うラケルの息子マイケル・イェーツ、主人公の部下ヤーコブ・オフテブロ、湖で水死する犯人の母親ソフィア・ヘリンなどが共演している。


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