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暴行 The Outrage (1964)

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■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1922年に発表された、芥川龍之介の”藪の中”を原作に、”羅生門”(1915)を参考にした黒澤明の「羅生門」(1950)のリメイクというよりも、マイケル・ケニン/フェイ夫妻の舞台劇の映画化と言った方が正しい。
怪奇な事件の裁判を見た牧師が人間不信に陥り、真相を知り人間の真実の姿を理解するという、監督マーティン・リット、主演ポール・ニューマンローレンス・ハーベーエドワード・G・ロビンソンクレア・ブルームウィリアム・シャトナー他共演のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■
監督:マーティン・リット
製作:A・ロナルド・ルービン
原案
黒澤明
橋本忍
戯曲
マイケル・ケニン
フェイ・ケニン
脚本
マイケル・ケニン
フェイ・ケニン
撮影:ジェームズ・ウォン・ハウ
編集:フランク・サンティーロ

音楽:アレックス・ノース

出演
ポール・ニューマン:ホアン・カラスコ
ローレンス・ハーベー:ウェイクフィールド大佐
エドワード・G・ロビンソン:ペテン師
クレア・ブルーム:ニナ・ウェイクフィールド
ウィリアム・シャトナー:牧師
ハワード・ダ・シルバ:探鉱者
アルバート・サルミ:保安官
ポール・フィックス:先住民霊媒師

アメリカ 映画
配給 MGM
1964年製作 97分
公開
北米:1964年10月7日
日本:1964年12月


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ある裁判を見て、人間の愚かさに絶望した牧師(ウィリアム・シャトナー)が、町を出るため駅で汽車を待つ。

その裁判に関わり、殺人事件の死体を発見した探鉱者(ハワード・ダ・シルバ)が、牧師を気遣う。

そこに居合わせたペテン師(エドワード・G・ロビンソン)は、殺人くらいで騒ぐ二人を嘲り笑うが、その内容を聞いてみることにする。
__________

探鉱者が町外れの森に向かうと、異様な雰囲気を感じ、誰かの遺留品を見つける。

男/ウェイクフィールド大佐(ローレンス・ハーベー)の死体を見つけた探鉱者は町に帰り、それを保安官(アルバート・サルミ)に知らせた。
__________

牧師は、被害者ウェイクフィールド大佐と妻ニナ(クレア・ブルーム)に道で出くわして挨拶を交わしていた。
__________

捕まって裁判にかけられた犯人は、メキシコの凶悪犯ホアン・カラスコ(ポール・ニューマン)で、犯罪を犯しては逮捕され、そして脱獄を繰り返していた。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

映画「羅生門」の舞台である平安時代を、19世紀の西部に置き換えてはいるものの、ストーリーはほぼ忠実に再現されている。

*(簡略ストー リー)
ある裁判を見て、人間の愚かさに絶望した牧師が町を出るために、駅で汽車を待つ。
そこに居合わせた、その裁判に関わり、殺人事件の死体を発見した探鉱者の話を、ペテン師が、殺人くらいで騒ぐ二人を嘲り笑いながら聞いてみることにする。
ウェイクフィールド大佐と妻ニナは、凶悪犯ホアン・カラスコに襲われ、彼女は夫の前で犯される。
辱めを受けたニナは、夫に決闘をさせ、彼はカラスコに刺し殺された・・・、というのがカラスコの証言だった。
しかし、ニナは夫の侮辱の眼差しに耐え切れず彼を殺したと言い、霊媒師は自殺だと、探鉱者は、決闘の末、ウェイクフィールドが誤って自分の胸を刺したと語るのだった・・・。
__________

一つの事件を、食い違ういくつもの証言とその視点から、全く異なる様に描き、観る者を混乱させていくという展開はマーティン・リットのシャープな演出と共になかなか楽しめる。

メキシコ人凶悪犯役という主演のポール・ニューマンの体当たりの演技も新鮮であり、彼の甘いマスクが見れない貴重な作品でもある。

誇り高き紳士が、石につまづき死んでいく愚かさ・・・終盤コミカルな表情を見せるのが印象的なローレンス・ハーベー、酸いも甘いも噛み分けるという雰囲気で、同業の悪党のことは全てお見通しという、正に職人芸の演技を見せるエドワード・G・ロビンソン、舞台のオリジナル・キャストでもある大佐夫人クレア・ブルーム、人間不信に陥る牧師ウィリアム・シャトナー、貧しさ故に欲を出してしまう探鉱者役のハワード・ダ・シルバ、保安官役のアルバート・サルミ、名バイプレイヤーのポール・フィックスが、先住民の霊媒師で登場する。


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