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春風と百万紙幣 The Million Pound Note (1954)

100万ポンド紙幣が巻き起こす、風刺と幽黙のコメディ!
監督ロナルド・ニーム、主演グレゴリー・ペックロナルド・スクワイアウィルフレッド・ハイド=ホワイトジェーン・グリフィス他共演。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ

グレゴリー・ペック / Gregory Peck / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ロナルド・ニーム
製作:ジョン・ブライアン
製作総指揮:アール・セント・ジョン
原作:マーク・トゥエインThe Million Pound Bank Note
脚本:ジル・クレイギー
撮影:ジェフリー・アンスワース
編集:クライヴ・ドナー
音楽:ウィリアム・オルウィン

出演
ヘンリー・アダムズ:グレゴリー・ペック(一文無しの船員)
オリヴァー・モントピリア:ロナルド・スクワイア(ヘンリーの行動を賭けの対象にする兄弟)
ロデリック・モントピリア:ウィルフレッド・ハイド=ホワイト(ヘンリーの行動を賭けの対象にする兄弟)
ポーシャ・ランズダウン:ジェーン・グリフィス(ヘンリーと惹かれ合う貴族の令嬢)
クロマーティ公爵夫人:ジョイス・グレンフェル(ポーシャのおば)
クロマーティ公爵:ヒュー・ウェイクフィールド(ポーシャのおじ)
フロッグナル公爵:A・E・マシューズ(ヘンリーに部屋を譲ることになる宿泊客)
リード:モーリス・デナム(洋裁店の店長)
ロック:レジナルド・ベックウィズ(ヘンリーが気に入り付き人となる男性)
ロイド:ブライアン・オールトン(ホテルの支配人)
パーソンズ:ジョン・スレイター(ホテルのボーイ)
アメリカ大使:ウィルバー・エヴァンス
ヘイスティングス:ハートリー・パワー(ヘンリーの父親の友人で金鉱への投資を勧める)
レストランの経営者:ジョージ・デヴァイン
トッド:ブライアン・フォーブス
レニー:グドルン・ウレ(ホテルの客室係)
サミュエル・クレメンス:ロナルド・アダム(100万ポンド紙幣を確認するレストランの客)
アルフレッド:フェリックス・フェルトン
ジェームズ:リチャード・カルディコット(オリヴァーとロデリックの執事)
ポッター:ヒュー・グリフィス(新聞記者)
ドリス:アン・ランカスター(貴族の令嬢)
ウォルター・クラドック:ローレンス・ネイスミス(株の仲買人)
ウィリアム・コリンジ卿:ギブ・マクラフリン(クロマーティ公爵の友人)
ギャレット:アーネスト・セシガー(モントピリア兄弟の友人)
ハーリンガム卿:パーシー・マーモント(クロマーティ公爵の友人)
マギー:ジョーン・ヒクソン(レストランの経営者の妻)
ホラス:ハロルド・グッドウィン(ウエイター)
レディ・ジェーン:ヘンリエッタ・エドワーズ(ハーリンガム卿の娘)
ハーリンガム夫人:ウィニフレッド・エヴァンス
ウィリアムズ:ジャック・マクノートン
アーサー:ハル・オズモンド
アルフレッドの妻:メイ・ベーコン
副看護師長:ペギー・アン・クリフォード
ベルグレイブ・スクエア:ファニー・カービー(乳母)
領事館職員:エリオット・メイクハム
ホテルの受付係:ヒュー・ラティマー
聖職者:ロディ・ヒューズ
歌手:トッティ・トルーマン・テイラー
タクシー運転手:レナード・シャープ
株式仲買人:ウィロビー・ゴダード

イギリス 映画
配給 General Film Distributors
1954年製作 90分
公開
イギリス:1954年1月7日
北米:1954年6月18日
日本:1954年4月13日


ストーリー
1903年、ロンドン
裕福で風変わりな兄弟オリヴァー・モントピリア(ロナルド・スクワイア)とロデリック(ウィルフレッド・ハイド=ホワイト)は、”イングランド銀行”を説得して、100万ポンド紙幣を発行させ、それを賭けに利用しようとする。
アメリカ人船員のヘンリー・アダムズ(グレゴリー・ペック)は、一文無になる。
食べ物もなく街をさ迷っていたヘンリーは、オリヴァーとロデリックに声をかけられ、屋敷に招き入れられる。
ヘンリーがイングランドに来た経緯を聞いたオリヴァーとロデリックは、彼が一文無しと知り、好都合だと言って封筒を渡す。
中身が金だと知ったヘンリーは返そうとするが、2時に開ければ分かると言われて、戸惑いながらその場を去る。
空腹に耐えられないヘンリーは、封筒の中身を当てにしてレストランに入り、食事をして2時まで待つ。
レストランの経営者(ジョージ・デヴァイン)に支払いを求められたヘンリーは、数分なら問題ないと考えて、封筒を開ける。
100万ポンド紙幣を見たヘンリーと経営者は驚く。
経営者と妻マギー(ジョーン・ヒクソン)は、その場に居た客のサミュエル・クレメンス(ロナルド・アダム)に紙幣を確認してもらい、ヘンリーは、ボロは着ているが風変わりな億万長者だろうという結論になる。
態度を変えた経営者は、紙幣以外は持っていないと言うヘンリーに食事代は請求しなかった。
オリヴァーとロデリックの屋敷に向かったヘンリーは、紙幣を兄弟に返そうとするものの、彼らが1か月間留守だということを知る。
戸惑うヘンリーは、封筒に入っていた兄弟の手紙を読み、貸し与えた紙幣を1か月の間使わず返却すれば、好きな仕事を紹介するという内容と、それが賭けの対象であることを確認するのだが・・・。


解説 評価 感想
“Driven by Gregory Peck’s effortlessly charming performance and Mark Twain’s sharp satirical wit, The Million Pound Note offers a delightfully whimsical critique of human greed, wealth, and the absurdity of social class in Edwardian London.”
(グレゴリー・ペックの軽やかで魅力的な演技とマーク・トウェインのエッジの効いた風刺的機知に支えられた『春風と百万紙幣』は、エドワード朝ロンドンにおける人間の強欲さ、富、そして社会階級の不条理さを、チャーミングかつ気まぐれに批判してみせた傑作コメディである。)

1893年に発表された、マーク・トゥエインの短編”The Million Pound Bank Note”を基に製作された作品。

デヴィッド・リーンらと共に数々の名作を製作したロナルド・ニームが監督し、主演はグレゴリー・ペックロナルド・スクワイアウィルフレッド・ハイド=ホワイトジェーン・グリフィス他共演のコメディ。

エディ・マーフィの出世作である「大逆転」(1983)は、本作をモチーフにしている。

現金そのものではなく、それを持っているかどうかで人を判断する人間の愚かな行為を、シニカル且つコミカルに描く爆笑コメディ。

無一文でイングランドにたどり着き、大金を手にするものの、周囲に翻弄させる欲もない誠実な青年を好演する、グレゴリー・ペックのユーモラスな演技は見ものだ。

主人公を賭けの対象にする風変わりな富豪兄弟ロナルド・スクワイアウィルフレッド・ハイド=ホワイト、主人公を大金の所持者として見ずに惹かれ合う貴族の令嬢ジェーン・グリフィスなどが共演している。


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