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青いガーディニア The Blue Gardenia (1953)

殺人事件に巻き込まれた女性の異常な心理状態を描く、監督フリッツ・ラング、主演アン・バクスターリチャード・コンテアン・サザーンレイモンド・バージェフ・ドネル他共演のフィルム・ノワール
★★★★

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:フリッツ・ラング
製作:アレックス・ゴットリーブ
原作:ヴェラ・キャスパリー”The Gardenia”
脚本:チャールズ・ホフマン
撮影:ニコラス・ムスラカ
編集:エドワード・マン
音楽:ラオール・クロウシャー

出演
ノーラ・ラーキン:アン・バクスター
ケイシー・メイヨー:リチャード・コンテ
クリスタル・カーペンター:アン・サザーン
ハリー・プレブル:レイモンド・バー
サリー・エリス:ジェフ・ドネル
アル:リチャード・アードマン
サム・ヘインズ警部:ジョージ・リーヴス
ローズ・ミラー:ルース・ストーリー
ホーマー:レイ・ウォーカー
本人:ナット・キング・コール
バーの女性:ドロレス・フラー(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1953年製作 88分
公開
北米:1953年3月28日
日本:未公開


ストーリー
ロサンゼルス
ノーラ・ラーキン(アン・バクスター)は、ルームメイトのクリスタル・カーペンター(アン・サザーン)とサリー・エリス(ジェフ・ドネル)と共に、電話交換手として働いていた。
新聞社”クロニクル”の人気コラムニストであるケイシー・メイヨー(リチャード・コンテ)は、カレンダーガール・アーティストのハリー・プレブル(レイモンド・バー)と共に、交換手のクリスタルに取材をする。
ハリーは、ケイシーがクリスタルから聞き出した彼女の電話番号をスケッチにメモする。
その夜、誕生日のノーラは、出かけずに食事を用意し、朝鮮戦争に従軍している婚約者の写真と共に独りで祝おうとしていた。
クリスタルとサリーが出かけた後で、食事を始めようとしたノーラは婚約者の手紙を読み、負傷した際に東京で出会った看護師と恋に落ちた彼が結婚するという内容だったために驚く。
ショックを受けたノーラは、クリスタルに電話をしてきたハリーに誘われ、ナイトクラブ”ブルー・ガーデニアに向かう。
ハリーは、クリスタルではなかったもののノーラを歓迎し、食事をしてカクテルを飲む。
その後ハリーは、酔って帰ろうとするノーラをアパートに連れて行き、ソファーで意識を失った彼女に迫る。
抵抗したノーラは、火かき棒を手にして振り回しハリーに襲いかかり、鏡を割って再び意識を失う。
意識が戻ったノーラは、パンプスを残してその場をから逃げ出しアパートに戻る。
翌朝、クリスタルに起こされたノーラは、昨夜の記憶がないことに気づく。
その頃、死体で発見されたハリーの捜査が始まり、その場に向かったケイシーは、担当の警部サム・ヘインズ警部(ジョージ・リーヴス)と話をする。
ノーラの職場では、ハリーのモデルになった交換手の事情聴取が始まる。
事件を知ったノーラは驚き、昨夜、ハリーの部屋で火かき棒を振り回し、鏡を割った光景を思い出す・・・。


解説 評価 感想

ヴェラ・キャスパリーの小説”The Gardenia”を基に製作された作品。

殺人事件に巻き込まれた女性の異常な心理状態を描くフィルム・ノワール

本作は、センセーショナルな殺人事件”ブラック・ダリア事件”の報道をシニカルに描いたもので、フリッツ・ラングの”ニュースペーパー・ノワール”三部作の第1弾であり、1956年に「口紅殺人事件」と「条理ある疑いの彼方に」が公開された。

自分が殺人を犯したという確証がないまま苦悩する女性が主人公のサスペンスではあるが、コミカルなシーンも多く、フリッツ・ラングのメリハリある軽快な演出も見どころの作品。

主演のアン・バクスターは、既に「剃刀の刃」(1946)でアカデミー助演女優賞を受賞し、「イヴの総て」(1950)などでもその実力を認めらているだけあり、苦悩する主人公を見事に演じている

リチャード・コンテは、事件を利用しようとするものの、主人公に協力する人気コラムニストを好演し、彼の妻であるルース・ストーリーは、夫の撮影現場を訪ねた際に出演を勧められ、出番は少ないものの重要な役を演ずることになる。

悩む主人公のルームメイトで仕事の同僚を演ずるアン・サザーンの、ユーモアあふれる愛すべきキャラクターは印象的で、もう一人の同僚ジェフ・ドネルも同じ様な役柄を好演している。

殺害されてしまうカレンダーガール・アーティストのレイモンド・バー、その恋人ルース・ストーリー、ケイシー(リチャード・コンテ)の同僚であるカメラマンのリチャード・アードマン、事件を担当する警部のジョージ・リーヴス、本人役で”Blue Gardenia”を歌うナット・キング・コール、バーの女性ドロレス・フラーエド・ウッドの恋人だったことで知られる)などが共演している。


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