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天使 Angel (1937)

夫の旧友と惹かれ合う仲になった貴婦人の戸惑いと三角関係を描く、製作、監督エルンスト・ルビッチ、主演マレーネ・ディートリヒハーバート・マーシャルメルヴィン・ダグラスエドワード・エヴェレット・ホートン他共演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)

マレーネ・ディートリッヒ / Marlene Dietrich / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:エルンスト・ルビッチ

製作:エルンスト・ルビッチ
原作:メルヒオル・レンジェル”Angyal”
脚本
サムソン・ラファエルソン

ガイ・ボルトン
ラッセル・メドウクロフト
撮影:チャールズ・ラング

編集:ウィリアム・シェア
音楽:フレデリック・ホランダー

出演
マリア/レディ・バーカー/ブラウン夫人/エンジェル:マレーネ・ディートリヒ

フレデリック・バーカー卿:ハーバート・マーシャル
アンソニー”トニー”ハルトン:メルヴィン・ダグラス
グラハム:エドワード・エヴェレット・ホートン
クリストファー”クリス”ウィルトン:アーネスト・コサート
アンナ・ドミトリエフナ大公爵夫人:ローラ・ホープ・クルーズ
グリーンウッド:ハーバート・ムンディン
エマ・マクギリカディ・ウィルトン:デニー・ムーア

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ

1937年製作 91分
公開
北米:1937年10月29日
日本:1946年7月4日


ストーリー
イギリスの外交官フレデリック・バーカー卿(ハーバート・マーシャル)の妻マリア(マレーネ・ディートリヒ)は、愛はあるものの、多忙なために仕事を優先する夫に不満を抱いていた。
ある日マリアは、フレデリックが出張中にパリに向かい、ロシアの亡命貴族で旧友のアンナ・ドミトリエフナ大公爵夫人(ローラ・ホープ・クルーズ)のサロンに向かう。
その場でマリアは、魅力的な男性アンソニー”トニー”ハルトン(メルヴィン・ダグラス)と出会う。
アンナに惹かれたアントニーは、彼女を誘い散歩に出かける。
アンナの自分に対する気持ちに気づいたアントニーは、彼女を”天使”と呼び、2人の関係は深まる。
公園でアンナのために花を買ったアントニーだったが、彼女は姿を消してしまう。
イギリスに戻ったマリアは、フレデリックと”アスコット競馬場”に向かった際に、アントニーを目撃して驚き、気分が悪くなったと言って屋敷に戻る。
その後、昼食会でフレデリックに話しかけたアントニーは、自分たちが戦友であることを伝える。
それを思い出したフレデリックは、アントニーと意気投合する。
帰宅したフレデリックから、戦友の”アントニー”に再会した話を聞いたマリアは、パリのアンナまで話題になっために動揺する・・・。


解説 評価 感想

メルヒオル・レンジェルの戯曲”Angyal”を基に製作された作品。

夫の旧友と惹かれ合う仲になった貴婦人の戸惑いと三角関係を描くコメディ・ドラマ。

製作を兼ねるエルンスト・ルビッチが監督し、マレーネ・ディートリヒ,ハーバート・マーシャル,メルヴィン・ダグラスの共演が話題になった。

傲慢にも思える貴婦人、夫に甘える妻を演ずるマレーネ・ディートリヒは、素晴らしい衣裳を着こなし、洗練された美しさの極みとも言える妖艶な魅力で画面を支配する。

ディートリヒ自身は本作をそれほど気に入っていなかったようだが、エルンスト・ルビッチの切れのいい演出は冴え渡り、上級のコメディ・ドラマに仕上がっている。

妻の不満にづかない多忙な外交官ハーバート・マーシャル、主人公に惹かれる男性を魅力的に演ずるメルヴィン・ダグラス、出番が少ないのが残念な、フレデリック卿(ハーバート・マーシャル)の側近エドワード・エヴェレット・ホートン、フレデリック卿の屋敷の執事アーネスト・コサート、彼の結婚相手デニー・ムーア、主人公の旧友でロシアの亡命貴族である大公爵夫人ローラ・ホープ・クルーズ、フレデリック卿のアシスタントのハーバート・ムンディンなどが共演している。


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