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スパイダーマン:ホームカミング Spider-Man: Homecoming (2017)

スタン・リースティーヴ・ディッコによる、1963年に”マーベル・コミック”で連載が開始された人気キャラクター”スパイダーマン”が活躍する実写映画の6作目。
再リブート・シリーズの第1作であり”マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”シリーズに属する。
アベンジャーズに加わる夢を抱きながらスパイダーマンとして市民を守るピーター・パーカーが強力兵器を開発した悪党に立ち向かう姿を描く、監督、脚本ジョン・ワッツ、主演トム・ホランドマイケル・キートンジョン・ファヴローロバート・ダウニーJr.マリサ・トメイ他共演のアクション大作。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー

ロバート・ダウニーJr. / Robert Downey Jr. 作品一覧


スタッフ キャスト
監督:ジョン・ワッツ

製作
ケヴィン・ファイギ
エイミー・パスカル
製作総指揮
ルイス・デスポジート
ヴィクトリア・アロンソ
パトリシア・ウィッチャー
ジェレミー・ラーチャム
アヴィ・アラッド
マット・トルマック
スタン・リー
原作
スパイダーマン
スタン・リー
スティーヴ・ディッコ
原案
ジョナサン・ゴールドスタイン
ジョン・フランシス・デイリー
脚本
ジョナサン・ゴールドスタイン
ジョン・フランシス・デイリー
ジョン・ワッツ
クリストファー・フォード
クリス・マッケナ
エリック・ソマーズ
撮影:サルヴァトーレ・トティーノ
編集
ダン・レーベンタール
デビー・バーマン
音楽:マイケル・ジアッキーノ

出演
ピーター・パーカー/スパイダーマン:トム・ホランド
エイドリアン・トゥームス/バルチャー:マイケル・キートン
ハロルド“ハッピー”ホーガン:ジョン・ファヴロー
トニー・スターク/アイアンマン:ロバート・ダウニーJr.
ヴァージニア“ペッパー”ポッツ:グウィネス・パルトロー
ミシェル”MJ”ジョーンズ:ゼンデイヤ
メイ・パーカー:マリサ・トメイ
アーロン・デイヴィス:ドナルド・グローヴァー
ネッド・リーズ:ジェイコブ・バタロン
リズ・トゥームス:ローラ・ハリアー
ユージーン“フラッシュ”トンプソン:トニー・レヴォロリ
ハーマン・シュルツ/ショッカーⅡ:ボキーム・ウッドバイン
アン・マリー・ホーグ:タイン・デイリー
エイブ・ブラウン:エイブラハム・アター
シンディ・ムーン:ティファニー・エスペンセン
ベティ・ブラント:アンガーリー・ライス
ジェイソン・イオネッロ:ジョージ・レンデボーグJr.
ロジャー・ハリントン:マーティン・スター
モリタ:ケネス・チョイ
カレン(声):ジェニファー・コネリー
フィニアス・メイソン/ティンカラー:マイケル・チャーナス
ジャクソン・ブライス/ショッカーⅠ:ローガン・マーシャル=グリーン
マック・ガーガン:マイケル・マンド
ドリス・トゥームス:ガーセル・ボヴェイ
F.R.I.D.A.Y.(声):ケリー・コンドン
スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ:クリス・エヴァンス
デルマー:ヘムキー・マデーラ
ゲーリー:スタン・リー

アメリカ 映画
配給 ソ ニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
2017年製作 175分
公開
北米:2017年7月7日
日本:2017年8月11日
製作費 $175,000,000
北米興行収入 $334,201,100
世界 $880,166,920


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニューヨーク
”アベンジャーズとチタウリの戦い”の後、街の清掃を請け負う会社を経営するエイドリアン・トゥームス(マイケル・キートン)は、”D.O.D.C.”ダメージ・コントロール長官アン・マリー・ホーグ(タイン・デイリー)から仕事を奪われてしまう。

回収品はすべて引き渡すよう伝えたホーグは、納得しないトゥームスに、上司に訴えるよう伝えてその場を去る。

政府と共にD.O.D.Cを設立したトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)に口出しできるはずがないトゥームスだったが、回収品したチタリウムの残骸を利用することを考える。

8年後。
部下たちと共に計画を実行したトゥームスは、ハイテク兵器を開発し、自ら飛行スーツを着用して密売し、大儲けをしていた。

アベンジャーズの内乱の際にスタークにスカウトされ研修生となったピーター・パーカー/スパイダーマン(トム・ホランド)は、スタークの部下ハロルド“ハッピー”ホーガン(ジョン・ファヴロー)と共にベルリンに向かう。

スタークから新しいスーツを受け取ったピーターは、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)らに会い興奮する。

帰国したピーターは、アベンジャーズへの参加はまだ早いと判断したスタークから、連絡すると言われる。
...全てを見る(結末あり)

2か月後、クイーンズ
ミッドタウン・ハイ・スクールに通うピーターは、親友のネッド・リーズ(ジェイコブ・バタロン)と放課後に会う約束をする。

ピーターは、女生徒リズ(ローラ・ハリアー)に惹かれていた。

校内では、卒業生を招いて開催されるパーティー”ホームカミング”の準備が進められていた。

リズも参加する”アカデミック・デカスロン(学力コンテスト)”の顧問教師ロジャー・ハリントン(マーティン・スター)と話をしたピーターは、スタークとの関係で忙しいことなどを伝える。

ピーターは、自分を侮辱するユージーン“フラッシュ”トンプソン(トニー・レヴォロリ)やミシェル”MJ”ジョーンズ(ゼンデイヤ)にからかわれる。

放課後、デルマー(ヘムキー・マデーラ)のサンドイッチ店に寄ったピーターは、路地でスーツに着替えてスパイダーマンに変身する。

犯罪などを見逃さないスパイダーマンは、まったく連絡がないハッピーに電話をして、行ったことを報告するメッセージを残す。

ATM強盗を見つけたスパイダーマンは、ハイテク兵器を使う男たちを相手に戦うものの梃子摺る。

それに気づいたデルマーは通報し、暴発した兵器で店が壊されてしまう。

デルマーを救ったスパイダーマンだったが、犯人に逃げられる。

ハッピーに電話をして事件のことを伝えたピーターだったが、新本部への引っ越し準備で忙しい彼に相手にされない。

スーツを着たまま家に戻り、窓から部屋に入ったピーターは、叔母メイ(マリサ・トメイ)に見つからないようにする。

しかし、その場で待っていたネッドに正体がバレてしまい、誰にも話さないことを彼に約束させる。

メイと外食したピーターは、デルマーの店が破壊され、スパイダーマンが強盗と格闘するニュースを見ながら、叔母にこれ以上、心配かけられないと思う。

翌日、ピーターはリズがスパイダーマンに憧れていることを知り、彼女の家のパーティーに招待される。

その夜、メイに送ってもらいネッドとリズの家に向かったピーターは、パーティーを楽しもうとする。

リズに歓迎されたピーターは、ネッドから早く変身しろと言われるものの、スパイダーマンとしてではなく、自分のままで彼女を口説きたいと伝える。

しかし、フラッシュにからかわれたピーターは、外に出てスーツ姿になる。

その時、彼方に見えた異変に気づいたピーターは、スパイダーマンに変身してその場に向かう。

トゥームスの仲間ジャクソン・ブライス/ショッカー(ローガン・マーシャル=グリーン)とハーマン・シュルツ(ボキーム・ウッドバイン)は、犯罪者のアーロン・デイヴィス(ドナルド・グローヴァー)にハイテク兵器を売ろうとしていた。

それを目撃したスパイダーマンは、ATM強盗が使った兵器と同じだと気づく。

ネッドからの携帯電話の着信音が鳴ってしま、警戒したジャクソンらは、スパイダーマンが現れたために逃亡する。

ウェブシューターが逃走するバンに張り付いたまま引きずられたスパイダーマンは、それが外れた後もジャクソンらを追う。

翼男/バルチャー(マイケル・キートン)に襲われたスパイダーマンは、スーツに組み込まれたパラシュートが体に絡み、湖に落とされて溺れそうになる。

アイアンマン(ロバート・ダウニーJr.)に救われたスパイダーマンは、スーツに追跡装置が付いていることを知らされる。

犯罪者と拘わらず、自分たちに任せておくようにと警告したスタークは、違う場所から遠隔でアイアンマンを操作していることをピーターに伝える。

隣人を助けていろと伝えたスタークは、納得しないピーターに、次回はハッピーに連絡するようにと指示して通信を切り、アイアンマンは飛び去る。

ネッドに電話をしたピーターは、壊れた兵器を持ち帰る。

アジトに戻ったトゥームスは、目立つ場所で兵器を使ったジャクソンを非難し、納得しない彼を解雇する。

妻にすべてを話すと言われたトゥームスは、兵器でジャクソンを殺害する。

トゥームスは、ショッカー・ガントレットをシュルツに渡して二代目だと伝え、落とした兵器を捜すよう指示する。

翌日、学校で兵器を分解したピーターは、ネッドと共に光る部品パワーコアを外して調べようとする。

シュツツが校内に現れたことに気づいたピーターは、気づかれないようにして彼に発信機をつける。

追跡したピーターとネッドは、メリーランド州にシュルツらのアジトがあることを突き止める。

アカデミック・デカスロンワシントンD.C.で開催されることを思い出したピーターは、それに参加する。

フラッシュに嫌味を言われたピーターだったが、ハリントンは歓迎する。

フラッシュを補欠にしたハリントンは、生徒たちと共にバスで出発する。

州を出たためにハッピーからの電話を受けたピーターは、監視すると言われ反論は許されなかった。

ワシントンD.C.
会場のホテルに着き部屋に向かったピーターは、スーツの追跡装置を外し、ネッドの協力で不要なプログラムを解除する。

パワーコアのことをネッドに任せたピーターは、ハーマンの居場所に向かおうとする。

リズからプールに誘われたピーターだったが、スパイダーマンに変身してスーツに内蔵されているAIジェニファー・コネリー)と話し、指示に従い目的地に向かう。

ガソリンスタンドでハーマンらを見つけたスパイダーマンは、スーツの様々なプログラムに戸惑う。

バルチャーに変身して現れたトゥームスは、D.O.D.Cのトラックを襲って武器を奪おうとする。

それを阻止しようとしたスパイダーマンを、トゥームスはコンテナに閉じ込める。

気絶したスパイダーマンは意識が戻り、その場から脱出するものの、そこはD.O.D.Cの厳重保管施設だった。

朝までそこから出られないことを知ったスパイダーマンは、AIに”カレン”という名前を付ける。

時間が十分にあるため、スパイダーマンは様々なスーツの機能などを試し、リズのことなどをカレンと話す。

ネッドに預けたパワーコアが、チタウリの爆発物であることをカレンから知らされたスパイダーマンは焦る。

ネッドに電話ができないスパイダーマンは、扉を開けようとする。

翌朝ネッドは、コアを持って会場に向かう。

ようやく扉を開けたスパイダーマンは、その場から脱出する。

ピーターがいないまま大会は始まり、ミッドタウン・ハイスクールは見事に優勝する。

ハリントンは、生徒たちを連れて”ワシントン記念塔”に向かう。

ネッドと電話がつながったピーターは、コアのことを話そうとする。

電話を代わったリズから欠席した理由を訊かれたピーターは、その場に向かう。

ハリントンと生徒たちが乗る、頭頂観覧階に向かうエレベーターが起爆により損傷し、スパイダーマンは塔の外壁を上る。

ドローンで様子を確認したカレンは、観覧階の窓に着いたスパイダーマンに、10cmの強化ガラスだと伝える。

窓を割ることができないスパイダーマンは、ヘリコプターの警官から下りるよう警告される。

生徒たちの救出が続く中、ヘリにウェブシューターを放ったスパイダーマンは、反動を利用して窓を突き破る。

スパイダーマンは、ワイヤーが切れて落下するエレベーターをウェブシューターでキャッチする。

支えきれずエレベーターに落下したスパイダーマンは、天井にウェブシューターを放ち引き上げる。

皆はエレベーターから降りるものの、間に合わなかったリズは落下し、スパイダーマンがウェブシューターでキャッチする。

リズを助けたスパイダーマンは、彼女にキスするチャンスを逃して落下する。

兵器開発担当のフィニアス・メイソン(マイケル・チャーナス)と、取引相手のマック・ガーガン(マイケル・マンド)の話をしたトゥームスは、邪魔したスパイダーマンを始末することを考える。

トゥームスは、アカデミック・デカスロンの開催現場で事件が起き、スパイダーマンが活躍したというニュースを確認する。

スパイダーマン人気は急上昇し、喜ぶピーターは、D.O.D.C.から地球外物質を盗んでいる犯人を捕える方法を考える。

学校の勉強どころではないとネッドに伝えたピーターだったが、校長のモリタ(ケネス・チョイ)に呼ばれる。

補習を受けさせられたピーターは、それを抜け出して帰宅し、カレンが記録していた兵器の取引映像をチェックする。

アーロンを見つけて尋問したスパイダーマンは、取引相手の情報を入手して”スタテンアイランド・フェリー”に向かう。

スパイダーマンは、シュルツともう一人の男(トゥームス)、そして犯罪者ガーガンを監視し、ドローンの映像で彼らのトラックの武器を確認する。

そこにスタークからの通信があるが、適当に話したスパイダーマンは切ってしまう。

悪党を叩きのめしたスパイダーマンだったが、そこにFBIが現れる。

バルチャーに変身したトゥームスは、撤収しようとするもののスパーダーマンに襲われる。

武器が暴発して船体を真っ二つにしてしまい、スパイダーマンは、ウェブシューターを使って何とか分離させないように支える。

支えきれなくなってしまうものの、現れたアイアンマンが船体を元に戻す。

FBIとアイアンマンに気づかれたために、シュルツは手を引こうとする。

トゥームスに指示されたフィニアスが兵器をさせることになり、シュツツは行動を共にする。

無謀な行動をスタークに批判されたピーターは、スーツを没収されてしまう。

帰宅したピーターは、連絡もせず問題ばかり起こすことをメイに注意され、毎晩出かける理由を訊かれる。

研修生をクビになったことを知ったメイは、ピーターを気の毒に思う。

翌日、モリタ校長から、成績は優秀なので学業に専念するよう指示されたピーターは、平凡な高校生に戻る。

大会のことでリズに謝罪したピーターは好意を伝え、知っていると言われたために驚く。

ピーターからホームカミングの相手に誘われたリズは、それを承諾する。

ホームカミング当日、メイに手伝ってもらいスーツを着たピーターは、リズを迎えに行く。

リズの父親がトゥームスだと知ったピーターは驚き、彼の妻ドリス(ガーセル・ボヴェイ)に歓迎される。

ピーターとリズを送ったトゥームスは、ピーターがスタークの会社で研修していたことを知る。

スパイダーマンとも友達だと言うピーターに、どこかで会った気がすると伝えたトゥームスは、彼とリズの話から、ピーターがスパイダーマンだと気づく。

高校に着いてリズを先に降ろしたトゥームスは、ピーターと二人だけで話し、娘を救ってくれたので一度だけチャンスをやるが、二度と自分の邪魔はするなと警告する。

トゥームスから、指示に従わなければ大切な人も殺すと言われ脅されたピーターは、リズの元に向かうものの、行かなければならないと伝えてその場を去る。

古いスパイダーマンスーツを着たピーターは、シュルツに襲われるもののネッドに助けられ、リズの父親がバルチャーであることを彼に伝える。

ハッピーに連絡をすることをネッドに指示したピーターは、フラッシュの車を借りる。

ネッドに連絡したピーターは、携帯電話を追跡させる。

ハッピーと電話がつながったネッドだったが、相手にされない。

ピーターは、アベンジャーズ・タワーから新本部に引っ越すために兵器などを搬送する飛行機を、トゥームスが襲おうとしていることに気づく。

アジトに着いたピーターは、トゥームスにその場を破壊され、瓦礫の下敷きになる。

その場から脱出してスパイダーマンに変身したピーターは、飛び立った飛行機を追うバルチャーにウェブシューターを放ちしがみつく。

飛行機に侵入したトゥームスだったが、スパイダーマンに気づく。

トゥームスに襲われたスパイダーマンは、制御不能となった飛行機が街に墜落するのを阻止する。

飛行機はコニーアイランドのビーチに墜落し、ピーターはトゥームスと戦う。

コンテナを引き上げて飛び去ろうとするトゥームスを阻止したピーターは、スーツが爆発して傷ついた彼を救い出す。

ピーターは、トゥームスを飛行機の貨物と共にその場に残し姿を消す。

現場に駆けつけたハッピーは、トゥームスの傍にあった、バルチャーを発見し飛行機のことを謝罪するスパイダーマンのメモを見つける。

翌日、ネッドに感謝したピーターは、リズに謝罪し、オレゴンに引っ越す彼女と別れる。

その後、学力コンテスト・チームのキャプテンがミシェルに決まり、ピーターは非通知の電話を受けてトイレに向かう。

その場にいたハッピーに感謝されたピーターは、完成した新本部にいるスタークの元に向かう。

スタークからアベンジャーズの新メンバーを発表すると言われたピーターは、新しいスーツを見せられる。

スタークの話を断ったピーターは、今までのように隣人を守ることを伝えて、会見はジョークで自分を試す試験だと考えながらその場を去る。

ピーターが気に入ったスタークは、会見会場から出てきたヴァージニア“ペッパー”ポッツ(グウィネス・パルトロー)に、ピーターに断られたことを伝える。

ペッパーから、記者たちが重大発表を待っていると言われたスタークは、ハッピーが指輪を持っていることを確認して婚約会見に変更しようとする。

帰宅したピーターは、スタークがスパイダーマンのスーツを返してくれたことを知り、それを着る。

マスクを外したピーターの姿を見て、メイは驚く。

刑務所でガーガンに出くわしたトゥームスは、スパイダーマンの正体を知っているか訊かれ、知っていたら殺していると答える。


解説 評価 感想

参考:
・「スパイダーマン」(2002)
・「スパイダーマン2」(2004)
・「スパイダーマン3」(2007)

・「アメイジング・スパイダーマン」(2012)
・「アメイジング・スパイダーマン2」(2014)

・「スパイダーマン:ホームカミング」(2017)
・「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(2019)
・「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」(2021)

*(簡略ストー リー)
ニューヨーク
アベンジャーズに参加することを希望するピーター・パーカー/スパイダーマンは、トニー・スタークに研修生としてテストされていた。
”アベンジャーズとチタウリの戦い”の後に、残骸を利用して兵器を開発し密売していたトゥームスらの動きを知ったピーターは、スタークの警告も聞かづに立ち向かおうとするのだが・・・。
__________

スタン・リースティーヴ・ディッコの創造による”マーベル・コミック”の人気キャラクター”スパイダーマン”が活躍する作品としては6作目、再リブート・シリーズの第1作であり”マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”シリーズに属する作品としては16作目となる。

スパイダーマンとしてアベンジャーズに加わることを希望する主人公のピーター・パーカーが、新たに現れた悪党に立ち向かい、トニー・スタークに認められるまでを描いた作品。

スパイダーマンがアベンジャーズと絡むという内容なのでくどくなるように思えたが、シリーズの過去の作品とは一味違う、学園ドラマを観ているような雰囲気で展開する。
それに加え、強力な兵器を開発した犯罪者に立ち向かう主人公が活躍するアクションシーンの迫力など、見応えある作品に仕上がっている。

シリーズの中でもかなり評価が高い作品であり、北緯米興行収入は約3億3400万ドル、全世界では約8億8000万ドルの大ヒットとなりシリーズ最高を記録した。

ピーター・パーカー/スパイダーマンを演ずるトム・ホランドは、アベンジャーズ加入を希望しながら悪党に立ち向かう主人公を熱演し、彼と対決するエイドリアン・トゥームス/バルチャーを演じたマイケル・キートンの雰囲気ある演技は、作品に重みを加えている。

主人公を見守りながらテストするトニー・スターク/アイアンマンのロバート・ダウニーJr.、その部下で主人公の監視役ハロルド“ハッピー”ホーガンのジョン・ファヴロー、スターク・インダストリーズCEOであるスタークの恋人ヴァージニア“ペッパー”ポッツのグウィネス・パルトロー、主人公とは学力コンテスト・チームの同僚で、次回作からメインのヒロインとなるミシェル”MJ”ジョーンズのゼンデイヤ、主人公の叔母メイ・パーカーのマリサ・トメイ、トゥームスらから武器を手に入れようとする犯罪者アーロン・デイヴィスのドナルド・グローヴァー、主人公の正体を知る親友ジェイコブ・バタロン、主人公が憧れる女性でトゥームスの娘ローラ・ハリアー、その母親ガーセル・ボヴェイ、主人公を嫌うチームの同僚ユージーン“フラッシュ”トンプソンのトニー・レヴォロリ、トゥームスの部下ハーマン・シュルツ/ショッカーⅡのボキーム・ウッドバイン、フィニアス・メイソン/ティンカラーのマイケル・チャーナス、ジャクソン・ブライス/ショッカーⅠのローガン・マーシャル=グリーン、”D.O.D.C.”ダメージ・コントロール長官アン・マリー・ホーグのタイン・デイリー、学力コンテスト・チームの一員エイブラハム・アターティファニー・エスペンセン、ミッドタウン・ハイ・スクールのニュースチャンネルのパーソナリティ、アンガーリー・ライスジョージ・レンデボーグJr.、学力コンテスト・チームの顧問マーティン・スター、校長のケネス・チョイ、スパイダーマン・スーツのAIの声ジェニファー・コネリー、トゥームスの取引相手マイケル・マンド、アイアンマンのサポートAI”F.R.I.D.A.Y.”の声ケリー・コンドン、スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカのクリス・エヴァンス、主人公が通うサンドイッチ店のオーナー、ヘムキー・マデーラ、そして、スタン・リーが街の住人で登場する。


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