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ラウンダーズ Rounders (1998)

ポーカーで生計を立てている”ラウンダー”達の世界と足を洗おうとする法学生の心の葛藤を描く、監督ジョン・ダール、主演マット・デイモンエドワード・ノートンジョン・マルコヴィッチジョン・タトゥーロマーティン・ランドー他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ

マット・デイモン / Matt Damon 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・ダール
製作総指揮
ボビー・コーエン

ケリー・オレント
ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
製作
テッド・デミ
ジョエル・スティラーマン
脚本
デヴィッド・レヴィーン
ブライアン・コッペルマン
撮影:ジャン=イヴ・エスコフィエ
編集:スコット・チェストナット
音楽:クリストファー・ヤング

出演
マット・デイモン:マイク・マクダーモット
エドワード・ノートン:レスター・”ワーム”・マーフィー
ジョン・マルコヴィッチ:テディ”KGB”
ジョン・タトゥーロ:ジョーイ・クニッシュ
マーティン・ランドー:エイブ・ペトロフスキー
グレッチェン・モル:ジョー
ファムケ・ヤンセン:ペトラ
マイケル・リスポリ:グラマ

アメリカ 映画
配給 ミラマックス
1998年製作 120分
公開
北米:1998年9月11日
日本:1999年5月8日
製作費 $12,000,000
北米興行収入 $22,905,670


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨーク
法学生マイク・マクダーモット(マット・デイモン)は、生活のためにポーカーで稼ぎ、学費もそれで払うほどの腕前だった。

しかし、地道に稼ぐことに飽きて、ロシアン・マフィアと親しい、テディ”KGB”(ジョン・マルコヴィッチ)に所持金3万ドルで勝負を挑もうとする。

しかし、19歳の時から、プロとしてこの世界で生きているジョーイ・クニッシュ(ジョン・タトゥーロ)に、マイクは、大金を巻き上げられると忠告を受ける。

そして、ラスベガス行きのことを考えながらプレーし、余裕を見せるマイクだったが、”KGB”にあっさりと有り金を巻き上げられてしまう。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ニューヨーク
法学生マイク・マクダーモットは、ポーカーで稼ぎ学費もそれで払うほどの腕前だったが、地道なゲームに飽きて、ロシアン・マフィアに近い、”KGB”に所持金3万ドルで勝負を挑み、あっさりと有り金を巻き上げられてしまう。
ショックを受けたマイクは、ポーカーから足を洗う決心するが、そんな時、彼は旧友のレスター”ワーム”マーフィーの出所を出迎える。
ワームは、早速ポーカーで荒稼ぎしようとして、乗り気でないマイクは、仕方なくそれに付き合い学生をカモにする。
ワームは懲りずにポーカーを続け、マイクの忠告を無視し、ロシアン・マフィアから金を巻き上げてしまう。
ワームは取立て屋に痛めつけられ、マイクの名前で借金までしてしまい、二人は窮地に立たされる。
その後、マイクとワームは、返済のために不眠不休でポーカーを続けるものの、目標金額に遠く及ばず、給料日の公務員をカモにしようとするのだが・・・。
__________

この種の作品によく見られるゲームの駆け引きよりも、法の番人を目指す学生が、闇社会の違法なルールに基づくゲームの世界にのめり込んでいる現実や、友情、ロマンスを交えた、入り組んだストーリーが興味深い。

前年「グッド・ウィル・ハンティング」(1997)でブレイクしたマット・デイモンが、再び知性的な学生を演じ、哲学的なゲームの分析をしていく役所などは、裏社会とのギャップを感じる清潔感といい正にはまり役だ。

スクリーンに登場するだけで、画面が引き締まる感じのするジョン・マルコヴィッチと、若手の実力派エドワード・ノートンの、個性豊かな共演者が、作品に重みを加えている。
冒頭と終盤のみの出演の謎のギャンブラー、ジョン・マルコヴィッチ、途中で姿を消してしまうイカサマ師エドワード・ノートン共に、さらに登場を期待してしまうところが、実力者の証だろう。

思慮深い”ラウンダー”のジョン・タトゥーロ、重厚な演技が光る主人公の恩師マーティン・ランドー、主人公の恋人で理知的な法学生役のグレッチェン・モル、ギャンブラー仲間のファムケ・ヤンセン、取立て屋役のマイケル・リスポリなどが共演している。


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