そこにホワイト・ニシゴリラのジョージが現れ、驚いて逃げたコナーはパーボに襲われる。
ジョージがパーボを威嚇してコナーを助け、デイヴィスは興奮するジョージを落ち着かせる。
デイヴィスは、ハンターに家族を殺されたまだ子供のパーボには、優しくするようにとジョージに伝える。
仕事を終えたデイヴィスは、エイミーに誘われるものの、それを断りネルソンにからかわれる。
日が暮れて、飛来したアテナ1のサンプルは、SDWS、フロリダの”エバーグレーズ国立公園”、ワイオミングに落下する。
落下地点に近づいたジョージは、噴出したサンプルの病原体を吸ってしまう。
翌日、ジョージの様子がおかしいというネルソンからの連絡を受けていたデイヴィスは、彼がクマのエリアにいることを知る。
デイヴィスは、クマを殺して動揺するジョージと話し、傷つき、悲しみ、怯える彼の体が大きくなったことに気づき、落ち着かせる。
その後、森に向かったデイヴィスは、落下物を回収する。
シカゴ、ウィリス・タワー、エナジン本社。
宇宙ステーションを失い苛立つクレアの弟ブレット(ジェイク・レイシー)は、株価も急落していることをクレアから知らされる。
”ランペイジ計画”は計り知れない利益をもたらすと言うクレアは、サンプルは持ち出され、容器は大気圏突入にも耐えられると考え、落下地点のワイオミングに向かい回収するつもりだとブレットに伝える。
ブレットにマスコミの対応を任せたクレアは、民間軍事会社のバーク(ジョー・マンガニエロ)に、サンプルの回収をさせることを考える。
コロラド州、グリーリー。
バークは、部下のザミット(マット・ジェラルド)らと共にヘリコプターでワイオミングに向かう。
ロサンゼルス。
元エナジンの研究者で遺伝子工学者のケイト・コールドウェル博士(ナオミ・ハリス)は、テレビでブレットのインタビューを見て、アテナ1の一部がSDWSに落ち、ゴリラのジョージが脱走したことを知る。
ワイオミング州、キャスパー。
落下現場で容器を見つけたバークは、ひどく破損していることをクレアとブレットに伝える。
サンプル回収は不可能だと伝えたバークは、オオカミが群れの仲間を襲い、皆殺しにしたことも報告する。
クレアは、殺してでもオオカミを捕獲するようバークに指示する。
ジョージを捕獲して隔離したデイヴィスは、いつもと様子が違うと言うネルソンと共に調査を続けようとする。
訪ねて来たケイトからエナジンの研究者だと言われたデイヴィスは、サンプルの調査のことを訊かれ、ジョージが急激に巨大化しているという説明を聞く。
ケイトをジョージの元に連れて行ったデイヴィスは、身長が60センチ伸び、体重は200キロ以上増えたことを伝える。
デイヴィスは、色素欠乏症のジョージは世界に1頭のゴリラであり、最強の灰色グマを殺した話もする。
ケイトから、遺伝子操作のCRISPRについて説明を受けたデイヴィスは、ジョージを治せるのは自分だけだと言う彼女の話を聞く。
その時、空腹で苛立つジョージは暴れ始め、檻を破壊してその場から逃げる。
ジョージを追ったデイヴィスは、駆け付けた警官を制止する。
そこに現れたヘリから麻酔弾を受けたジョージは、意識を失う。
ヘリ上でオオカミを見つけたバークは、麻酔弾を命中させて地上に降りる。
巨大な足跡を見つけたバークの部隊はオオカミに襲われ、ザミット(マット・ジェラルド)らは殺される。
1人生き残ったバークは、待機するヘリに連絡して逃げようとする。
バークを追ったオオカミは、ヘリに飛びかかり墜落させる。
背後からバークに迫ったオオカミは、彼を食い殺す。
拘束されたデイヴィスとケイトは、政府組織の捜査官ハーヴェイ・ラッセル(ジェフリー・ディーン・モーガン)の元に連れて行かれ、ジョージと共に輸送機に乗せられる。
飛び立ったラッセルは、デイヴィスが元アメリカ陸軍特殊部隊員であり、国連の対密猟特別チームに転属した経歴を確認する。
ジョージを乗せたことを危険視するデイヴィスだったが、ラッセルは、急激な成長も計算して強力な麻酔を打ったことを伝える。
他にも”ラルフ”と名付けられた9mのオオカミが出現したことを話すラッセルは、その映像をデイヴィスに見せる。
デイヴィスから、ケイトがジョージを治せると言われたラッセルは、彼女は約2年前にエナジンを解雇され、車内のハードディスクを盗み13か月服役したことを伝える。
ウソをついたことをデイヴィスに謝罪したケイトは、ジョージを治せるかと訊かれ、エナジンは解毒剤を開発したが、それでは無理だと答える。
デイヴィスの情報を得たブレットは、彼と共にケイトも政府組織の輸送機に乗せられたことをクレアに知らせる。
対策は考えてあると言うクレアは、遺伝子操作されたモンスターは低周波の電波に反応するという話をしながら、ブレットと共に屋上のアンテナに向かう。
信号を発信すれば、モンスターはそれを止めに来ると言うクレアは、輸送機のゴリラは暴れ出し墜落するとブレットに伝える。
オオカミは軍が殺すので、自分たちはDNAを回収し兵器を開発して売ると言うクレアは、それにより巨額の利益が得られることをブレットに理解させる。
クレアはアンテナを操作し、信号を発信する。
サウスダコタ州、ブラックヒルズ。
オオカミのラルフは、民間人にも襲いかかる。
メキシコ湾、フロリダ沿岸。
巨大化したアメリカワニが出現する。
信号に反応したジョージは興奮し始め、檻を壊して暴れ、機体は破損して制御不能となる。
ケイトにパラシュートを装着させたデイヴィスは、意識を失ったラッセルと共に機外に飛び出し、パラシュートで降下する。
機体は墜落し、その様子を見ながらデイヴィスは悲しむ。
墜落現場を調べたデイヴィスらは、ジョージの死骸を発見できず、生き延びて北東に逃げたと考える。
ゴリラやケイトらが生きていることを知ったクレアは、現れたFBIのパーク捜査官(ウィル・ユン・リー)らの強制捜査を受ける。
全面的に協力したクレアは、窃盗した過去があるケイトが怪しいことをパークに伝える。
ケイトと別れようとしたデイヴィスは人間嫌いだと言われ、密猟者を捕らえながら、どんなことでもする人間の愚かさを知ったことを彼女に話す。
子供だったジョージは目の前で親を密猟者に撲殺され、彼を助けたデイヴィスは、密猟者を始末したことをケイトに伝える。
ケイトから、ジョージは人間に親を殺されたにも拘らず自分は嫌っていないと言われたデイヴィスは、彼女が、大学を出て絶滅種を救う研究をしていたことを知る。
病気の弟を救おうとした頃にクレアに雇われたのだが、自分の研究をDNA兵器に利用されたため、そのデータを破棄しようとして警備員に見つかったことを、ケイトはデイヴィスに話す。
刑務所に入った1か月後に弟は亡くなったと話すケイトは、ワイデン姉弟の悪事を防ぎたいとデイヴィスに伝えて、納得した彼と協力し合うことになる。
イリノイ州、ベルヴィル、スコット空軍基地。
ラッセルが無線で呼んだヘリで到着したデイヴィスとケイトは、今回の事件の責任者であるブレイク大佐(デミトリアス・グロッセ)の元に向かう。
デイヴィスは、ブレイクが合流したジョージとラルフを攻撃し、シカゴに向かうのを阻止しようとしていることを知る。
ラッセルは、ジョージの育ての親であるデイヴィスと、モンスターを生み出したケイトをブレイクに紹介する。
ブレイクは軍が対処すると2人に伝え、デイヴィスは、ただのゴリラとオオカミではないことを伝える。
ケイトは、コウモリの遺伝子によりバイオソナー能力が2頭に備わり、特殊な信号に引きつけられていると考える。
市民を避難させるべきだとブレイクに意見するデイヴィスだったが、FBIの尋問を受けることになり、ケイトと共に連行される。
何とかシカゴに向かおうとするデイヴィスは、2人の兵士を叩きのめし、病棟の輸送用ヘリを奪おうとする。
そこにラッセルが現れ、ジョージとラルフを止めるには解毒剤が必要だと伝えたデイヴィスとケイトは、助けてもらったお礼だと言う彼からヘリのキーを受け取る。
久しぶりにヘリを操縦するデイヴィスは、苦労しながら飛び立つ。
ジョージとラルフに大規模な攻撃を加えたブレイクは、特殊部隊を現場に向かわせて、2頭の死亡を確認させる。
しかし、生き残っていたジョージとラルフは、部隊に襲い掛かり全滅させる。
ブレイクは、非常事態を州兵に知らせ、砲兵隊をシカゴに送るよう命ずる。
デイヴィスに連絡したラッセルは、シカゴの避難が始まり、2頭が攻撃を突破したことを伝える。
避難は間に合わないと考えながらシカゴに到着したデイヴィスとケイトは、ジョージとラルフが暴れ回っていることを知る。
巨大ワニ”リジー”も川から姿を現し、それを確認したブレイクは総攻撃を命ずる。
中心部の避難が完了したことを知ったブレイクは、空爆の準備を指示する。
ブレイクに意見するラッセルは、仲間が解毒剤を取りに向かったことを知らせるものの、その場から追い出される。
ミズーリ州、ジョンソン郡、ホワイトマン空軍基地。
大規模爆風爆弾”MOAB”を搭載したステルス戦闘機が飛び立つ。
エナジンのサーバーリストを手に入れたラッセルは、シカゴに着いたデイヴィスに空爆のことを知らせる。
ウィリス・タワー。
エナジンのラボに押し入ったデイヴィスとケイトは、FBIがデータを押収したことに気づく。
ケイトは、温度調節器を使いラボを制御するシステムにアクセスする。
ヘリで逃げようとしたクレアは、侵入したデイヴィスとケイトに気づく。
すべてのファイルが消去されていることを知ったケイトは、冷凍保存されていた解毒剤を見つける。
そこに現れたクレアは、それを使っても凶暴性が消えるだけだとデイヴィスとケイトに伝える。
ブレットに銃を向けられたケイトは、解毒剤をクレアに奪われるものの、1本を隠す。
ブレットから銃を受け取ったクレアは、デイヴィスの脇腹を銃撃する。
ケイトを連れたクレアは、ブレットと共に屋上のヘリに向かう。
ウィリス・タワーに着いたジョージとラルフは、ビルを登り始める。
屋上に着いたジョージはクレアらに襲いかかり、ブレットはその場から逃げる。
そこに現れたデイヴィスはケイトを救い、脇腹に受けた弾は急所を外れたことを伝えて、彼女が解毒剤を1本隠し持っていたことを知る。
デイヴィスは、ジョージにそれを飲ませて他の2頭を倒すことを考える。
クレアに銃を向けられたデイヴィスは、ジョージの名を叫び呼び寄せる。
ケイトに解毒剤をバッグに入れられたクレアは、ジョージに掴まれて食い殺される。
1階に着いたブレットは、待ち構えていたラッセルから、持っているパソコンとラットを渡せば見逃すと言われて、その指示に従う。
ビルから出たブレッドは、落下した瓦礫の下敷きになる。
ラルフも屋上に着き、ビルが倒れそうになったために、デイヴィスはケイトと共に離陸ができないヘリに乗り、浮上だけしようとする。
ビルは倒壊し、無事だったデイヴィスとケイトは、生存者がいることを知り空爆を止めさせようとする。
瓦礫の中から這い出したジョージは、以前のようにデイヴィスと会話する。
ラルフとリジーも生きていたことを知ったデイヴィスは、ラッセルと共に空爆を中止させるようにとケイトに指示す、ジョージと2頭を倒すと伝えて別れる。
ジョージは興奮し、3頭は乱闘になりデイヴィスも攻撃する。
ラッセルと合流したケイトは、ジョージに解毒剤を飲ませて効いたことを知らせ、空爆を中止させようとする。
ブレイクに連絡したラッセルは、街の映像を見るよう指示する。
ラルフを倒したリジーと戦ったジョージは、致命的な傷を負う。
ヘリの武器を使ったデイヴィスは、リジーに攻撃を加える。
リジーはデイヴィスに襲いかかるものの、ジョージが背後から迫る。
リジーを倒したジョージは力尽き、デイヴィスが近づく。
その様子を見ていたブレイクは、空爆を中止させる。
ステルスが飛び去り、空爆が中止されたことを知ったデイヴィスは、自分を救ってくれたジョージが息を引き取ったためにショックを受ける。
そこにケイトとラルフが現れ、デイヴィスは多くの人々を救ったジョージに感謝する。
ジョージが死んだふりをしていたことに気づいたデイヴィスは、中指を立てて起き上がった彼を見て憤慨する。
ジョージにケイトとの関係をからかわれたデイヴィスは呆れてしまい、彼女とラッセルと共にその場を去ろうとする。
ジョージは、ビルの生存者を手のひらに乗せて助ける。