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プレイス・イン・ザ・ハート Places in the Heart (1984)

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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

長らく続く大恐慌が原因で貧困から自力で抜け出せない人々、アメリカ南部の根強い差別、家族や家を守るために必死に生きようとする逞しさや心の触れ合いなど、1930年代のアメリカの世情を描く、監督、脚本ロバート・ベントン、主演サリー・フィールドリンゼイ・クローズエド・ハリスダニー・グローヴァージョン・マルコヴィッチ他共演によるヒューマン・ドラマの秀作。


ドラマ(ヒューマン)


スタッフ キャスト ■
監督:ロバート・ベントン
製作:アーレン・ドノヴァン
製作総指揮:マイケル・ハウスマン
脚本:ロバート・ベントン
撮影:ネストール・アルメンドロス

編集:キャロル・リトルトン
衣装デザイン:アン・ロス
音楽:ジョン・カンダー

出演
サリー・フィールド:エドナ・スポルディング
リンゼイ・クローズ:マーガレット・ロマックス
エド・ハリス:ウェイン・ロマックス
ダニー・グローヴァー:モーゼス
ジョン・マルコヴィッチ:ウィル
エイミー・マディガン:ヴィオラ・カーシー
レイン・スミス:アルバート・デンビー
ヤンクトン・ハッテン:フランク・スポルディング
ジェニー・ジャイムズ:ポッサム・スポルディング
レイ・ベイカー:ロイス・スポルディング
テリー・オクィン:バディー・カーシー

アメリカ 映画
配給 トライスター・ピクチャーズ
1984年製作 111分
公開
北米:1984年9月21日
日本:1985年3月9日
北米興行収入 $34,901,610


アカデミー賞 ■
第57回アカデミー賞
・受賞
主演女優(サリー・フィールド)
脚本賞
・ノミネート
作品・監督
助演男優(ジョン・マルコヴィッチ)
助演女優(リンゼイ・クローズ)
衣装デザイン賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1935年、テキサスワクサハチ
エドナ・スポルディング(サリー・フィールド)の夫で、保安官のロイス(レイ・ベイカー)は食事中に呼び出され、少年が発砲した銃弾を受けて急死してしまう。

夫の突然の死に、二人の幼い子供フランク(ヤンクトン・ハッテン)とポッサム(ジェニー・ジャイムズ)を抱え、絶望してしまうエドナだった。

エドナの姉マーガレット・ロマックス(リンゼイ・クローズ)は、そんなエドナの心の支えになる。

マーガレットの夫ウェイン(エド・ハリス)は、町の小学校教師ヴィオラ・カーシー(エイミー・マディガン)と、人目を盗んで密会を繰り返していた。

専業主婦だったエドナは、今後のことを思うと不安が募り、マーガレットに苦しい胸の内を伝える。

葬儀も終わり、その片付けをするエドナとマーガレットの元に、仕事を探していた浮浪者モーゼス(ダニー・グローヴァー)が現れる。
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解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
不意の事故で、保安官の夫を亡くしたエドナ・スポルディングは、専業主婦だった身で二人の子供を抱え、今後の生活に不安が募る。
銀行から借金返済を迫られたエドナは、土地家屋を売り払う提案を拒み、浮浪者モーゼスの考えを信じ、綿栽培を始める決心をする。
心を閉ざす盲目の青年ウィルに、家計の足しに部屋を貸したエドナは、モーゼスと二人で畑を耕して種をまき、綿花の収穫に備える。
ところが、綿花の価格は暴落してしまい、窮地に立たされたエドナは、収穫一番乗りに与えられる賞金獲得を考える。
形振り構わず働き続けるエドナを見て、やがてウィルも心を開き、モーゼスや子供達も含めた、厳しい闘いの日々が始まる・・・。
__________

夫を亡くし、家族のためには後に引くことの出来ない主人公サリー・フィールドを中心に、その家に世話になることになる浮浪者ダニー・グローヴァーの献身的な働きや、次第に心を開いていく盲目の下宿人ジョン・マルコヴィッチなど、誰もが持っている潜在的な良心を、監督ロバート・ベントンは見事に表現している。

第57回アカデミー賞では、主演女優(サリー・フィールド)と脚本賞を受賞した。
・ノミネート
作品・監督
助演男優(ジョン・マルコヴィッチ)
助演女優(リンゼイ・クローズ)
衣装デザイン賞

ノーマ・レイ」(1979)に続き、早くも2度目のアカデミー主演賞を獲得したサリー・フィールドの、小柄な体で奮闘する姿は、逞しくもあり理想の母親像だ。

彼女は「トランザム7000」(1977)などで、元恋人のバート・レイノルズの相手役として、軽いノリの女優というイメージが強かったが、突然「ノーマ・レイ」(1979)で演技派に変身し、当時、そのギャップにかなり驚いたことを思い出す。

当初、浮浪者の泥棒として登場するダニー・グローヴァーと、心を閉ざすひねくれ者のジョン・マルコヴィッチの存在が、本作では際立っている。

翌年の「カラーパープル」(1985)でも、素晴らしい演技を見せてるダニー・グローヴァーは、好感度という点で、本作がキャリア最高ではないだろうか。
デビュー作になるジョン・マルコヴィッチも、後に実力派俳優としての地位を築くことになる、その才能の片鱗を窺い知れる演技だ。

前年の「ライト・スタッフ」(1983)で大役を演じたエド・ハリスや、その妻役を演じアカデミー助演賞候補にもなったリンゼイ・クローズの好演も印象に残る。

エド・ハリスとの浮気相手エイミー・マディガンの、物静かで抑えた演技も注目だ。
また、本作の共演がきっかけで二人は結婚することになる。

借金返済の提案を断られ、義弟を主人公に押し付ける銀行家レイン・スミス、母親と共に苦労を共にして成長するヤンクトン・ハッテンとジェニー・ジャイムズの健気な姿も微笑ましい。

冒頭で亡くなる主人公の夫役のレイ・ベイカー、ヴィオラ(A・マディガン)の夫テリー・オクィンなどが共演している。


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